嵐が丘(1939)

劇場公開日:1950年12月1日

解説・あらすじ

ハリウッド黄金期の巨匠ウィリアム・ワイラーが、エミリー・ブロンテの名作小説を映画化した文芸ドラマ。荒野に佇む古い館・嵐が丘の主人アーンショーに養子として引き取られた孤児ヒースクリフは、アーンショーの娘キャサリンと恋に落ちる。しかし、キャサリンが上流階級の青年エドガーにプロポーズされたことを知った彼は、ショックから姿を消してしまう。数年後、都会で成功したヒースクリフは嵐が丘へと舞い戻り、自分を貶めた住人たちへの復讐を開始する。

1939年製作/104分/アメリカ
原題または英題:Wuthering Heights
劇場公開日:1950年12月1日

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映画レビュー

4.0 もう87年前の映画なんですね、初見は6才の時57年前でした

2025年9月2日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

癒される

まずは子供の時に挿絵が多かった絵本と呼んでもいい子供向けの原作が先でその後映画館でかかっていたので見ました。同時上映が若草物語でした。
若草物語より嵐が丘の方が良かったです。
ウィリアムワイラー監督は丁寧に映画撮りますから
映画はエミリーブロンテの原作を良く消化してますね、映画って不思議ですね、大人になってから見ると感想が変わりますものね。

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芭蕉翁

3.5 運命の歯車は止められない

2025年7月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
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sugar bread

2.0 情緒不安定な女

2025年5月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 孤児(ヒースクリフ)が金持ちに拾われその娘(キャシー)と恋に落ち、性悪な兄と対立するあたりは、王道のストーリーという感じ。そこから先はキャシーの言動がよく分からないシーンが多い。

 後の結婚相手であるエドガーが、ヒースクリフを下賤な身分の人間だと蔑む。キャシーはそんなエドガーを心底嫌いだと言うかのように罵倒する。にもかかわらず何故か二人は後々結婚する。何で?そうやって蔑まれるヒースクリフをキャシーが庇ったかと思いきや、その後に今度は彼女が何故かヒースクリフのことを同じ理由で蔑み始め、二人の関係に亀裂が入る。でもその後やっぱりヒースクリフへの愛に気づいたという趣旨の発言を家政婦にするが、既にヒースクリフが去った後で遅かった。

 こんな感じでキャシーの言うことが二転三転して意味が分からない。二人のすれ違いや、本心とは異なる言葉が出てしまい愛する男と衝突してしまう女の心情を表現したかったのかもしれないが、単に彼女が情緒不安定な女にしか見えない。そのため序盤から感情移入できなかった。

 後半でエドガーの妹とヒースクリフが恋に落ちるが、これもいつの間に恋愛関係になったのかと思うし、何で好きなったのかも分からない。最後までつまらなかった。

 名作である『ローマの休日』を撮った監督と同じ監督の作品とはとても思えない出来に驚いた。

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根岸 圭一

4.0 原作を知らなくても楽しめるが

2024年11月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

幸せ

原作はこんなもんじゃないんすよ。狂気が足りない。スケールが小さい。非常にポップな仕上がり。ラブロマンス映画を撮りたかったのなら、無理に「嵐が丘」を原作にしなくても良かったのでは。まぁ、楽しめたので許す。

嘘。許せない部分はある。本当に「嵐が丘」を撮りたかったのであれば、原作の後半をごっそり削いだのはいただけない。こっからってとこよ!?こっから愛と憎しみのドロドロの復讐劇よ!?まぁ、なんとなく嫌な予感はしましたよ?「104分…?収まるのかなぁ…。」うん、収まる訳が無い。これ程の超名作小説を原作に映画を撮るのなら、尺なんて気にしてる場合では無いのです。イワン・プィリエフ監督の「カラマーゾフの兄弟」(230分)を見習って欲しい。配給会社から何言われようと、原作主義で通して欲しかったです。

とはいえ、ラブロマンスとしては良い作品です。ヒースクリフとキャサリンの面倒くさい性格を軸に、すれ違いや感情の起伏を描き、ロマンチックなラストへ展開していきます。音楽も雰囲気たっぷりに盛り上げています。

余談ですが、主演の2人が撮影中険悪な関係だったことが作品にとってプラスになったというエピソードはある意味本編より面白い(笑)

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吹雪まんじゅう

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