ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲のレビュー・感想・評価
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言うほどクソ映画ではなかった
U-NEXTで新着映画として配信開始されていたが、なんで今頃?と思ったら、劇場公開の2010年から15年後の2025年が舞台になっていて、ああそういうことかと納得した。前作は、うっかり劇場で見てしまったが、2作目は未見だった(というか認識してなかった)。2作目を見る前に改めて1作目もU-NEXTで復習した。
前作に比べるとダークな世界観で、準主役の仲里依紗もいろんな意味で迫力はあり、アクションシーンもそれなりに見られるものではあった。次の展開がどうなるのか予想がつかず、結末も気になって、最後まで飽きずに見られた。が、全方位的に中途半端な作品というポイントは前作をきっちり踏襲している。それにしてもクドカンさんは、最後のあれを本当に面白いと思って脚本書いたのだろうか。1作目はある種、チープさがウリだったところもあるが、今作はそれなりにお金もかかっていそうで言い訳が効かないのがツライ。
2025年明けて最初に見た映画がこれ、というのは自分でもどうかと思う。
前作から飛ばしすぎて
もはや、笑いにもならない。
仲里依紗のセクシーさは好みの別れる所か?
映画としても全体的にダークな雰囲気と色合いで主人公にも輝きを感じない。
一言で駄作。
暇潰しで観ても「なにコレ?」な作品。
世界観を映像化しても製作費が追い付かないだろうから、どうしてもショボくなってしまう。
仲里依紗の為の仲里依紗の映画。素直に彼女を楽しめ!
エロス、エロス。
見事なまでの二番煎じ。
しかし、それを確信犯的に撮っている。
わかっちゃいるけど、エロい。
仲里依紗のゼブラクイーン。「ヤッターマン」での深田恭子ポジションは明白。
しかし、女優さんがセクシー衣装でアクションよろしく、お尻を振って頂けるのなら、甘んじて二番煎じを頂きます。
ウエスト周辺から下半身にかけて、腰を振ると尻肉がぷるぷる震えるハイレベルなエロス。
ココリコ田中でなくても「エロいよなあ」と唸りたくもなる。
カメラワークは、ヤッターマンのドロンジョと同じで監督の趣味(?)ともいうべきアザトイ動き。
この映画に中身なんて無い。
おバカ映画にエロスを融合した、ハイセンスエロバカ映画なんですもの。
それを解ってみるのが正しい姿勢というものでしょう。
個人的にはエロスを堪能できたので十分です。
何がしたかったのか?
黒ゼブラが好き
仲里依紗はがんばっていたが
笑えばいい映画だが
脚本にもうひとひねり欲しかった
長いプロモ
主役は仲里依紗
拙ブログより抜粋で。
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三池監督とクドカンがありきたりな続編を作るわけなかろうと予想した通り、実質的に世界観ははぼ一新して近未来SF的なディストピアが舞台。テイスト的にも前作以上にギャグに徹した脱力系コメディとなった。
前作『ゼブラーマン』でもナンセンス・コメディな側面はあったが、マスクド・ヒーローをパロディ化しつつも、最後には本来のヒーローものに回帰したカタルシスで締められた。個人的には前作のそういうヒーローものに対するオマージュを忘れないところに惚れていたのよ。
それだけに今回の、最後までしまりのない、パロディたるゼブラーマンのさらなるセルフ・パロディ化には少々がっかり。これでは劇中のセリフにある「残りカス」そのものではないか。
基本的にはダークな世界観のエンターテイメント大作だからこそ、最後は前作同様爽快に終わらせて欲しかった。そんな期待を裏切ってみせるのが三池流と言えば“らしい”のだが、ここでの腰砕けな後味はマイナスにしかなっていない。
(中略)
そんな中で唯一見所となるのは、『時をかける少女』(2010年、監督:谷口正晃)での無邪気な女子高生役が記憶に新しい仲里依紗の弾けっぷり。
