ファッションが教えてくれることのレビュー・感想・評価
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個人的には大好きな作品 / 何度も鑑賞してしまう
作り物の「プラダを着た…」よりも
遥かに人間的でスリリングですね。
才能とやる気のある人が残る世界。
その裏側も垣間見れる稀有な映画。
表情、言葉、駆け引きに注目。
この業界を目指す人は必見で
いかにアイディアと熱意が大切か
などなど厳しい環境でやり遂げる
その姿は拍手ものです。
アナ・ウィンターは怖い存在というよりも
ファッションの世界が大好きで
より良い商品を世に提供する責務を持ち
部下を理解・信頼し前に進む意識が強いだけ。
使えない人ならとっくの昔に解雇されている。
周りのスタッフもアナをリスペクトしつつ
自分を出す、引き出す努力を怠らない。
とても優秀だと思います。
仕事は仲良しクラブじゃぁ無い。
だけど楽しむ。分かる人には分かる。
※
【”リアル「プラダを着た悪魔」”「VOGUE」の2007年9月号製作密着ドキュメンタリーであるが、”魂の入った仕事を本気でする気概”を学べる作品。】
ー 「VOGUE」の鬼女性編集長アナ・ウィンターの仕事に対する一切の妥協なき姿勢、行動力に敬服する。そして、”本気で誇れる仕事をする人の気概”に、観ている側も”こうでなくっちゃね!”と共感してしまう。
それにしても、アナの右腕クリエイティブ・ディレクター、グレイス・コディントンの大変過ぎる”アナ対応”には、頭が下がる・・。ー
■今作を観て、再認識した点、幾つか。
1.仕事に対して、一切妥協しない点
・イタリアの有名写真家のマリオの写真に対しての注文の数々・・。
・締め切り直前まで、表紙を飾るシエナ・ミラーの写真に拘るところ。
・締め切り直前まで、「VOGUE」の内容及びファッション写真に拘るところ。
ー 物凄いワンマン振りであるが、彼女が「VOGUE」で残して来た実績を、皆知っているので
”もう時間がないです・・”とか、
”もう、写真がないです・・”とか
一切言わない所も凄い。(顔には出ているけれど・・、特にグレイス・・)上司も凄いが、部下も凄い。
機能している組織には、”妥協”と言う言葉は不必要という事が良く分かる。ー
2.行動力の素早さ
・今作でも、良い写真を撮りに、ローマ、パリ、ロンドンと矢継ぎ早にロケーションを変えていく。一冊のファッション雑誌を作るために・・。
3.素早い決断力
・一目見て、”この写真は全て駄目!””カラーリングが違う!”
即断即決と良く言うが、ここまで瞬間的に決断する姿を見ていると、却って清々しい。(けれど、部下は大変である。)
4.アナの原動力
・”猛烈に腹が立つ事”をエネルギーに変換している点
・過去に捕らわれず、未来を見据え、邁進する姿勢
<アナのワンマン振りを必死に支える、右腕クリエイティブ・ディレクター、グレイス・コディントンの苦労が偲ばれる・・。時折口に出る愚痴。
けれど、作品の最期にアナの口から出た、グレイスを称賛する言葉に、ホッとする。
”魂の込められた仕事をする気概”を再認識したドキュメンタリー作品。
余計なお世話だが、「VOGUE」の次期編集長は、大変だろうなあ・・。>
つよっ!
アナ・ウィンター、こわっ!(笑)
これぐらい強くないと、あそこの地位までいけないよね。
決断力と自分の言葉に責任を持てる強さ。
すごいね。
そして、グレイスという存在がとても良かったな。
すごく対照的な感じなんだけど、ファッションを大切にする気持ちは同じなんだよね。
ファッションが教えてくれるというより、
VOGUEでの、いや、ファッション業界でのアナの強さを教えてくれた。って感じです。
時代を・一流を作り出しているのだという自負。
仕事・自身の在り方への覚悟。
半端ないなあ。
もし失敗したら、全てを失う。
雑誌と写真集とは違う。自分の作りたいものを作っているわけではない。良い写真・記事でも、雑誌の流れにそぐわなければ…。”雑誌”としての完成度。それがすべて。
ワンマンなんだけど、各ページを手繰る時には購読者の視点も持たなければ、移り気な読者はすぐにそっぽを向く。その購読者たるや、片やファッションデザイナーをも含むクリエーターのプロ集団であり、片や気軽にファッションを楽しみ憧れる普通の人々だったりする。
そんな彼らの関心を少しでも外せばすぐに売上に跳ね返り、編集長の地位は簡単に他の人に奪われる。なんて恐ろしい。
時代を読む力。それが全て。
アドバイスを受け入れれば、雑誌に取り上げられればマーケットとしては成功するから、クリエーターもアナの言葉に耳を傾ける。でもクリエーターだって自分の感性を武器にしている。安易な妥協をすれば次の仕事はない。そんな感性と感性のぶつかり合いにも、堂々と立ち向かっていかなければならない。相手を納得させるだけのものを示さなければ、クリエーターから相手にされなくなる。なんとういうせめぎ合い!
