パラノーマル・アクティビティのレビュー・感想・評価
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宝くじ、当選おめでとう。
超低予算で、驚きの収益を上げた作品。
正直、高が知れている、とは思いつつもホラー好きとしては、捨て置けない。
予想をはるかに下回るレベルの作品。どっかのB級ホラーで見たことのあるような、映像とアイデアの切り貼りで、新鮮さがない。映像専門学校の学生の制作課題を見せられているようだった。
上映時間自体は最近の作品にしては長くないが、とにかく退屈で、退屈で、体感時間は倍以上。15分連作のショートホラーの中の1話で上手にまとめて見れる作品になるかも。
なぜ、この作品が全米で大ヒットしたのか。Jホラーが大きな助けになっていることが容易に想像できる。低予算で多くの客を呼べるホラー映画はハリウッドで一大ブーム。
この映画の売りは超低予算。では、お金をかければ、もっと凄い作品ができるかというと、甚だ疑問だ。
ブームで客の流れがある中、目立った売り文句があっただけの話。話題が話題を呼んでしまった、というのが真相だろう。
話題作だからと、免疫のない人が見ればビックリするかもしれない。悲しいかな、私には刺激が少ない上、リアリティーの欠片も感じさせない雑な設定で体感映画にもならなかった。相反すると思う人もいるかもしれないが、ホラー映画には、ウエットが絶対不可欠。所詮、荒唐無稽な与太話なのだから、頭から信じて貰おうなんて、無理な話だ。
とりあえず、こんな感じ、で制作した作品が大当たりしてしまったのは、幸運ではなく、不幸なのではないだろうか。
ドキュメンタリー風映画は当り外れが多い
他の方のレビューを見て『本当にそんなにつまらない内容なのか?ホラーを見慣れている人から見れば怖さが足りないだけでは?だって全米1位という事実があるんだから』と思っていました。
結論、ホラー映画に初挑戦!という人には、この映画から始めたらいいと思います。1回でもホラー映画を見たことがある人は、他のホラーをお勧めします。
意味のない内容が延々と続き、時折『この”間”は怖さを演出する上で大事な要素』と思われるところがありましたが、結局”間”の取り方だけしか印象に残りませんでした(大事なだけで”うまい”とは思いませんでした)。
この映画を”怖い”と思う人は、『お化け屋敷に行けば100%失神する』という人くらいではないでしょうか?
ドキュメンタリー風に仕上げた映画は本当に当り外れが多いですね。
RECはよかったですが、ブレアウィッチとこの映画は『この内容で金を取るとは”怖い”』と思わせてくれます。
ブレアウィッチ??
ブレアウィッチ・プロジェクトに似てるなって言うのが率直な意見です。
ただ、“敵の見えない怖さ"っていうがリアルティを感じさせるんだと思います
映画の設定というか、構成も現実的で、見終わってから家の中が怖いなって感じます
ただ、この映画に¥1800は払えないと思います
でも
見る価値はあると思います
こんなもんでしょ
いわゆるフェイクドキュメンタリーです。
低予算でそれなりに怖く撮れてるので、「まぁこんなもんじゃない?」と思うのですが、あれだけインフレ気味な宣伝文句を見せられた後では納得ができないのも事実。
怖いというよりビックリというほうがしっくりくるかも(暗闇で驚かすタイプのものです)。
前半部分は少し意識が飛びました(寝ました)。
予告編で煽りすぎだよ
低予算で大ヒット!
ハリウッドがリメイクを断念!!
そんな宣伝文句に魅かれ
のこのこと行ってしまいました。
劇場は10代前半から20代くらいと、
まさに予告編で恐れおののく表情を
スクリーンで露わにしていた女の子たちと同世代。
これくらいの年頃の子は
この手の作品が好きなのでしょうか?
