「もっとドロドロした人間描写を描かなきゃいけないのに、南国リゾート観光風映画になっちゃった」東京島 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
もっとドロドロした人間描写を描かなきゃいけないのに、南国リゾート観光風映画になっちゃった
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韓国映画で「ビー・デビル」という映画があって、小島を舞台にドロドロした人間の愛憎劇が描かれていたが、日本でこの手の映画を作ると、何か物足りない。
もっとドロドロした人間関係やねちっこい性描写があってもイイはず。
全く描かれてない訳ではないのだが、何かソフトな感じ。
清子の夫が死んで次の夫を決めるシーンも、男たちを捨てて清子だけ一人中国人と逃げるシーンも、ユル〜イ雰囲気が漂う。
ラストの襲撃シーンは遂に人間関係が崩壊するが、もっともっとドス黒さが欲しかった。
薄幸な役のイメージが多い木村多江が強かな女を演じて面白い。
だけど、一番の儲け役は窪塚洋介。
あの自由奔放な役は存在感を放つ。
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