バグダッド・カフェ 4Kレストア版のレビュー・感想・評価
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個性的な登場人物
登場人物がそれぞれ個性を持ち、かつ、自分に正直な感じが良かったです。
当初のブレンダは最悪のコンディションでした。常にイライラしており周囲の人間に当たり散らしていましたが、ヤスミンと関わる中で元の性格を取り戻して行またように感じます。
元は音楽好きの陽気な女性だったのかな。
全体を通して、ヤスミンの人柄でモーテルの利用者が噛み合いハマっていく過程が見ていて楽しかったです。
ただ彫り師女性だけは別でしたね。彼女は居場所や家族ではなく、程よい距離感の人間関係とある程度の仕事を求めてモーテルにいたのかな、と思います。
皆んなが仲良く楽しくを望むわけではなく、そうではない人間もいる、というところが現実味あって良かったです。
また、モーテル周辺の風景がとても絵になり、ふと切り取られたシーンが美しかったです。
居場所を見つけた
あまりにも有名な主題歌、Calling you。
映画本編よりも大きな存在になってしまったように思う。
この曲がなければ、この映画はこれほど有名になることは無かったでしょうね。それほど曲の持つ力が強い。それを再認識した。
ストーリーには特別な捻りはない。
斜めのカットとか、光とか、印象的に挿入されるブーメラン。当時はそういうシーンが斬新だったのだろうか?
ブーメランは、上手に投げれば元の位置に戻ってくる。主題歌とともにこの映画のテーマを表す重要なアイテムだと思った。
偶然見つけた自分らしく生きられる居場所。
客人来たりて気づいた自分たちの可能性。
偶然の出会いがお互いの人生を変えていく。
ミステリアスで郷愁を誘うCalling youを聞きながら観る現代のおとぎ話。
なるほどの良作
良いけど、
36年後のリベンジ
初めて投稿します。学生時代バブル中、この映画の評価が高くて、音楽・アート・映画に感性を揺さぶられていた時代でしたが当時の私は寝落ちする程全く味わえませんでした。美女や強いヒーローもいないし、どこに感動、映画的カタルシスが有るのか?記憶も曖昧なまま、今回映画館に。デブの白人おばさんとヒステリックな黒人おばさん、男は大体ダメならやつばかり舞台は汚い田舎のモーテル…でも何⁈なんて魅力的な人達なんだろう!途中マジックのシーンが長いのはしょうがないけど、あのシンボリックなcalling youとチャーミングなドイツ姉さんがグイグイとみんなを巻き込む!
年月を経てこの良作にどっぷり浸かれてサイコーでした。自分はどの配役のタイプかなと考えました。恐らく少し拗ね気味に楽しい場所から敢えて去ってゆくタトゥー姉さんかなぁ…
人々を惹きつける人柄
映画って本当にいいですね。
福の神
とても面白かったこんなに愉快なコメディで友情がエモい作品とは知らな...
荻上直子系
めっちゃチルいと思ったらカムバックしてきた時にめがね(もたいまさこ)の絵が浮かんだ
カムバックしたとこで切らずにちゃんとハグしてその後日談まで描くのは日本とハリウッド(?)の差だなーとは思います
観てよかった〜
レンタルビデオを借りて、
観たような観ていないような…。
ところどころの場面と、有名な“コーリングユ~♪”
というフレーズは覚えているから、観ているはず!と思いながら、
映画館上映されてるいるこの機会を逃してはならぬ!と鑑賞。
結果、映画館で観れて良かった~。
男運があまり良くないのかな?
