「堤真一は舞台の方がいい」孤高のメス aceさんの映画レビュー(感想・評価)
堤真一は舞台の方がいい
留学帰りで田舎の市立病院に赴任した医師。
彼は患者のことしか頭にない。
彼を呼んだ市長は彼に惚れこみ、自分の娘と見合いをさせる。
しかし、市長から「これは見合いだ」と言われても、
「どなたとどなたの見合いですか」と言う彼。
医療以外目に入らない。そんな医者いるのかな。
彼はオペ中に演歌をかける。「手術は忍耐強く、
コツコツやらなければならないから、演歌があっている」と言う。
「それに都はるみは日本の宝だ」と。
看護婦に「オペに集中できないからやめてくれ」と言われ、
多数決の結果、オペ中の演歌は禁止となる。
脳死肝移植のとき、演歌禁止を提案した看護婦から
「思う存分どうぞ」と言われ、医師の選んだ曲は都はるみの
あんこ椿は恋の花。
みんなには曲が聞こえていたのだろうか。
おそらくオペに集中して聞こえていなかっただろう。
その歌は音波として体を包みこんでいればよかったのだ。
オペシーンをみるとやっぱり病気はしたくないと思う。
コメントする