「ブラック?」メアリー&マックス 火猫さんの映画レビュー(感想・評価)
ブラック?
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下品で下世話で下ネタ満載。
無邪気で無防備、来るもの歓迎・去るもの追わず。
怠惰で大食、大層呑気。
あーっ、もっと英語が出来たらなぁと痛い思い。
rubとloveはわかったけど(あれrubb?)随分とおいしいところを笑い損ねているんだろうな。
本の背表紙ひとつも見逃すまいと頑張りましたが、所詮わたしの英語力では付いていけません。
それにしても、uglyを人の形容に使うなんて(聞き間違いでなければ)辛辣を通り過ぎて、あり得ないレベル。
この表現は、おそらく日本人が考えるより強烈でしょう。ネイティブの知人がいないので確かめられませんが、きっときっと本当に酷い言い方です。
二人とも、わたしが味方だからねって言っても届かないけど。あーっ出来ることなら、このまま延々と続いて欲しい。いっそ終わらなくてよいからね。
金魚だって、また飼えばいいじゃない。もっと、じゃんじゃん飼ってよ。そう願っても。
『メアリー、あなたは私!』
『マックス、君は私!』そう叫びたいほどなのに
否応なくラストシーンはやってきて、見事にうっちゃられ、突き放されてしまいます。監督を恨んでも呪ってもせんなく、呆然と扉を押して外に出れば、泣きそうが顔が目に入ってきたりして。
私も情けない面なんだろうなー。
ブラックなんてもんじゃない。黒を通り越して、その先の先の先は、涙色でした。
愛すべき愛すべき愛すべき佳品。
P.S. シナリオと解説付きの『メアリー&マックスを100倍楽しむ』的な本の出版は無理ですかねぇ。
勇気ある出版社さん、いらっしゃいませんかぁ?
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