ウルルの森の物語のレビュー・感想・評価
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深キョンの入浴シーンがない!
入浴シーンが無い代わりに空を飛ぶシーンが満載の深田恭子。ネイチャーカメラマンとして活躍していて、設定では船越英一郎の妹。そして船越さんは野生動物救命所で獣医として熱血ぶりを披露しているのだが、野生動物に対する気持ちがよく伝わってくる。「治すなんておこがましい。治す力を引き出すだけだ」という信念のもと、完治した動物たちは爆竹なんかを使って自然に帰すのだ。 とにかく自然の美しさと久石譲の音楽によってうっとりさせられるのですが、ウルルがオオカミに近い存在だとわかってからの冒険譚ではダレてきて、ファンタジー色満載なところにがっかりさせられる。 いや、いいんだけど、物語全体からしてもファンタジーは要らないし、濃霧の中のウルルの母親像にしてもCGかシベリアンハスキーを使っているのが邪魔でしょうがない。それよりも自然に帰すことの別れの悲しさがメインなんだから・・・ そんな中でもビシッと引き締まる存在だったのが大滝秀治さん。アイヌの民話もすべて悟っているようで、マタギよりも仙人といったイメージが強く残る。「ホロケシはここにある!」と胸をバンバンと叩く姿もよかった。 当時人気のあった女優、桜井幸子もこの映画が最後だし、大滝さんも亡くなって寂しい限りだ。
二匹目の泥鰌狙い
多くの災害をもたらした新潟を中心とした北陸の大地震。
実話を基に日本テレビとホリプロが製作した『マリと子犬の物語』はヒット作となる。…となると、二匹目の泥鰌を探せとばかりに製作されたのがこれ。
家族を大切にすると言われる狼の生態。それを生かす為に船越英一郎と桜井幸子は離婚した元夫婦。だから2人の子供達との親子仲も父親とは険悪。これを助けた子犬ならぬ子狼を通して絆を取り戻す強引な流れ。
強力なジブリ作品のコンテンツを持つ日本テレビだけに、母親は手術が必要な位の心臓の病気を持つ設定で、どことなく『となりのトトロ』を。兄妹の関係は『火垂るの墓』を若干意識した様なところが見え見えな脚本。
だからサクマのドロップの代わりに登場するのが、お兄ちゃんの携帯を取り上げる代わりに出て来るおはじき。
まさか終盤にあんな形で再登場するとは思わなんだ。よくぞ持ち歩いていたもんだよなぁ〜(爆)
泣かせる小道具で笑わしてくれるとは…。
北海道の雄大な大自然は魅力的。
(2009年12月28日TOHOシネマズ錦糸町No.8スクリーン)
マリと子犬の物語2?
大自然、可愛い動物、幼い兄妹と船越英一郎…全て「マリと子犬の物語」の二番煎じに過ぎない。 これならまだ、実話を基にした「マリ〜」の方がマシ。 (「マリ〜」も途中でダレたけど) 唯一良かったのは、森の老人・大滝秀治。 有無を言わせぬさすがの存在感!
ウルル....可愛かったです!
分けあって主人公の「しずく」兄弟は、東京のお母さんと分れて遠い北海道で暮らすことになった.....そんななか、絶滅したといわれるエゾ狼が怪我をしていた....ウルルと名付けられたその子と楽しい日々が続く....でも、ウルルも私と同じでお母さんに会えなくてきっと寂しいに違いない....という訳でお兄ちゃんの昴とウルルのお母さん探しの旅に出る....「オオカミの国」と呼ばれる伝説の“ホロケシ”を探して.....頼りなかったお兄ちゃんとひ弱なしずくが、この旅を通じて逞しくなっていく....はたして、ウルルのお母さんを探して大自然に返してあげることができるのか.....感動のドラマです....是非お子様連れでご鑑賞ください! よいこ浜口もいい演技してます!
