「ありきたり」孤高のメス いもりりさんの映画レビュー(感想・評価)
ありきたり
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90年代の量産ドラマを見ているような
ありきたりな構成、過剰な演技は観ていて退屈だった。
例えば、「主人公の足を引っ張るだけの自己中心的な大学病院エリート医師」
みたいな典型的な悪役は、もうお腹いっぱいなんです。
医療問題についても、
制度上認められていない手術をすれば人が助かるが、手術をしていいのか。
という単純な二択の話になっていて、
結局、誰も困らないなら手術を認めるべき、
という安直な結論を出す他ない内容で、
建設的な議論ができるほどの材料や背景は描写されない。
とはいえ、手術シーンは飽きさせないし、
最後も勧善懲悪が決まって、いいところもあった。
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