これまでの彼女のイメージを覆す悪女ぶりには、若いながらも女優としての器の大きさを感じずにおれない。その存在感は主役の哀川翔を食っていると言っていい。
ただ、彼女の気概を認めるからこそあえて言わせてもらうと、キレた悪女役としてはまだまだ甘さが感じられる。
セクシーなボンデージ風衣裳もあって、同じ三池監督作品『ヤッターマン』(2009年)でドロンジョを演じた深田恭子と比較されるようだけど、こちらのドロンジョは可愛らしさが必要な役で、敵役同士とはいえキャラクター的には真逆だ。
ゼブラクイーンはその設定から考えても、ただひたすら「怖い」と感じさせるぐらい狂気のオーラを発していないと。そんな本気の狂気から発せられる間抜けな言動が笑いにもつながる役柄なのだから。
仲自身がそのことを十分理解した上で演じていることは端々から感じられるんだけど、ゼブラクイーンの高笑いは、彼女が注目されるきっかけになった『時をかける少女』(2006年、監督:細田守)でも聞かれた奔放な少女のそれで、幼さが残る。そういう惜しい点が目に付くたびに、「可愛い顔した女の子なのに頑張ってるね」止まりと思ってしまう。
今回のゼブラクイーン役が彼女のこれからの活躍の場を広げることになるのは間違いないだろうから、今後の成長に期待といったところ。
注意!! アクションエンタメに非ず!
辛めのスコアを付けたが、この映画って、最初にどんな心構えで観るかによってかなり評価の分かれる映画だろうなぁと思う。
1作目は良い意味でB級テイスト全開で笑えたが、『カッコ悪い奴が必死で頑張ってる』ところがなんだかカッコ良い映画だった。
ところが本作の予告編を観るとどうだ。一作目とは見るからに金のかけ方が違う。まるでハリウッド産ヒーローアクション大作のノリじゃないか。
そうか、『クローズZERO』や『ヤッターマン』を当てた三池崇史監督が、今度は大予算で『ゼブラーマン』をド派手なエンタメアクションに仕上げる心積もりなんだな!!
……そんな風に早合点して鑑賞に臨んだ僕がバカだった。最初に哀川翔が三輪車をキコキコ漕いでるシーンで気付くべきだったのだ(爆)。
三池監督はエンタメ大作的な画作りがかなり上手い監督さんだと思うが、そのテンションの高い映像に騙されてはいけない。
前作より高予算で制作されたのは間違いないが、やってることは実は1作目と大差無いんである。
「んなアホな」な使い方をする遠心分離機のシーンや最後にアレを踊り食いするシーンまで、壮絶にバカバカしいシーンまで金と手間を掛けて撮っている。
言うなれば『カッコ悪いけどカッコ良い』映画だった前作から『カッコ良く見えて実はカッコ悪い』映画に変わったような印象。
それを観て「金掛けてバカやってるなぁ」と割り切って笑えるか、「アクション大作と見せ掛けてそりゃ無いよトホホ」と肩を落とすか……観客の寛容な心が試される(笑)。
いきなり挿入されるキワどい下ネタも含め、『ヤッターマン』の悪ノリっぷりを更に増大させた映画とも言えるかもしれない。
そーいう映画だという心構えで鑑賞すれば、きっと楽しめるハズだ。笑えるシーンも多いし。
個人的に一番笑えたのは、チープ過ぎるTV版ゼブラーマンのDVDを観るシーン。これ、子どもに見せちゃダメな番組だろ(笑)。
まぁそれでも物語全体のチンタラしたテンポ(特にゼブラーマンとゼブラクイーンが対決するくだり)や、散りばめられた謎や前作との矛盾点を回収しきれていない脚本に文句を言うことはできる。
これも人によりけりだと思うが、僕にはクドカン脚本の映画がいつもダラダラ長く感じてしまう。まとまりに欠けてる、というか。
てな訳で、アクション映画ではなく、悪ノリB級映画を楽しむくらいの感じで鑑賞する事をオススメします。
<2010/5/15鑑賞>
PVがメインか。それもパロディーか。
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