☆彡 ☆彡
ホラーじゃなくって
コントとして見るべきだったかなぁ(苦笑)
「怖かったぁ~~~」
「チョー、怖かったぁ~~~」
そして劇場スタッフの掃除開始、
退去命令を無視し座席に座りっぱなし
上映終了、客電点灯後、
大多数の若者たちのリアクション
私のように、腕組んで考え込みつつ
薄ら笑いを浮かべて去る輩は少数派でした。
『フォースカインド』
昨年、観た映画ですが、
ぶっちゃけ、こちらのほうが怖かった(苦笑)
コントとしてみたほうがよかったかなぁ
そう感じたのは一歩引いて見ると
製作費がないからが所以、というのがよくわかるんです
「上映されるかすら、わからなかった」監督談
登場人物3人だけ
もう1人登場しかけるけれども海外出張中で不在(ギャラねぇよ)
撮影場所は家1ヶ所のみ
怪奇現象に彼がホテル手配するも、
ここで大丈夫だからと彼女態度を翻す(移動なんかするお金ないよ)
ムカッ!
あれっ?
そんなシーン、
すべて製作費の少なさに
結びつけると解消されてしまう。
あえてくくるのならB級ホラーなのでしょう。
☆彡 ☆彡
アメリカ人は、
こういった作品が好きなのかな?
それともクチコミで
尾ひれがつきまくったのかな?
『ラブリーボーン』同様、
予告編で煽りすぎたな、が正直な気持ちです。
まさかとは思いますが、
予告編で最後に号泣していた
メガネをかけた女の子。仕込みじゃないですよね(苦笑)
良い意味で観たことを後悔した
一人で観に行ったのですが純粋に怖かったです。
また、余分な期待などがなく素直に恐怖を感じ、作りものであった事に安心しました。
やはりアメリカ的な目線で作られており、アメリカ的な宗教的な感覚や視点がない日本人には受け入れにくいものかもしれない。
話の内容が所々作りものぽかったけど久しぶりにに良いホラー映画に出逢いました
ホラー映画?
2月3日、学校終わりに友達と
梅田ピカデリーで観た。
宣伝や予告では
"ものすごく怖い"ということで
一応楽しみにしてた。
ホラー系は裏切られやすいから
期待はしてなかったけど←
【感想】
正直なところ、しんどかった。
同じような場面の繰り返し
あと演出の関係上やけど
ハンディカメラ的なもので
撮ってるから画面が定まらない
目が疲れるし、気持ち悪かった
まともに観てると画面に酔う。
内容も話の筋道が全くないし
彼氏の態度も好奇心でしかない
あと途中で出てくる博士、
必要無かったと思う。
関わりたくないの目に見えてる
専門外とか言って逃げてるだけ。
ラストはケイティが
野生化しただけって感じ。
怖いとかは思わないけど
とりあえず内容が茶番過ぎて
後半に進むほど
ずっとくすくす笑ってた。
レディースデーで
安かったから良かったものの
1800円も出して観る価値はない
最後の会場の一体感は
すごいと思ったけど。
まぁ茶番過ぎたので
ネタにはなるかなと思う。
この映画が流行ることがパラノーマル
超低予算で自主制作のフェイクドキュメンタリーということで、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』みたいな怖さとか面白さがあるのかなぁとか思っていたのですが、宣伝効果に思いっきり騙されたってのが正直な感想です。
たった135万円で、撮影地は監督の家、編集は監督のパソコンでここまで作ったっていう意味では凄いのかもしれませんけれども、正直、なんでこんなもんが興行収入95億円も叩き出すねん!って思ったし、映画というより、マスコミ等による宣伝効果と、口コミの凄さの方に驚きました。
これは、個人の感性(感覚)にもよると思いますが、要所で少々ビクって驚ろくというか、突発的にビックリさせられるようなところはありましたけれども、個人的に全く怖くはありませんでした。
映論での規制も特にないように、残酷なスプラッター描写があるわけでもなく、これはホラーなのか?という感じ。(というかフェイクドキュメンタリーとか、モキュメンタリーとか言われるようなジャンルなんでしょうが…)
確かに、撮影に使われたハンディカムを、持たずに据え置きしている状態の時は、当然独特の間が生まれて、その間の中に緊張感が漂ってはいましたが、そのカメラ据え置き状態の時にこそ、何かがおきると分かってて、こっちは構えて観てるもので、何かがおこっても大した驚きはないんですよね。
