劇場公開日 2010年5月1日

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いばらの王 King of Thornのレビュー・感想・評価

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3.0双子

2019年1月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 メガネっ子の女子高生が主人公。ヴィーナス・ゲート社のノアの方舟のような計画の抽選によって選ばれたが、双子の姉シズクは選ばれなかった。資格者は100人以上いたのだろうか、一斉に目覚めたものの怪物たちに襲われ、残ったのは7人。100年くらい経ったのかと思っていた彼らは48時間しか経っていないことに驚いた・・・  途中までは少年のRPGもどきの説明にゲーム感覚満載で楽しめた。普通のパニック映画のように仲間が怪獣にやられていく様子はまるでゲームのプレーヤーのよう。ヴィーナスゲート社によるバイオテロとか、隕石がメデューサを運んできたとか、ありがちなSFかと思っていたら、終盤には精神世界へと発展する。想像が現実になる実験?そんなのはアメージングストーリーにあったろ!などと批判的に見るも、最後には双子のトリックみたいなやつに騙されてしまった。夢と現実が交錯し、理解不能に陥りそうになるのだ。そしてカスミ自体がシズクが生み出したオルタナティヴ?ふふふ・・・わからんぜ。

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kossy

2.5漫画で十分

2016年12月15日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

原作は最高のB級漫画。

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ジンクス

5.02010年の邦画鑑賞作品の第1位!!

2010年12月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

いやぁ、これヤバイでしょ MISIAのエンディング曲も メチャメチャいいんですけど! エンドロール中、MISIAの 歌声に心震えさせながら隣の女性と 鼻水を啜る音をたてながら感涙です!! 〈 願えばキセキはおきる 〉 アニメの力をフルに生かした アニメでしかなしえない超感動作でした。 当然、パンフ売場に直行。 ところが、なんと1冊1,000円! 「たかっ!!」 自制心が働くより先に口から言葉が飛び出し、 受付のお姉さんに怪しげな目線を投げかけられてしまいました。 しかし、感動の余韻には逆らえず 1,000円を投じてパンフを購入。 お値段だけのボリュームはありました(笑顔) あと、この場をお借りして もう1点謝罪をさせてください。 上映中、終盤の某シーンで 「えっ!?」 自分ではっきりと、しまった声出しちゃった、と 気がつくほど滑舌良く&通りの良い声で驚いちゃいました。 周囲のお客様たち、もしかしたら映画のシーン以上に私の 声で驚かせてしまったかもしれません。本当に申し訳ございませんでした。 ◇   ◇ 予めお伝えをしておきますが アテレコしている声優さんが 口にしてしまうほどストーリーは難しいです。 だから、上映終了後、 東中野へ移動する道中、電車の中、 パンフをひらく前に、自分の頭の中で 冒頭のシーンから順に最後のシーンまでを もう一度上映し、ひとつずつストーリーの ピースをあわせながら、正しい位置に置いて 正確に『いばらの王』という名のパズルを作り上げようとしていました。 その後、パンフに目を通したのですが、 正直、残念ながら、わかった気になっているだけのような気がして、 現在、私の頭の中に飾られているパズルは模造品のような気がしてなりません。 これこそ、2度3度と 噛みしめ、味わう、まるで三ツ星レストランに 出される、選りすぐりの材料で料理された上質な 作品と言えるのではないでしょうか。三ツ星レストラン、行ったことありませんが(苦笑) ただ、そんな難しさの中にも、 人を、包み込む愛が作品に満ち溢れている それだけは正確です!あっています!!と断言できます。 愛する人を守るために 自分の気持ちをも偽る愛 人を守っているつもりが 人に守られていたと気がつく愛 どんなに孤独になっても 周囲を明るく照らしだす愛 アニメでしか表現できない映像、 サスペンス、ホラー、アクション、そして愛。 詰め込みすぎと指摘されてもおかしくないほど てんこ盛りになっているのに、そんなことは、 ちっとも感じさせない。息つく間なく109分間、一気に駆け抜けて行きました(笑顔&感涙) ☆彡     ☆彡 5月1日同日公開 『文学少女』でも主演を演じた花澤香菜さん。 個人的には、作品の差もあるのでしょうが、 今作のカスミのほうが格段によかったです。 声優で一番驚かされたのは 8歳の子供ティムを演じた矢島晶子さん。 ご存知『クレヨンしんちゃん』のしんちゃん役。 とても同一人物の声とは思えませんでした。おそろしや、プロの声優! う~ん、時間があえば、 いいや、時間をあわせて、 もう一回、鑑賞したいなぁ。 一回目とは、また違った面白さが絶対にあるはずですから。 文句なしの5点満点。 2010年5月11日時点で邦画鑑賞ランキング第1位。 そして12月27日時点でも邦画鑑賞ランキング第1位です(笑顔)

