バグダッド・カフェ 4Kレストア版のレビュー・感想・評価
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人々を惹きつける人柄
ハイウェイ沿いにあるモーテル兼カフェ。
そこは個性を受け入れてくれる場所。
この部分が私の中ではかなり響きました。
ヤスミンがとにかくチャーミング。
最初のイメージで決めつけてはダメ。
友情を築いていく過程に感動。
絆が生まれる瞬間にさらに感動。
ヤスミンの幸せも、もしかしたら⁈
…ちゃんとオチがありました笑👰♀️💐
それぞれの特技を活かしたミュージカルに拍手。
「ラスベガスのショーなんか目じゃないぜ」
お客さんの言葉に納得です。
心が癒され、温かい気持ちになりました。
映画って本当にいいですね。
福の神
よぉぅし!わかったぁ!この映画は百合映画だったんだぁ!?
ネタバレだから、早速、ラストに触れるが、主人公のドイツ人観光客ヤスミンはお爺ちゃんに告られたのに、
そうね?ブレンダに相談するわ。
と告白を拒否するシーンで終わる。
35年前に見た時には、何だよ?そんな重大なソフィーの選択を、
↑ 分からない人は無視します。
女の連れション感覚で決めていいのかよ?簡単にグリーンカード貰えていいじゃん?いいじゃん?
と、思ったのだが、ドライブインオーナーの黒人女性ブレンダとヤスミンの劇中のイチャコラぶりを見ていると、話しは違ってくる。
映画冒頭で、黒人夫婦が喧嘩をしているが、もう手の施しようが無いくらい愛情が冷めていて、旦那は屋を以て追い出される。
一人娘は、この時代には珍しく白人とつるんで、夜に駆ける。そんな時に、ドイツから渡米し、ラスベガスまでレンタカーで向かう一組の夫婦。旦那は、夫婦喧嘩で、奥さんを砂漠に置き去りにする。
そんな時に、這々の体で行き着いたのがバグダッド・カフェ。ここは、落ち葉の舞い散る停車場の悲しい女の吹き溜まり。今日も一人、明日も一人、過去から逃げてくる。
それは、奥村チヨの終着駅だと突っ込む人はもういない。今日も一人、明日も一人、もうお一人様には慣れました。
横道世之介だった。メンゴ、メンゴ。劇中に何度もかかる、コーリング・ユー。
監督がこの映画の為だけに、制作を依頼した曲でサクッと10分くらいで出来た曲が、綺羅星の如く、カバーされているので、映画は知らなくても曲を知らない人はいない筈。ホリー・コール歌唱で知られているが、ジェベッタ・スティールのねちっこい歌い方こそが至高なのである。
整理整頓が出来ない子ちゃんの、黒人女性オーナー、ブレンダは、こんまりメソッドの使い手、ヤスミンに最初は反抗するも、片付けの魔法にかかり、次第に心を開いていく。
のだがぁー?何か、別れた旦那には見せない、艶っぽい顔になっていくんだな?これが?
そのイチャコラを見ていて、耐えられなくなったのが、彫り師の姉ちゃん。( アメリカでは彫り師とは言わないのかな?)
貴女達、仲良すぎるんだよ?!
と、捨て台詞を残して立ち去っていく。一つの百合の花が散った瞬間だ。
ちなみに、ヤスミンが舘ひろしである事は間違いない。子どもに、
トランクには男性ものの服しか無いの?
と、言われていたが、まるであつらえたかのように、あの体型にフィットする服を旦那が着ている筈は無い。
やっぱ、タチひろしだわ( 何が?)
で、ネコひろしのブレンダ( 意味が分からない人、腐女子の友達に聞け!) と共にカフェでマジックショーをやる時のブレンダの嬉しそうな顔といったらもう!
旦那が来てはいたが、あれは絶対に復縁はしないなw
性癖を越えて結婚して、不幸になったカップルを知っているが、それはもう悲惨で悲惨で、生理的に旦那とSセッ✖️ス出来ない嫁は、所属している男の劇団員が住んでいるアパートで百合プレイに明け暮れる話しを聞いて心底、気持ちが悪かった。なぎら健一の悲惨な戦いよりも悲惨だった。
35年も前の映画なのに、国籍混合の従業員がいて、LGBTという言葉が無い時代に同性愛を匂わせて、楽曲が最適で、
ヤスミンがタンクを掃除しているという、何の変哲も無いシーンなのに、ポスターアイコンとして成立しているカメラワーク。
前半のガチャガチャしたカメラワークは、
ん?ひょっとして、下手くそなのか?
と、思ったが、ドイツ人のふくよかなヤスミンが、段々と、ちょっとイイ女に思えてくるところ。
ブーメランしかやらない謎の男。酒場の常連のドライバー達の演技など、見ていて飽きないのだ。
いや、分かりやすい映画ばかり見る人にはハードルはかなり高いよ?