そして、こういうホラー?には欠かせない主人公カップルの2人なんですけれども、終始イライラさせられました。
確かに一日中カメラを回されてたら、監視されてるみたいでイライラもするでしょうし、得体の知れないものが家の中に居ると思ったら、不安でしょうがないでしょうが、ホントイライラさせられました。
この怪奇現象を暴きたいのか暴きたくないのかどっちやねんと。
めっちゃ怖いホラー映画を想像して観ると、肩透かしを喰らうんじゃないかなと思います。
なので、逆に言うとホラーが苦手な人でも観やすいホラー映画なのかもしれないとも思います。
そしてこれは、膨大な予算が組まれて製作された大作のハリウッド映画などではなく、超低予算の自主制作映画ですので、そういうことを踏まえて観た方がイイと思います。
口コミの凄さと、予告編の上手さに乾杯(若干皮肉)
B級映画としては良くできているが。
ブレアウィッチプロジェクトは、「怖い」部分が、あっという間に終わってしまったので、消化不良だったが、このパラノ-マル・アクティビティ-は、その「怖い」部分が、少々長めに時間を取られている、しかし結末(結果)は、大差ない。がっかりです。ドキッとする部分は、最後の1回だけ。夢に出てくるような映画は、洋画に期待してはいけないのですね。 CMで、泣いている人がいるが、私には理解できない。決して劇場を出ても怖さが残る作品ではない。マ-ケティング戦略が上手かっただけと思う。それにしても最後の何も映らない30秒ほどの間はなにか?(劇場の不手際??)
怖いけど、リアリティへの追求が足りません。
他の方のレビューで「そんなに怖くない」と聞いていたが、自分には「勘弁してください」ってくらいに怖かった……。
まあ元来ビビりな僕の『怖かった』はアテにならないが、序盤で起こる怪奇現象の後で劇場から逃げ出す方もちらほらいたので、このテの映画が怖い人にとっては堪らなく怖いんじゃないかと。
眼球の前に針を突き出されているような緊張感が延々と続き、観終わってからドッと疲れた。
とはいえ、結局のところはお化け屋敷的な、『飛び出てビックリ』な怖さでしかない。
エスカレートしていく怪奇現象には恐怖を覚えても、謎を追うごとに深まる恐怖や、後を引く恐怖といった要素は皆無。
ストーリー展開も一本調子だしね。ラストにも他作品とは違うヒネリが欲しかった(当初予定していた別エンディングもあるらしいが)。
主人公達の行動にリアリティがないのも×だ。
特に、本気で怖がりまくる彼女をそれでも冗談交じりに撮り続ける彼氏のアホさ加減には辟易。こんな奴、現実にいるか?
『REC』『ブレアウィッチプロジェクト』『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』には「それでもカメラを回し続ける」という理由が明確に存在したが
(ジャーナリストとして真実を伝えるという使命感や、現実を映像として受け入れる事での恐怖の緩和といった具合)、
この映画ではその理由が見当たらない。記録映像を霊能者に見せて相談する訳でも無く、単に彼氏が撮りたいから撮っているだけなのだ。
最後の方ではその理由すら無くなる。まあ撮らなきゃ映画にできないけど。
「逃げても無駄だから」という理由で主人公達がどこにもいかないのも妙な話で、教会に逃げ込むとか、誰でもいいから人が沢山いる所に行こうとするとかしそうなものだが、どうだろう。
低予算で良く頑張っているとは思うし、怖いとも思うが、映画の総合的な出来としてはイマイチ。リアリティ不足です。
非常に残念。ラストのオチはただのホラー映画!!
この映画を観て一言。
もうねぇ~残念でならないわ!!
この映画の宣伝の担当者から、非常にプッシュされていたんですけれども。
全米でもかなり話題になっていたし、CMもかなりドキドキ感があって、すっごく期待していたのね。
ところが、いい感じで進んでいたのに、ラストのあのオチで、ただのホラー映画になってしまいました。
非常に残念。
これだったら、映画館で見るより、自宅でひっそり一人で部屋の電気を消して観ていた方が、怖いかも。
とにかく、残念で仕方がないわ!!
