「立派な医療倫理のプロパガンダ映画。」孤高のメス マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
立派な医療倫理のプロパガンダ映画。
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日本では脳死間移植は合法となったが、色々な基準がある。この映画が上映された時は合法となっているから、合法のはずである。だがしかし、合法になってもこう言った話が作られるのは、『脳死の判定基準』に問題があるからだ。つまり、怖いのは『優生保護法』と繋がるからである。
従って、この映画の様な『医学の努力』と『警察と言う行政機関』のせめぎ合いと言った様な浪花節を作って合法とするプロパガンダの様なストーリーに仕立てたのである。
さて、
元々は関東軍の悪名高きある部隊の取った臨床事例が発端で、その悪名を払拭するには、脳死や移植に対する倫理基準を含めた議論は、更に必要だと僕は思う。勿論、それを急ぐ患者がいる事は理解するが。
僕が脳死と診断されたら、それでも生きて、普通に死にたい。しかし、誤解されたくないのは
生体間移植が問題ではなく、『脳死の判定』が今で良いのか?って事。片方の命は間違いなく、この世から葬られるのだから。
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