「ありがとうハルヒ」涼宮ハルヒの消失 ああああさんの映画レビュー(感想・評価)
ありがとうハルヒ
起承転結がしっかりと描かれた構成。どこをとっても違和感が全くない作画。杉田智和氏の演技力。2時間43分という長尺にもかかわらず見ていて全く退屈になりません。アニメ映画のお手本とも言えるでしょう。涼宮ハルヒの憂鬱はこの映画の為に作られたんじゃないかという程アニメを見ていないと話を理解できませんがアニメ続編の映画としてここまで完成度が高い作品を私はまだ知りません。あとこの映画の凄いとこはハルヒ中盤まで全く登場しないこと。「涼宮ハルヒの消失」なのにハルヒが冒頭以降登場するのは丁度折り返し地点の80分頃なんですよね。ここまでハルヒを全く登場させないことにより見ている我々もキョンと同じく改変後のハルヒを見て安堵させられる。この構成が公開当時衝撃を受けました。またラストシーンのキョンの自問自答シーンはアニメ映画史に残る名シーンでしょう。「憂鬱」の最初の登校シーンを思い出しましたね。今後も私の人生ベスト5映画に入り続けるであろう名作です。
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