「やっとか・・・」完全なる報復 りりーさんの映画レビュー(感想・評価)
やっとか・・・
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見終わって、またしても、邦題に違和感あり。
司法取引とは、検察側と被告側がする取引で、被告側が有罪を認める代わりに、検察側が刑を軽くしたり、他の訴えを取り下げる制度。 アメリカでは一般的に行われているが、日本では存在しない制度。
そもそも、こんな制度がおかしいんじゃないの??
この制度のおかげで、苦しんだ人はいっぱいいるんじゃないかと思う。
ジェラルド・バトラー演じるクライドの、10年かけた復讐劇。
対するジェイミー・フォックス演じる敏腕検事のニック。
二人の対比が良い。
復讐の一つ一つが、とても緻密に計算しつくされている。残酷だ。
でも、それは、単なる復讐ではなかった。
そこが良い。
ラストに意見ありの方もいらっしゃることだろう。
でも、私は、これで良かったと思う。
炎が、熱いはずなのに、とても冷たく感じられた。
それまでのクライドの心のように冷たく感じられた。
やっと熱さを感じることができるようになったと思うとこれだ。
クライドが言う。
「ファイナリー」
やっとか・・・
ニックは気づいたけれど、これで全てが解決するわけでもなく・・・
そこが哀しい。
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