「SFを解ろうとするのは不可能に近い」GANTZ 全竜さんの映画レビュー(感想・評価)
SFを解ろうとするのは不可能に近い
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血肉飛び散るグロテスクな描写が多いものの、ターゲットの宇宙人が田中星人で田中星児のパロディだったり、ミッション後の採点時で各プレイヤーにツッコミを入れてくる暴力と笑いのバランスが独特で面白い。
理不尽なシチュエーションが謎のまま長時間突き進むので、かなりダレるが、二宮和也&松山ケンイチの主役コンビそれぞれの個性が引っ張ってくれている。
悪夢と現実との各人物の背景の格差も楽しめる要素であろう。
最初から続編ありきで今作は存在しているため、宇宙人や黒玉、点数、プレイヤーetc.全ての謎が卑怯なまでに丸投げしてるから、批評に困るので何とも言いようが無い。
コミックのファンじゃないから尚更である。
ままあ数式で例えるならば、
(メンインブラック+CUBE)×ガキの使い24時間鬼ごっこ+(AKIRA+アルゴ探検隊の大冒険)×マトリックス÷バトルロワイアル=がんばれロボコン!
って感じかな。
つまり、何のこっちゃワケわからんまま始まり、ワケわからんまま終わった映画である。
まあ、とりあえず原作と続編が気になるところで短歌を一首。
『眠る部屋 死亡遊戯(ゲーム)が待ってる 黒き玉 守ってくだちい 天(点)を撃つ(討つ)まで』
by全竜
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