「まさに傑作」涼宮ハルヒの消失 わたぼうさんの映画レビュー(感想・評価)
まさに傑作
クリックして本文を読む
見る前は、出来が悪かったら嫌なのであまり期待していませんでした。
いざ見てみると。
傑作と呼ぶに相応しい出来でした。
「涼宮ハルヒ」シリーズはライトノベル原作で、既刊9巻。
さらにコミックが3種類連載中で過去に2作が連載されていた。
アニメも2期・全28話が放映されました。
自分は上記の全てに目を通していますが、正直原作に関してはあまり覚えていない。故に映画「消失」は色々と新鮮な気持ちで望んだ結果、期待以上のものが帰ってきた。
アニメ映画としては長めの2時間50分近い上映時間。
それだけのスケールのため、きっちりと作り込まれた内容。
個人的にはキョンの独白シーンと、教室での朝倉に食ってかかる場面、同じく教室で谷口に詰め寄る場面が鳥肌ものでした。
地元民としては、阪急電鉄と思しきマルーンカラーの電車も馴染み深くて嬉しい。
恐らく劇場に足を運んだ方の9割以上が何らかの方法で基礎知識を頭に入れていたと思うが、シリーズ未見の方には本作はどう映ったのだろうか。
漫画やライトノベル、ゲームが原作でアニメーション映画になる作品は通常の実写映画と少し形が異なる。
実写映画は見にきた人すべてに設定を劇中で理解させた上で楽しまさせなければならない。
しかし原作ありのアニメ映画はあくまでメディアミックスの一環なので、そのほとんどがファン向けの作りになる。
原作未見の方も楽しめたのか。そこが分からなかったのでA+ではなくAにさせてもらった。
ファン向けの作品としては十二分にA+です。
最後に、エンディング曲は秀逸でした。
コメントする