片や、グレースは自分の仕事に酔うタイプ。自分の想いを表現したいタイプ。
グレースの世界に共感する人は付いてくるけど、共感しなければ…。クリエーターとしてはそれでいいのだろうけど。購読者数を誇る雑誌としては。なんて難しい。
そんなふたつの才能が出会い、切磋琢磨していくから、ものすごいものができるのだろう。
そして、その仕事に参加するスタッフも、アナに認められれば、雑誌に載れば、一流の証明。だから怯まない。食らいつく。結果的に、さらに高みへ。
そんな熱意を喚起させるのがアナの力。
良い仕事をしたいと思ったら、ここまで考えて考えて完成を磨きぬかないとダメなのね。
雑誌ができていく緊張・ワクワク感を追体験でき、
自分はどう生きたいの?
どんなふうに仕事をしたいの?と、
自分の生き方を振り返ってしまう映画です。
ヴォーグの女帝アナ!!
最近着せ替えゲーム(「プリ☆チャン」)にハマっているので興味があって観てみましたが、知らない世界を垣間見る事ができて面白かったです。ノンフィクションなので作った感じや嘘臭さが無いのも良かったです。2009年の映画ですが、現場からすれば取り扱っているアイテム自体は古いのでしょうが、2018年に観ても十分楽しめると思います。アナは流石に目立ちますが、交通事故から生還した女性の方が仕事の苦労を口にするので気になりました。
雑誌の編集長
以前、雑誌に広告を出稿し編集者やライター、スタイリスト、ヘアメイクなど様々な方々とお仕事させて頂いてました。この事から興味があって観てみました。プラダを着た悪魔も、もちろん観ました。
米・ヴォーグ誌って、ここまで妥協の無い仕事をするんだ、と圧倒されました。アナ編集長の妥協の無い仕事振りが、編集関係者を動かしている。彼女の首を縦に振らせるために必死に仕事をしている。クオリティの高い誌面を作り続け、ファッションの最先端を発信し続けた事が不動の地位を築き上げたんだなと。
雑誌は出来上がって店頭に並ぶまでが本当に大変ですね。本気で作る、だから読者も付いてくる。これって雑誌編集者以外のどの仕事にも共通するところがありそうです。楽しく観れました。⭐️4つです。
『プラダを着た悪魔』のモデルとも言われる米・ヴォーグ誌編集長、アナ...
『プラダを着た悪魔』のモデルとも言われる米・ヴォーグ誌編集長、アナ・ウィンターのドキュメンタリー。『プラダを・・・』も結構おもしろかったけど、こっちの方が好き。切り取った時点で「リアル」ではないのだろうけど、やはり手触りというか息づかいが伝わるようでドキュメンタリーはおもしろい。
舞台裏だから、映画というよりドキュメンタリー。
プラダの現実版てかんじだけど、あの映画を期待してみると。。
あくまでドキュメンタリー。
アナの仕事に対する姿勢はとてもかっこいい。
出てくるファッションもさすがvougueで洗練されたおしゃれ
鮮やかな色の裏。
プラダを着た悪魔が当時大好きだった私は、登場人物のモデルとされた女性アナ・ウィンターの存在が気になっていた。
撮影方法は至って普通のどこにでもあるドキュメンタリー。
しかし問題は、対象が華やかなファッション業界であるという事。
画面越しでも息をのむような写真ばかりが続く。
煌びやかなモデルの表情、服の質感、どれを取っても”美しい”だけでは収まらない。
その中で雑誌を作り、流行を作っていく。決断力こそが全てだ。
一流ばかりの世界でなお一線に立ち続けるアナやグレースは、感覚は違えど切磋琢磨し合える素晴らしい友人であると思う。
モデルが着ている物は買えないけれど、宝箱のような一冊には一生かかっても追いきれないほどのキラキラが詰まっていた。
”庶民には真似できないお高く止まった雑誌”のイメージが覆された瞬間だった。
誰も皆必死だ。
よく途中で投げ出さなかったなぁ
得るものなし。「プラダを着た悪魔」も以前観たのでもうこの系統のはもういいや。観てて疑問だったのがアメリカ版ボーグってフランス版のそれより格が上なのかって事。アナは女王なのかって事。
■最良の選択かしら?妥協はダメよ
映画「ファッションが教えてくれること」(R・J・カトラー監督)から。
米ヴォーグ誌の編集長アナのドキュメンタリー作品。
このことに異論を挟むことはないが、
時々、これは演技なのか、素顔なのか、わからなくなる。
フィクションなのか、ノン・フィクションなのか、それさえも。
冒頭、こんなフレーズで始まる。
「ファッションのことを恐れる人は大勢いると思う。
不安を感じているからこそけなしてしまう。
ファッションについて、悪く言う人は、恐れや不安の裏返しなのね。
自分がクールなグループに属していると感じて、軽蔑したり無視したりする。
ファッションの『何か』が人々を動揺させるのね」
あぁ、私もファッションを恐れているひとりだと苦笑いした。
今回は「9月はファッション業界の新年なのよ」と言い切り、
「9月号で特集するほど、重要な価値があると思う?
