ボリビア南方の地区にて

解説

裕福な家族とその忠実な使用人の関係を通し、南米ボリビア社会をリアルに切り取った家族ドラマ。ボリビアの首都ラパス南部の高級住宅地に佇む1軒の豪邸を舞台に、そこで暮らす母親と3人の子供たちが先住民族出身の使用人たちと織り成す日常とやがて訪れる転落を、斬新なカメラワークを用いて描いていく。本作が長編第4作となるボリビア人監督フアン・カルロス・バルディビアが監督を務める。第22回東京国際映画祭コンペティション部門出品。

2009年製作／108分／ボリビア
原題または英題：Zona Sur