見た目も性格も正反対の二人の女性が
友情を育んでいくその課程がテンポよく描かれていて、
最初はイライラしっぱなしのブレンダに
眉をひそめてしまっていましたが、
彼女がヤスミンのチャーミングさに癒されていくのに合わせて、
私自身もだんだん頬が緩み口角があがり、微笑みながら観ておりました。
絵葉書のような風景
登場人物のキャラクター
色味・色彩
アングル
そして、ここぞっ!という時に流れる
“i'm calling you”
全てのピースがキレイにハマっていて、
あ~、良い作品を観たな~という満足感で映画館を後にしました。
鑑賞動機:そりゃ当然名前は知ってるけど見る機会がなかった10割
それこそむかーし、劇場で売られていたポストカードで存在は知っていたが、こんな話だったのか。
こちらのコンディション悪目で、前半苦労したけど、ジャスミンが周りに受け入れられ出したあたりから復調して、楽しく見ることができた。何から何まで気に食わなかったのが、するすると反転して、実に爽やか。
カタコトの英語もちょっと可愛らしく見えてきて、あらあらまあまあなシーンもちょっと微笑ましく思えた。
古さを感じない。普遍的名作!
こんなに良いとは!!
凄くいい!凄く好き!!そしてきっと数年前のこれほど映画をよく観るようになる前の自分だったらこの映画を好きと感じること無かったと思うから、そんな自分の変化も嬉しい!!!
冒頭のブレンダのギャンギャンは仕事後かつ週末金夜の疲労困憊な頭と身体にはかなり響いて選択間違えたかと一瞬後悔。
けど、ヤスミンちゃんの登場で一気に空気が変わったー。
良すぎて自分ごときでは上手く言語化出来ないのがもどかしい。
なんつーか、人生って何が転機となるのか本当にわからないもんだねー。そしていつでもポジティブに笑顔でいられるヤスミンちゃんみたいにアタシもなりたい。
ヤスミンちゃん、マインドだけぢゃなくかなりボディポジティブなのも魅力的🩷
繰り返しみたい。
だから円盤探して買う!!
コーヒーマシンの修理と心の邂逅
映像、美術が美しい。
20代に観ても40代に観ても大好きだった
ずっと映画館で観てみたかったやつ。
もう何と言ってもコーリング・ユーだよね。
一度聞いたら耳に張り付いて忘れられない。
生活がいっぱいいっぱいで全方向に怒りを発散させながら生きてるブレンダの所に、海外旅行中のセレブなドイツ人が突然現れて、彼女の生活を穏やかにでも結構強引に変化させていく、のだけど。
ヤスミンが淑女のスーツ姿から、どんどん服をアレンジして身軽になっていく様は、既視感あるなと思ったらアン王女だわ。
アン王女はどんどん袖が短くなっていったけど、ヤスミンは男物の服をアレンジしていくので、最後肩出しのセクシーなデザインになってたことに今日気がついた。
凝ってるなあ。
生活に余裕があるから幸せってわけでもない。ヤスミンは旦那さんの車から降りて自分の足で進んだ先でブレンダに出会ったことで、本当の自分を取り戻す旅に出られたのだと思う。
新しい場所で、最初はすんなり受け入れられずに色々試行錯誤しながら自分で出来ることをアピールしていく中で、ちょっとずつ皆んなと仲良くなっていく。
この世に生まれたら全員がやっていることだと思うけど、言葉も通じない場所で一からになるとストレスも半端ないと思うけど、負けないし折れないしずっと自分らしさを貫いてたヤスミン、カッコいい!!
ブレンダの生きるパワーが凄すぎて圧倒されるけど、実はヤスミンも負けじと相当強い。
ヤスミンの魅力にみんながトリコになっていく様見てもわかると思う。
ざっくり言うと女性が何も持たない状態から、居場所を作っていくサクセスストーリー?なのかもしれない。
アメリカの大自然の中、他所者に慣れてるのもあるかもだけど、お互いに認め合って一緒に生きていくあったかい環境にすごく癒しを感じる。
一度観たらコーリング・ユーが脳内に棲みついて、同時にあの青い空、赤とピンクと紫の夕焼けが目の裏をざーっと走っていく、なんとも感覚を刺激する映画だと思う。
姉が大好きだった映画だったのがきっかけで観たけど、小さいテレビの画面で観ても忘れられない情景が沢山あった。
大画面なら尚更だわね、ビリビリしたわ。
今年の映画始めにこの作品が観られてよかった。是非とも皆さんも映画館で観てほしい。
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