もうこれしか言えない。
とても、残念な映画でした。
まぁまぁぼちぼち
制作費135万円なのに
猛烈に怖い映画。
と公開決定前から評判だけが
伝わってきていて、
気になって仕方が無くて
映画の日だったので
残業を断って観に行ってきた
のですけれども。
感想としては、
「うむ。普通である」
残業すりゃ良かった。
と、言った感じでした。
内容としては、
現在再び流行(?)のPOV形式で、
こんなやり方もあるよ的な作風でした。
とある家に起こる超常現象と
…ついでに普段の暮らしも
日々録画したので観てね。
みたいな感じで。
どちらかと云うと、
似た様なテーマでは一昔前の、
ブレアウィッチプロジェクトの
方が、ワタクシは
ドキドキして観ていた
かもしれません。
終盤まで結構退屈でしたが、
上映時間も短いし、
なんとか興味を損なわずに
最後まで観る事が出来たので
まぁ、良かったです。
超低予算と言う土台を考えると
他の映画と比較しても
仕方が無い様な気がしますし、
YOUTUBEでも良かったんじゃ
ないすか?とも思いました。
まとまった小遣いと
アイデアがあれば、
誰でも撮れるかもだ。
と、思わせられました。
わが国からもこう言う
ちょいと驚かせるものを
撮る人が現れれば良い。
と、思いました。
ここまで鳴り物入りでなくて
もうちょっとひっそり上陸して
知ってる人は知っている映画
であって欲しかったかもしれません。
あと。
最後の最後、劇場内が
笑いに満ちていたのが
最も面白かったでした。
理由は、劇場で確認してください。
淡々と観進めていくと......怖い映画でした!
実話のような扱いの映画.....本当に実話なのか???
彼女は、幼い頃から超常現象に悩まされている....同棲した彼は面白がってビデオカメラを寝室等に仕込みその現象を捕らえようとする....ドキドキハラハラするような現象が.....そして、どんどん相手(霊?)を怒らせ最後の結末は.....。
100万程度の低予算で作られたというから.....でも、本当に実映像の如く描かれている.....気楽な気持ちで淡々と観進めていくと.....誰の許可を取って公開したのか???....って考えるとやっぱり、よくできたホラー映画???....残酷な殺戮シーンとかはなくて良かったけど.....心理的に怖い映画でした....。
refund!!
新宿の東急スクエアに2月1日の19:00の回で観て来ました。
これは結構な噴飯ものですね。
観終わった後、なーんも残らないんだもの
怖くもないし、キャラクター不細工だし、途中で寝てしまいました。
最後が予想とドンピシャでさらにグッタリ
ただスタッフロール無くて映像が流れなくなり…
「ん?まだあんの?」
…
…
…照明点いて…
…終わりかい!!!
ところでここの映画館、椅子以外は良いとこなし
客層もちょろちょろ動く人とか多くてウンザリ
この映画館には2度と来たくない!
やはりこの程度・・・
国内公開初日。
レイトショーにも関わらず(レイトショーだから・・・?)、予想以上の観客で埋まった劇場内、流石に宣伝効果が相俟って観る者の期待が大きいのだなとつくづく感じながら、本編は開始された。
・・・86分後、本編終了・・・
席を立つ周りから漏れる溜息にも近いシラけ感・・・。
誇大広告の怖さ。
確かにアメリカで騒然となった事実は分かるが、他のレビューにも多く書かれているように、これは明らかに国民性(嗜好性)の問題(差)であると実感した。
バキバキに人を殺しまくるスプラッタものを得意とするアメリカと、内面をエグる心理的描写を得意とする日本。
本作のような「何かある・・・」的なアプローチに関して、我々は数多くの傑作に触れてきており、本編から受ける衝撃はほぼ皆無に等しい。
海外ではその逆なのだと・・・。
いきなり音がしたり、主人公の女が絶叫するシーン(演技は巧い)だけが、部屋の中の「静」との対比を盛り上げている程度で、延々とカメラを回し続け、昼と夜のシーンの繰り返し・・・登場人物も4人だし、退屈この上なし。
オチに期待しながら観ていたが、最後までこの書きたくもない否定的な評価を覆す要素は出て来なかった。
本編終了後、クレジットロールもなく、約1分間の暗黙状態が続くが、これは制作側の「静」に対する「恐怖感」を煽る演出なのだと理解はするものの、共感は得られない。
