劇場公開日 2010年10月9日

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冬の小鳥のレビュー・感想・評価

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3.0少女の成長

2019年9月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

ドキュメントに近い作品。
故にドラマ性には乏しい。
見ていて心動かされることは少ないが、
心に残る作品。

この作品もそうだが、
韓国映画には独特の間があって、
「そこはもうちょっとカットして短くできるんじゃないかな~」
と思うことも多いが、
逆にその間がないと後々のシーンが生きてこないのかな、
と思うこともしばしば。
ジニが脱走しようとしたシーン
ジニが仮病で残った後の行動。
尺が長すぎるような、魅せられてるような。

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クリストフ

4.0キャンディキャンディ

2019年1月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 序盤で田舎の田んぼでキム・セロンがおしっこするシーンがあった。いいのか?こんなシーンを撮って・・・

 最初はだんまり屋さんで、ご飯もテーブルから払い落としたり、逃げ出そうとしたりで周りは皆手を焼いていたが、2歳上のスッキと仲良くなり、人間らしさを取り戻したジニ。怪我をした小鳥をこっそり飼っていたが、やがて死んでしまう。

 やがてスッキを気に入るアメリカ人夫婦。懸命に自分を売り込む姿がいじらしく思えるほど。ジニに一緒に行こうとまで言ってくれたのに、ジニはあくまでも父親が迎えにくると信じているのだった。

 孤児院モノ映画。日本じゃよくある内容だからストーリー的には新鮮味はない。最後はジニにも貰い手があったし、というか、パリまで一人で行かねばならないというのは珍しい。一波乱あるかと思っちゃいました。なぜか終盤になってから若干ドキュメンタリータッチになったような気もする。

 キリスト教系の孤児院。初潮があったら貰い手がなくなるといったエピソード。死んだ小鳥と同化するかのように自分で穴を掘って埋まる仕草(直後にマリア像のカットイン)。脚の悪い長姉イェシンの失恋エピソード。終盤の写真撮影で初めて笑顔を見せるジニ。映像表現・編集がとにかくうまい。

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kossy

3.5☆☆☆★★ ※ 鑑賞直後のメモから 『この道は母へと続く』『クロッ...

2018年1月6日
iPhoneアプリから投稿

☆☆☆★★

※ 鑑賞直後のメモから

『この道は母へと続く』『クロッシング』(韓国)系良質な作品。
上記2作品は、主人公の男の子がみずから行動して打開しようとするが。この作品では、監督自らの自伝的作品の為に、作為的な盛り上げは無い。
上記2作品並みに、幾らでも映画的な虚飾は可能だったと思うが。流石に自分に嘘はつけなかった…ってことだろうか?

足が悪い、姉さん的存在の女の子。占いを信じて海外に行きたい女の子等。触れ合った女の子達とのエピソードが、淡々と綴られて行く。
みんながお別れの場で歌う♫蛍の光♫がもの哀しい。

敢えて盛り上げを拒否したラストをどう受け取るかで、評価は別れるか…と言ったところ。

2010年10月14日 岩波ホール

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松井の天井直撃ホームラン

3.5いきなり父親に孤児院に預けられ、現実を受けとめられずに心を閉ざしな...

2017年7月1日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

いきなり父親に孤児院に預けられ、現実を受けとめられずに心を閉ざしながらも、孤児院での生活を淡々としてゆく。

順々に孤児院を巣立っていく子を見送りながらも、それを自分に置き換えられず、亡くなった小鳥を埋葬したのを自分に投影して、マイ埋葬の穴を掘る。

孤児院の子どもって敏感にいろいろ感じているだろうに、闇を隠しながら蓋をしながら集団生活する現実を知った。

父親を思う気持ちが痛いほど伝わってくる。

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キッスィ

4.0埋葬 無かったことにするか、いつまでも墓標とするか

2014年6月8日
iPhoneアプリから投稿

泣ける

知的

フラッと入って見たけど、韓国映画はエンターテイメント部門しか作らないという偏見を打ち砕いてくれた。
子役が素晴らしい女優さんだった。
まだ韓国はあの戦争から45年くらいしか経ってないんだな。ただの休戦中の国。
そして、そこには全く日本の影がなかったなぁ。
彼女が旅立ったあとも、蹂躙されまくった国土の墓標としての施設が残る。

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たけたけ

3.0世の中のせいにしたくないが………

2014年3月11日
Androidアプリから投稿

泣ける

悲しい

難しい

冒頭、父親と一緒に施設へ向かうまでの娘の姿と施設に入っても父親を信じて待とうとする姿がいじらしい。
状況を理解して、次第に変わってしまうのも悲しい。
里親と施設をさるシーンに小鳥が飛び立つ姿が重なった。

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うにたん♪

4.0何気なく観たら

2012年12月24日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

何気なく観たら引き込まれてしまった。

主演のキム・セロンの無表情な演技。

暗く寂しい内容の映画だけど、観る価値あり。

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ぴよぴよ

4.0子役の演技が素晴らしく、身につつまされます

2010年9月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 それにしても冒頭は、痛々しい。新しいよそゆきの服を着てお出かけ。焼肉屋に入り、好きなメニューを注文し、二人で宿にお泊まり。翌日にはケーキを買い、バスに乗るところまでは、どこにでもありそうな親子の幸せな関係に見えました。ジニはお父さんにぴったりくっいて甘えていました。冬枯れの畑の中に建つ大きな門のある建物に着くまでは。

 だからいきなりの別れには、見る方もショックでした。実の子供を孤児院に入れるなんて、親の心境は全く語られません。唯一ジニが孤児院の親友に語るには、新しいお母さんとの間にできた赤ちゃんに危害を加えたと誤解されたので、ここに連れてこられてしまったのかも知れないとのこと。そうだとしても、血の繋がった親のすることではないと思います。せめてジニが孤児院に連れてこられるに至ったエピソードを描いて欲しいと思いました。
 その後一緒にアメリカに行こうと固く約束した親友にも裏切られて、孤独になったジニは、可愛がっていた小鳥を埋めた場所を掘り返し、自らも「埋葬」しようとするシーンが衝撃的でした。辛いシーンが多い本作ですが、要所では、ユーモラスなエピソードもあり、暗いばかりの作品では、ありません。むしろ孤児院の子供たちは、新しい里親と出会って、自分の夢を叶えるのだという前向きの気持ちをもって過ごしているところが、見ている方の気持ちの救いとなりました。

 但し本作は、プロデューサーの急死によりラストの撮影が中断したため、ラストシーンがかなり急な終わり方になっているところが惜しまれます。ジニが飼っていた小鳥は死んでしまいましたが、ジニ自身は、気持ちを切り換えて、冬の孤児院を飛び立つ小鳥であって欲しかったです。その一番大切な心境の変化が、あまり描かれていなくて、唐突になってしまった部分は、もう少し掘り下げて欲しかったです。
 同じ孤児院を描くフランス映画『コーラス』もラストは、あっけなかったですが、音楽で感動できました。孤児院を舞台にした場合、最後の落し所は似てきます。それだけに一工夫は欲しいですね。

 なお、ソル・ギョングが、ジニの父親役でカメオで出演しているところも話題となりました。

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流山の小地蔵