劇場公開日 2010年9月25日

「1日ずっと気分悪くなりました」十三人の刺客 nickname2010さんの映画レビュー(感想・評価)

1.51日ずっと気分悪くなりました

2010年10月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

乏しい表現力。この一言に尽きます。
一方で、人の死ぬシーンが加工された音(効果音?)も含め本当に気色い。これによって、時代物のリアルさと、観客の想像力をどんどん削いでいきます。

DEAD OR ALIVEのハチャメチャさが好きになった三池監督ですが、この映画は酷かった。
冒頭の切腹が、長い、刀が人を切るときの加工音も、ホラーの作り物ようで、テンションどんどん下げます。劇中出てくる娘のCGが極め付けです。残酷さとか、生々しさは、観客に想像させてほしいです。

ホラーシーンを除いたとして、どこの誰が、なぜすばらしい映画とか言っているのだろうか?
将軍の弟の暴君振りを表現する手段として、こういうストレートでチープなものでないと観客に伝わらないと思っているのかな?と、映画以外のこと色々考えさせられました。

nickname2010