恐らく公開初日の動員数は、ここ日本でもそこそこの数字になるだろうが、こような口コミが出回っている現状からすると、今後観客の足並みは急激にストップするだろう・・・残念ながら、これがマスコミに踊らされる国民性の悲しい現実。
1800円の価値はない。
結構がんばってますが、所詮は低予算映画。
リアルにする為に音楽もなし、映像も地味。
最後の5分くらいをみればいいんじゃないかと。
そのラストに向けて伏線がいっぱいあるわけでもない。
正直最後まで退屈で長く感じましたね。
ブレアウィッチよりは良かった程度。
どうしても観に行くのならレイトショーで安くあげましょう。
DVDが出ても観る必要はないでしょうね。
そこまで怖くはなかったかな
始まってすぐにストーリーに引き込まれます☆
どうなるんだろう?とドキドキしながら観てました。
ただ、終わり方が・・・イマイチ。
試写会で見たので文句言えませんが1,800円だして見ていたら、ガッカリしたかもしれません><;
ミカ(彼氏)がケイティ(彼女)とても優しくて羨ましかったです。
フィクションでホント助かったと胸をなで下ろしたぐらい、背筋が凍り付きましたね。
本作は、ゲームデザイナーのオーレン・ペリが監督・脚本を務めた自主製作映画でした。製作費はわずか1万5千ドル(約135万円)と低予算であり、映画全編が監督の自宅で撮影され、7日間で完了した作品。さらに編集作業は監督が所有するパソコンを使って行われたそうです。但し、ドキュメンタリーを装っている本作は、キャプションなど敢えて伏せて、観客にあたかも実際に起きた記録映画のような錯覚を抱かせることを狙っているようなのです。
異色なのは、エンドロールがないこと。突如不気味な効果音だけのこして、暗転のままの何も写らない映像が数分続いて、いきなり終わりました。
その直前に最大の恐怖シーンを見せつけられていた観客は、何かが起きるかも知れないと固唾を飲んでいたのに、あ!という結末には肩すかしを食らったようで、試写会場が上映中にも関わらずざわめき、終了後もありゃ何だと口々に作品の真偽を語り合っていました。
作品自体は、夜な夜な怪奇音に悩まされていた同棲中のケイティのために、彼氏であるミカがプロ用のハンディカムを購入し、夜中に何が起こっているかを確かめるために寝室にカメラをセットすることから始まります。
最初はドアがかすかに動くぐらいの現象で、なんだぁこの程度?と言うお気軽な感じです。ただこれは本の序の口。ホラー映画の手順を踏まえた展開で、次第にエスカレートしていきます。それでも表現としてはホラー映画のそれの方が数段センセーショナルでしょう。だけれども、素人臭い青年が手持ちカメラでライブに撮影していく映像は、ちょうどPOVで作られた『●REC』のように臨場感がたっぷりなんです。思わず実録映像として見てしまい、戦慄を感じてしまうこと請け合いです!
途中、昼間の生活にもカメラは密着。だんだん酷くなる現象に、ケイティは憔悴しているのに、ミカの方は面白い映像が取れたと喜色満面。霊の存在を信じないミカは、好奇心から目に見えない存在を挑発しだします。
そして友人から借りてきた降霊ボードまで持ち出して、交信しようとするのです。そのボードに勝手に火が付いて、文字が描かれるところは、ドキッとしました。
だけれど恐い物知らずもほとほどにしないと取り返しの付かないことになります。カメラ撮影はかえってマイナスと気付いたケイティは、あくまで撮影を続行するミカと大喧嘩となります。
結局救いを求めて霊能者を自宅に呼んできても、自分の範疇ではないと退きます。ケイティが挑発していた相手は、単なる悪霊でなく、悪魔の仕業だったのです。
さんざん挑発した果てに二人を待ち受ける最後のクライマックスには、さすがにぎょっとする絶叫シーンが用意されていました。
フィクションでホント助かったと胸をなで下ろしたぐらい、背筋が凍り付きましたね。このラストは。
ということで、『●REC』同様とても恐いけれど、映画の世界にのめり込んで楽しめました。
本作は、スティーブン・スピルバーグが本作を絶賛し、リメイク権を得たものの、完成度の高さからリメイクの必要なしと考え諦めたという逸話があるそうです。また配給元のパラマウント映画は続編の計画があることを発表しています。
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