もっと練り直して」と叱咤する。
「(9月は)女性は新たな気分になるの。ストーリー性が大切なの。
なぜ『特集を組む』かという視点や、重要性」とその意味を伝え、
最後は「最良の選択かしら?妥協はダメよ」と念を押した。
このカリスマ的な存在の根源は「妥協しない」という考え方だと知った。
作品最後、彼女のインタビュー。
「強みは?」の問いに、迷いもなく「決断力」と答えた姿、カッコよかった。
結構何度も見てます。
個人的にはリアルなのでこの日常をモデルにしたプラダを着た悪魔より好きです。
一冊のvogueに色々な人の才能とアナ編集長の頑固なこだわりがつまっているのだということ
目まぐるしく動くファッショントレンドをつくりあげていく人達のスマートさと感性、色々考えさせられて自分も頑張ろうと思った。
きれい
たくさんの服や靴やきれいな物に囲まれて暮らすのは女の子の共通の願いですが
実際に仕事として持つのは色々苦労があるようです。
センスでやっていく仕事は、自分のセンスに自信がなくてはダメで、でも自分のセンスを否定されることはしょっちゅう。自尊心がズタボロです。劇中ではグレースがその見本(彼女もかなり素晴らしいセンスを持っているのですが)
劇中のモデルたちがさすが。
様々な表情で生き生きと写り、本当のモデルの姿はこうなのよ!と主張しているみたいに輝いています。ただ笑うマネキンではなく、表情のある人間が着る服。
写真はため息が出るようないい出来です。
日本のファッション写真はどれも同じ顔で笑っているだけなのでつまらないー。
写真家の質も、モデルの質も、雑誌の質もちがうんだなあと感じました。
COOL★決断力
VOGUE雑誌 9月号が出来るまでのドキュメンタリー 想像以上に凄かったw(°□°)w
意気込み・POWER・ 妥協しない・忍耐強さ・決断・前進……この作品で感じました(@д@)
一流VOGUE編集長 のアナ。仕事の時は COOLでズバッと切り捨てたり決断したり 前を向いて 生きてる女性。家に戻ると 顔の表情は和らぎ 声も優しくて 人間性があってホッとしました。
長年一緒に仕事しているグレイスもお互い尊敬し信頼してる仲なんだなって♪
とても観て楽しかったし、勉強になりました。
真の実力者だけが生き残る世界
米ヴォーグ誌の鬼編集長アナ・ウィンターを追ったドキュメンタリー。完璧主義を貫くアナと意見を対立させながら、独創的アイデアで自分のイメージを誌面に落とし込む敏腕編集者グレースの類まれな創造力に感嘆した。みんな結構な高齢(失礼)なのにタフでエネルギッシュでほんとにすごい!
僕には早かったかも
やっと観に行ってきました
上映して結構経ったと思ったんだけど会場には結構お客さんいてびっくり
考えてみたら自分の中で初のドキュメンタリー映画でした
作り物映画ではないのでそりゃあプラダを着た悪魔のような感じではなかったけどそれを匂わせるというかあの映画のすごさを改めて感じました
本作はというと社会の厳しさっていうかみんな一生懸命なんだなってヒシヒシと伝わってきました
まだ学生の自分にはこの映画のおもしろさを100%理解できてないんだろうなって思いました
社会人になってまた観たらこの映画の本当のおもしろさがわかる気がします
まだ自分には早かったかなぁって感じです
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