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septaka

4.0ハリウッドを超えているかはわかりませんが

2010年8月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

原作の存在も、映画の存在も全く知らなかったのですが、mixiのニュースページをたまたま見たら“ハリウッドを超えた”云々と書かれていたので、見てみたくなりました。この作品を上映している新宿の映画館は水曜日は1000円で見られるので、まあいいかと。  ストーリーは、こんな感じ。  致死率100%の病気が蔓延した近未来、その病気の治療方法が発見されないため、選ばれた人たちをコールドスリープで眠らせて、治療方法が見つかっている未来まで生きながらえさせる計画が実行される。ところが、眠りから覚めると、モンスターが暴れまわる訳のわからない状況になっていた。さてこれはいったい…?!  どうもネット上の口コミ情報によると、原作の内容は大幅に端折ってシンプルにしてあるらしいのですが、それでも話についていくのは結構大変でした。大きな流れは理解できたのですが、細かい部分で、すっきり解決したのかよくわからないこともいくつか。  たまたまかもしれませんが、外界から隔離された施設内が舞台であること、記憶の倒錯が扱われていること、時間軸を行ったり来たりする演出などが、ついこの間見た『シャッターアイランド』と共通しています。  ハリウッドを超えているかはわかりませんが、ハリウッド的だとは思いました。主人公がメガネの女子高生キャラなのは、日本的かな(^^;)。

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ringo

4.5近年では久々のいいSFアニメ

2010年7月21日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

知的

なかなかいいSFアニメでした。 ストーリーはもちろん、キャラクターも物語の展開も良かったです。 ただ原作からのファンには、展開が早いと感じるようです。 自分はそう思うのが嫌だったので読みませんでした。 でも、劇場版は劇場版で単独の作品として観るといいと思います。 攻殻機動隊やビューティフル・ドリーマーのように、原作とちょっと違っても単独作品、"押井監督の攻殻機動隊"、"押井監督のうる星やつら"として観るように観るといいでしょう。