野生のものは野生に帰す。
やたらと「マリと子犬~」を前面に押し出した宣伝を
している映画だと思っていたが、スタッフとはいえ、
一部がかぶっている程度でそれほどの類似力はなし。
力はないが設定がよく似ていて^^;失笑してしまった。
もともと「マリと~」のお話もすべてがリアルではない。
マリが残されたことは事実だが、幼い兄妹などいない。
あれはマリという実在の犬をメインに据え、家族の話は
映画オリジナルとして付け加えた作品なのである。
感動できたのは、その演出力と犬の本能そのものを
余すことなく見せてくれたからでもあった。おそらく
感動できる動物物語にはそんな本能にきちんと着目し、
それを活かして作られた映画がほとんどだと思う。
今作にそれがないとは言わないが…
すでに絶滅したはずのエゾオオカミをメインにしたことで
(いない)動物をどう描くのか、そこから謎だらけの展開に
なってしまった。
「お前、本当にオオカミなのか?」ってこっちが聞きたい^^;
確かにウルルは可愛いが、どう見ても狼には見えない。
野生動物は野生に帰す。という
当たり前だが、大切なメッセージを伝えるシーンは多い。
子供にとっては酷なことだが、
ペットではない。ことをきちんと説明してやる必要性、
銃で脅したり、ビー玉を投げてぶつけるシーンなどには
確かに辛くなってしまうのだが。。
動物の気持ちは理解できても、自分の子供の気持ちは
微塵も理解できない獣医の父親をオーバーに^^;演じた
船越英一郎、傍からみればイヤな父親なんだろうが(爆)
こういう仕事では、かなりこういう人が多い気がする。
動物と子供と、どっちが大事なんだよ!?と聞けば
「比べるもんじゃない!」という答えが返ってきそうだ…。
ともあれ、
子供たちが疎遠な父親と動物に触れ、成長する話だ。
いい題材であるが、二番煎じはもうやめた方がいいかも。
(大滝秀治、いぶし銀の演技。彼こそ森の守り神か!?)
いい映画です
専門家による野生動物の絶滅危惧種の保護の立場もわかるが、主役の子供達の野生動物に対する愛情の方がはるかに上。かつて某日本一の動物園が専門家の立場で施設を作り、動物たちのノイローゼが多発したことが思い出された。本当の動物の幸せとは何かを改めて考えられさせられた。また子役も上手でした。動物に対する思いやり、役作り、どちらも子供の勝ちでした。
親子はもとより大人だけでも楽しめる映画です。
久々に良い映画でした。
『マリと子犬の物語』とは、まったく別に考えるのが懸命
『マリと子犬の物語』のスタッフ・キャストが再結集。 そんな惹句に魅かれて行ってきました。 ただ、前作は、新潟の震災が絡む実話でした。 また、佐々木麻緒ちゃんの好演におう部分も大きかったので、 今作、主人公のモデルはいらっしゃいますが、ちょっとその辺りが不安でした。 公開前日には 日テレで『マリと子犬の物語』を テレビで放送し、番宣もバッチリ。 さぁ、上映開始です。 ☆彡 ☆彡 『マリと子犬の物語』とは まったく別物と考えたほうがいいな ラスト泣けたけど、激怒しちゃう人もいるんだろうなぁ この3行に尽きます。 まず、メインの子役さん。 やはり、佐々木麻緒ちゃんと 比べると、実力差は明らか。 感情表現の引き出しは、多数感じられたんですけどね。 ラスト(クライマックス)も “嘘”許せるか、許せないかギリギリでした。 ここ、『マリ~』を期待していた人は、 創作がバレバレで許せないと思います。 わたしは、予告編でこのシーンのさわりが 流れていましたので、許せて、結果落涙へと つながりましたが、ドン引きする人も出る気がします。 どうしたの?って感じたのが、 久石譲さんの音楽。仰々しすぎて、 音楽のせいで、しらけてしまう場面もありました。 船越さんは、さすがですね。 実際にいらっしゃる獣医が 今作のモデルになっていますので、 治療後、野性に返す苦悩がよく伝わってきました。 ☆彡 ☆彡 舞台が北海道ですから、 自然の風景は美しい。ラベンダー畑は鉄板ですね(笑顔) ちょっとファンタジックなストーリー、 そう期待して行かれるのが懸命だと思います。
もう一回見たい
この前の完成披露に行ってきました。 正直、もう一回見に行こうと思っています。まさかあんなに泣いてしまうとは思いませんでした。 絶対に映画館で見ることをお勧めします。 動物たちも本当に可愛くて、お子さんがいる人には特にお勧めですよ。
かわいいけど・・
マリと子犬の物語と比べるのはどうかと思うけど、出演者も監督も、この作品を例に出すし、ついつい比べてしまう。そうすると、ウルルは、若干評価が落ちます・・・。 ウルルは、奇跡の物語ってことだけど、それが若干チープに思えてしまった。
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