劇場公開日 2010年3月13日

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「若さを感じる(公開時に書いたブログから抜粋)」時をかける少女 らっこおやじさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0若さを感じる(公開時に書いたブログから抜粋)

2014年2月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

幸せ

「見に行ってよかった」
ほかの人がどう評価するのか知らないが、おれにとっては今まで見た映画の中でもいちばん良かった(かも)くらい。
今回の「時をかける少女」の内容だけによるものじゃなく、原田知世主演のをロードショーで見に行った(たしか舞台挨拶も見たような気がするので有楽町とかで見たんだろう)記憶にもすごく気持ちを揺さぶられた。
(前作、その後テレビ放映とかで見ると背景合成シーンのあまりのできの悪さに笑ってたけど)

今回の映画見てて「本当に映画っていいな!すごいな!」って思った。

前作、たぶん26?27年前に見て、今年版見て、自分の中で思い出される記憶と映画の中で再現されるシーン(当然演者はちがうんだけど)と絶妙に気持ちに絡んできて泣いた。今年版の主役の女の子(仲里依紗ちゃんと言う子)良かったし、前作の主人公が母で娘が今年版の主人公となるんだけど今年版の主人公もまた消される記憶の中に涙を残して終わる・・・。

前作を見ててよかった、と思った。
今年版見て、映画じゃなければ絶対こんな気持ち感じられないなー。と思った。
アニメ版も全く違うストーリーとして素直に「いい映画だな」と思った。
リメイクとか毎年「1」「2」「3」とかのシリーズものじゃなく、時間が経ってるからこその絶妙のストーリー。

おれが生きてるうちにまたいつか「時をかける少女」新作見られるかな、って気持ちになる。

例えばアバターとか見て間違いなく面白い映画だと思った。
でもアバターはDVD出て借りてきていつ見たとしても「単品ではすごく面白い映画」として見られる。

「時をかける少女」は、映画館で前作を見た”時”と今年版を見た”時”が(多分作品にもそういう意図が)絶妙に絡まる。
前作と今年版をDVD借りてきて続けて見てもきっと今日感じた気持ちにはならなかった。

映画じゃなきゃできないことってこれだよなー!って今日、心のそこから思いました。個人的には最高の気分です。

らっこおやじ