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リョウ

3.5そんな映画じゃないんだよ

2010年6月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

拙ブログより抜粋で。 --  露骨にカスミだけが先に目覚めるとは、いきなり主人公特権発動のゆるい演出で始まるなぁと思っていたら、それもちゃんと計算された見事な脚本でした。  襲い来るモンスターもやけにゲームチックで安っぽい気がしないでもなかったが、これも理にかなっていた。  そもそもこの映画のキャッチコピーである「願えば奇跡は--必ず。」も、よくある「信じれば叶う」って類の精神論かと思いきや、これも別の意味があった。  凄いわ、この映画、いろんな意味で。  原作コミックは未読での鑑賞。2回観ました。  童話「いばら姫」(別名「眠れる森の美女」)をモチーフに、最近流行の“世界の終末”を描いたパニック・ホラー、閉塞空間からの脱出サバイバル、謎が謎を呼ぶミステリー、と、そんな定番で構成されたノンストップ・アクション映画として申し分のない上等のエンターテイメント映画です、前半は。  けど、中盤の折り返しから映画は豹変する。  ほとんど騙し討ちのように前半までの「こういう映画」という観客の思い込み自体を裏切っていく。  前半の王道的な展開は、中盤でマルコが自身の正体を皆に明かしたところを最後に、明確に終わりを告げる。  マルコが語る彼の目的は、この手の映画の常道として、観客としては大いに盛り上がることだろう。さあ、これからが本番だ。  が、しかしその告白に返すキャサリンのセリフが巧い。「映画みたいなことを言わないで」  そう、これは観客に向けた、「そんな映画じゃないんだよ」っていう、作り手側からの反旗だ。  そして直後に別の登場人物から語られる、メドゥーサの真相。  そこで語られるメドゥーサの正体に誰しも驚くだろう。  一歩間違うと何でもアリになりかねない、魔法のような設定。“期待通り”の「映画みたいなこと」からは予想できない斜め上への急展開。  だが、しかしこの映画の舞台装置が出揃うのは、この真相が語られてから。  映画は童話「いばら姫」に沿って進行する。  モンスターとの戦闘はRPGゲームになぞらえて語られる。  病気の「メドゥーサ」や会社名「ヴィナス」はギリシャ神話からの引用だろう。  コールドスリープカプセルはノアの方舟に例えられる。  制御システム「アリス」は当然「不思議の国のアリス」。  さらに深読みすれば、ヴィナスゲイト社のヴェガ(Vega)は琴座のベガ、すなわち七夕の織り姫のことであり、いばら姫を眠らせる糸車の針を連想させる。  表面的にはファンタジー色の強いキーワードがちりばめられているが、実際は超科学的な存在メドゥーサを中心としたSFの世界観であることがここに来て明かされる。  メドゥーサは『2001年宇宙の旅』(1968年、監督:スタンリー・キューブリック)におけるモノリスと思って間違いない。  メドゥーサが“できること”は摩訶不思議な魔法のようだが、メドゥーサが果たす成果に着目すれば、人知のおよばない超科学を扱ったSFの王道だ。  唐突な“超科学的な存在”もそうだし、メドゥーサの説明にユーマ(UMA=Unidentified Mysterious Animal=未確認生物)なんて単語を説明無しに使うなど、前半のわかりやすさに比べて後半は意図的に不親切になっている。  この急転直下の展開は、予告編から予想される『バイオハザード』(2001年、監督:ポール・W・S・アンダーソン)のようなパニック・アクションや『エイリアン』(1979年、監督:リドリー・スコット)のようなSFホラーを期待した観客には少々荷が重いかも知れない。いや、前半はまさにそんな感じなんだが。  しかし、先に挙げた『2001年宇宙の旅』のほか、『A.I.』(2001年、監督:スティーヴン・スピルバーグ)、『コンタクト』(1997年、監督:ロバート・ゼメキス)、『ノウイング』(2009年、監督:アレックス・プロヤス)、『トータル・リコール』(1990年、監督:ポール・バーホーベン)といったひと癖あるSF映画を見慣れていれば、後半もさして難しい内容でもない。逆にこの辺りのSFが好きな人には絶好のオススメ作品となる。

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かみぃ

4.0トラウマで強くなれ。

2010年6月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

興奮

ヒットコミックが今、映画化。何故、今なのかは謎だが、原作ファンだったので、ぜひ、鑑賞したかった。原作がテンポよく動く作画なので、映像的にはよっぽどへタレでない限り失敗しようがない。実際、よかった。  致死率100%の恐怖のウィルス。治療法が発見されるまでのコールドスリープ。ウィルス発生にバイオテロの疑惑が。まるでハードなSF作品になりそうなのだが、アクション重視のダイナミックな展開でアニメ映画らしい仕上がり。アクションの中での謎解きが多少ザックリだった気もするが、それはそれだ。  強い原作に引っ張られたとも言えるのだが、最近のアニメにしては、十分に楽しめた。  ただ、どこか『ハウルの動く城』がチラついたのは私だけでしょうか。

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小太郎

3.0うーん、微妙だったかな~

2010年5月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

あれ?俺だけかな…わけわかんなかった>< 途中までは完全に脱出映画で、最後はちんぷんかんぷんでしたw でもまぁ、途中までは凄い良い設定だったし、僕の周りでは賛否両論でした。

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ひーやん

4.5期待を裏切らない出来で満足しました。

2010年5月1日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

興奮

石化する謎の奇病の治療法が見つかるまで、コールドスリープされる選ばれた人たち。目覚めた彼らが目にしたのは、巨大なイバラの茎と襲いかかるコウモリのような化け物たち。 生き残った七人は、途中、モンスターの襲撃と裏切りなどで仲間を失いながらも、まるでゲームのようにモンスターを倒して次のステージへと進んでいく。しかし、すべては巧妙に仕組まれていたことだった…。 メガネをかけた内気なヒロインは、マナカナのような仲の良い双子の姉妹で、活発でいつも自分を助けてくれた姉を残して、自分だけ選ばれてしまったことを気に病んでいた。他の仲間の足手まといになりながらも、姉と再会できることを信じて苦難に立ち向かっていくのだが…。 童話イバラ姫がモチーフで物語もそれに沿っているけれど、コールドスリープを管理制御し、中の人たちを保護する巨大システムコンピーターの愛称は、なぜか(わざとか…)漫画アームズと同じアリス!? 期待を裏切らない出来で満足しました。

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aotokage