劇場公開日 2010年9月11日

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「映画は良かった、主題歌が×」君が踊る、夏 eiga@comさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5映画は良かった、主題歌が×

2021年3月21日
PCから投稿

泣ける

幸せ

映像美、演出、脚本、役者どれも良かったです
また、木南のセリフに心打たれました
ひとつは河原で、溝端が上京するとき、木南が地元に残った理由を打ち明ける場面
もうひとつは、

問題は曲です
製作委員会に、木下工務店(現:木下グループ)の記載がある映画には、
在日朝鮮人(帰化、ハーフ含む)の役者が一人以上出演します
今回はそれに加え、劇中で東方神起の曲が流れます
溝端が東京に帰るためにバスに乗るシーンとエンディングです
最初はEXILE系の曲かと思ってたのですが、後で調べたら東方神起でした
この曲が映画を台無ししています
映画のイメージとそぐわず話の流れをぶち壊しています、歌い方や歌声が大きすぎて耳障りです
流すならメロディだけで良かったのでは?
これは製作委員会に木下工務店がかかわっている映画:孤高のメスにおいても同じです
出術室で都はるみの音楽を流し、彼女は日本の宝だ発言するシーンには興醒めしました
コメディ的な要素にして誤魔化していますが、物語に必要なシーンではないです
木下工務店から資金提供を受け、口出しや要望があるのはわかります
そのため、映画に支障がない範囲でぶっこもうとしているのでしょうが、
逆にそれが映画の質を落とす原因になっています

東方神起の曲とは別に、劇中に流されるMOKUという人の曲は、
高知を舞台に、祭りを題材にしたこの映画にとても合っており、心地良かったです
それだけに、ミスマッチの東方神起の曲を流したのは、残念でなりません
そのため★-0.5にしました
映画「君が踊る、夏」自体は素晴らしかったです

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