ぶっちゃけ、観光客のドイツ人おばちゃんが、それほど凄いとは思えない微妙なマジックで人気者になるだけの話しだもん。
たださぁ、年取るとさ?この登場人物は過去はどうだったんだろうか?今は何を思っているんだろうか?ラストシーン以降はどういう人生を歩むのだろうか?とか、目では見えない情報が頭の中を駆け巡ってゆくのだよ?これは、
秘技!無駄かもしれない人生経験!
という裏技を使えるようになるのだよ?文豪ストレイドッグスの必殺技と同じ理論なのです。
夢は叶わない事はあるけど、必殺技は努力すれば使えるようになるヨ!
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
先生!女なのに女を好きになってしまいました!
いいんだよ?
先生、キモいカウボーイジジイから、結婚申し込まれたけど拒否りました!
いいんだよ?
先生、緑のラベルのビールは?
グリーンだよ?
先生、ウーバーイーツが中々、来ません!
出前館にしといた方がいいんだよ?
先生!夜廻り先生ネタって、誰が分かるんですか?
誰もいないんだよ?
先生!じゃあ、僕たちの会話って?
意味がないんだよ?
先生!それから、牛丼の味噌汁がうご
とても面白かったこんなに愉快なコメディで友情がエモい作品とは知らな...
荻上直子系
めっちゃチルいと思ったらカムバックしてきた時にめがね(もたいまさこ)の絵が浮かんだ
カムバックしたとこで切らずにちゃんとハグしてその後日談まで描くのは日本とハリウッド(?)の差だなーとは思います
観てよかった〜
レンタルビデオを借りて、
観たような観ていないような…。
ところどころの場面と、有名な“コーリングユ~♪”
というフレーズは覚えているから、観ているはず!と思いながら、
映画館上映されてるいるこの機会を逃してはならぬ!と鑑賞。
結果、映画館で観れて良かった~。
男運があまり良くないのかな?
見た目も性格も正反対の二人の女性が
友情を育んでいくその課程がテンポよく描かれていて、
最初はイライラしっぱなしのブレンダに
眉をひそめてしまっていましたが、
彼女がヤスミンのチャーミングさに癒されていくのに合わせて、
私自身もだんだん頬が緩み口角があがり、微笑みながら観ておりました。
絵葉書のような風景
登場人物のキャラクター
色味・色彩
アングル
そして、ここぞっ!という時に流れる
“i'm calling you”
全てのピースがキレイにハマっていて、
あ~、良い作品を観たな~という満足感で映画館を後にしました。
鑑賞動機:そりゃ当然名前は知ってるけど見る機会がなかった10割
それこそむかーし、劇場で売られていたポストカードで存在は知っていたが、こんな話だったのか。
こちらのコンディション悪目で、前半苦労したけど、ジャスミンが周りに受け入れられ出したあたりから復調して、楽しく見ることができた。何から何まで気に食わなかったのが、するすると反転して、実に爽やか。
カタコトの英語もちょっと可愛らしく見えてきて、あらあらまあまあなシーンもちょっと微笑ましく思えた。
古さを感じない。普遍的名作!
こんなに良いとは!!
凄くいい!凄く好き!!そしてきっと数年前のこれほど映画をよく観るようになる前の自分だったらこの映画を好きと感じること無かったと思うから、そんな自分の変化も嬉しい!!!
冒頭のブレンダのギャンギャンは仕事後かつ週末金夜の疲労困憊な頭と身体にはかなり響いて選択間違えたかと一瞬後悔。
けど、ヤスミンちゃんの登場で一気に空気が変わったー。
良すぎて自分ごときでは上手く言語化出来ないのがもどかしい。
なんつーか、人生って何が転機となるのか本当にわからないもんだねー。そしていつでもポジティブに笑顔でいられるヤスミンちゃんみたいにアタシもなりたい。
ヤスミンちゃん、マインドだけぢゃなくかなりボディポジティブなのも魅力的🩷
繰り返しみたい。
だから円盤探して買う!!
コーヒーマシンの修理と心の邂逅
映像、美術が美しい。
20代に観ても40代に観ても大好きだった
ずっと映画館で観てみたかったやつ。
もう何と言ってもコーリング・ユーだよね。
一度聞いたら耳に張り付いて忘れられない。
生活がいっぱいいっぱいで全方向に怒りを発散させながら生きてるブレンダの所に、海外旅行中のセレブなドイツ人が突然現れて、彼女の生活を穏やかにでも結構強引に変化させていく、のだけど。
ヤスミンが淑女のスーツ姿から、どんどん服をアレンジして身軽になっていく様は、既視感あるなと思ったらアン王女だわ。
アン王女はどんどん袖が短くなっていったけど、ヤスミンは男物の服をアレンジしていくので、最後肩出しのセクシーなデザインになってたことに今日気がついた。
凝ってるなあ。
生活に余裕があるから幸せってわけでもない。ヤスミンは旦那さんの車から降りて自分の足で進んだ先でブレンダに出会ったことで、本当の自分を取り戻す旅に出られたのだと思う。
新しい場所で、最初はすんなり受け入れられずに色々試行錯誤しながら自分で出来ることをアピールしていく中で、ちょっとずつ皆んなと仲良くなっていく。
この世に生まれたら全員がやっていることだと思うけど、言葉も通じない場所で一からになるとストレスも半端ないと思うけど、負けないし折れないしずっと自分らしさを貫いてたヤスミン、カッコいい!!
ブレンダの生きるパワーが凄すぎて圧倒されるけど、実はヤスミンも負けじと相当強い。
ヤスミンの魅力にみんながトリコになっていく様見てもわかると思う。
ざっくり言うと女性が何も持たない状態から、居場所を作っていくサクセスストーリー?なのかもしれない。
アメリカの大自然の中、他所者に慣れてるのもあるかもだけど、お互いに認め合って一緒に生きていくあったかい環境にすごく癒しを感じる。
一度観たらコーリング・ユーが脳内に棲みついて、同時にあの青い空、赤とピンクと紫の夕焼けが目の裏をざーっと走っていく、なんとも感覚を刺激する映画だと思う。
姉が大好きだった映画だったのがきっかけで観たけど、小さいテレビの画面で観ても忘れられない情景が沢山あった。
大画面なら尚更だわね、ビリビリしたわ。
今年の映画始めにこの作品が観られてよかった。是非とも皆さんも映画館で観てほしい。
手品と生活
忘れかけていた好奇心を思い出させてくれる
劇場で鑑賞できたことに感謝
サブカル的におしゃれな作品として当時もてはやされて、今で言う量産型にはなりたくなく劇場に足を運べずのちにDVDにて鑑賞した作品。
ほんと馬鹿だった。
劇場で鑑賞しなさいと、当時の自分に言いたい。
言わずもがな Jevetta Steeleが歌う『Calling You』は圧巻。
そこでかかるか~!!!!エモすぎる~!!と血がぞわわわ~と泡立ちました。
そして、砂漠の砂が覆うような粗い画像と80年代のアメリカの少し安っぽい可愛らしい色味。
あえてのツートーンとか…。
カッコよすぎる…。
ストーリーはとてもとてもファンタジーだったのだと今更気づく。
冒頭はほとんどセリフのないヤスミンとオット。
そこがもう本当にさすがだと思う。
Calling Youが映えることもさることながら、ブレンダのけたたましさも対照的に際立ってくる。
お互いの警戒心マックスの状態にもかかわらず、ヤスミンのどこかシュールレアリズムの絵画の中から出てきたような毒々しくもあり妖精チックな雰囲気もありのキャラクターが砂漠にしみこむように笑顔をもたらしてゆく。
なんて可愛らしいんだ…。
数々のおかしな小道具(ポットや旅行鞄の中身)を使いこなし、妖精の杖が起こすマジックが人々に魔法をかけてゆくファンタジーとも言えるのではないの?この作品。
ふたりの主人公の女性が自分自身に魔法をかけて笑顔で自由になってゆく様は、観客も一緒に笑顔になるのではないだろうか。
魔法瓶がマジックを携えた妖精をここバクダッドカフェに導きました。
そしてアンニュイでどこか不思議な人々の集まる砂漠のカフェは、幸せが満ちている砂漠のオアシスになりました。
それは彼女たちが自らに魔法をかけて友情と信頼と愛情に満たされたからです。
…と、絵本の最後だったらそんな文章を残したい。
また35年経って観たら新たな発見があるのかしら。
生きてたら観よう。
不思議な感覚と共に訪れる満足感・幸福感
4Kリマスターで再上映されると聞いたので有名な作品との認識はあったけど殆ど予備知識なしで鑑賞。
「かもめ食堂」とか「めがね」っぽい印象(こっちの方が先に公開されてるからむしろ逆なんだろう)。
クスッとさせらたり、ハッとさせられたりしながらあっという間の時間だった。フライヤーや予告編の印象よりも面白かった。
アングル?カメラワーク?や色の使い方が独特な気がするけど、小気味がいいリズムを生んでて鑑賞中はずっと「なんかいいな」って思ってた。
ストーリーは分かりやすくて登場人物はみんな愛おしい。変わり映えがなくてなんか上手くいかない日常にイレギュラーな主人公が現れて、最初は警戒してるけどいろんなキッカケで関わりながら良い方向に変わっていく既視感あるストーリー(メリー・ポピンズ的な?)。登場人物の心情と一緒に荒れ果てたカフェが変わっていく感じとか、主人公も周りの影響を受けて変わっていくのとか好きだった。
ちょっとよく分からないシーンがいくつかあったのと、え?まだ続くのと思ってしまったけど終わり方は好き。
作中で流れるCalling Youがとても良くてお気に入りの一曲になった。
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