てぃだかんかん 海とサンゴと小さな奇跡のレビュー・感想・評価
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岡村隆史を引き立てた、松雪泰子の底力
世界で初めて養殖サンゴの移植・産卵を成功させた男の実話を、岡村隆史主演で映画化。岡村にとっては初の主演映画となるわけだが、いわゆる“職業俳優”ではないことは先刻承知とはいえ、表情ひとつとっても、まだまだ硬い。だが、それがこの主人公の生真面目さ、不器用さを体現しているともいえる。また、この人物をどこまでも際立たせているのは、妻役に扮した松雪泰子の存在だ。松雪の受動的にも能動的にも見せられる卓越した演技力が、作品の中でふたりを夫婦として成立させ、最後まで鑑賞を楽しむことができる作品へと昇華させたといえる。
今となっては、これといった売りもなく
当時、岡村隆史が、病気で休業したいきさつもあって、役のサンゴを守る男のイメージにぴったり重なったものでしたが、それも沈静化した今となっては、ごく普通の、これと言ったヒキもない映画になってしまった。
例えば10年後にこの映画を見た時に、「昔はこんなきれいな海があったんだね」みたいなことにでもならない限りは、それほど感動を味わえないでしょう。
2017.6.5
長澤まさみ、、出演作品。世界で初めて養殖サンゴの移植・産卵を成功さ...
長澤まさみ、、出演作品。世界で初めて養殖サンゴの移植・産卵を成功させた男の実話を、お笑いタレント・ナインティナインの岡村隆史主演で映画化。
ダイバーとしては見とかな・・・と。 サンゴを移植するってことは、以...
ダイバーとしては見とかな・・・と。
サンゴを移植するってことは、以前田中律子さんがTVで話していたので知ってて、機会あれば僕も移植活動に参加したいなーと思っていた。
ただ潜るだけではなく、何か自分も海に恩返ししたい。そういう思いをまた起こさせてもらった。
正直、この前みたシャッター・アイランドより面白かった。
この移植の話を映像化するにあたって、話の組み立てや脚本を練り直すともっと感動するだろうな、と思った。でもある意味淡々と話が進んでいくことによって、実話としてのリアリティも出てたようにも思う。
友達は大切さ~
物語のあらすじは判っているものなので、
淡々と進みすぎて感動するには一押したりません
主人公の心意気もすばらしいですが、
それにまして
奥さんと友達の協力がとっても暖かいです
方言がとてもわざとらしく感じるのは方言自体がそうなんでしょう
本当は単語自体がもっと違うんでしょうがセリフは判るようにしないと
いみないから
ベストカップル賞受賞??
うん、予想通りイイ映画だったね
キャスティングで決まったかな(笑顔)
「泣ける映画だったね」
上映終了後の御年配夫婦の会話。
私はというと、珍しく落涙なし。
だって、良質な感動話でなければ
映画化されるわけがないわけでして、
観るこちらも自然とハードルは上がりますよね。
パンフを事前に読んだ時点で
星4個以上の期待をしていましたから、
星4個の期待通りであれば、サプライズが
無いぶん、良い意味で感涙までは行かないものです(笑顔)
◇ ◇
岡村さん、松雪さん。
この2人を夫婦にキャスティングした時点で
成功の9割は決まったのではないでしょうか。
本当にありそうな夫婦だと現実味がありすぎて
逆に違和感が出てしまったりするものですが、
この2人って、嘘と本当の丁度境目のような
夫婦に映るんですよ。いそうでいないって言うんですか、
だからこの2人がスクリーンに映るだけでなんかファンタジーっぽく
感じさせられてしまうんです。なんか観ているだけで心が温かくなるというか
まるで沖縄の美しいサンゴ礁を海中で観ているような気持ちにさせられてしまう。
・話しは感動実話ベース
・キャスティングはパーフェクト
・監督とキャストの信頼関係もバッチリ
この3つの条件が揃えば、
よっぽど下手を打たないかぎり
つまらない作品になりようがありませんからね。
☆彡 ☆彡
“好きこそものの上手なれ”
“一人で観る夢はただの夢
みんなで見る夢はいつか現実となる“
好きなことわざと、
どなたかが本に書かれていた私の大好きな言葉ですが、
まさに、今作にピッタリな言葉ではないでしょうか。
サンゴ礁の白化現象は
報道などで耳にしていましたが、
今作を観るまで沖縄では起きていないと思っていました。
沖縄は人の手がはいらず美しい自然が守られている
そう信じていましたから。
ここにまで開発の手が伸びていようとは。
正直、この厳しい現実にはショックを受けました。
“海とサンゴと小さな奇跡”
夢をあきらめないこと
夢を信じ続ければ叶うこと
忘れかけていた
あきらめかけていた
キラキラと輝く笑顔と宝物が
ギッシリ詰め込まれた作品です。
俳優岡村隆史さんと健気に支える松雪泰子さん。
ベストカップル賞でも贈られるんじゃないかくらいに
息もピッタリでお似合いな夫婦の姿を是非ご堪能くださいませ(笑顔)
ちょっとね~。
本当は映画館で上映されている期間中に観たかったのですが、
それほど期待していたのですが。
DVDにようやく登場していたので早速観てみました。
ですが、イマイチでした。
涙そうそうでもそうですが、沖縄の人ってだまされやすいのでしょうか?
ちょっと期待はずれでした。
実話を巧く脚色出来ない歯がゆさ!
10年余りの感動実話をベースに、フィクションとして構築し、沖縄の風景に俳優陣の演技で魅せる姿勢は良いが…。
脚本が微妙な上に“沖縄”ロケを慣行しながら風土観が感じられず、フィクション演出も物足り無い。
故に、“感動や奇跡”までに至らず、配役の微妙さも感じる仕上がり。
俳優陣は真摯に演じているが、やはり方言の台詞は微妙である。
いかにもな背景映像の中、クレーンやパンを多用したカメラワーク画面は、人物ドラマとしての安定性を欠く。
さらにCG処理を安易に施したシーンには、本当に微妙な後味を残す。
メインの“珊瑚”描写も非常に浅く、物語の深さを欠いてしまう。
フィクション作風が物語の希薄さを生み、痛快さを失った、実話を巧く脚色出来ない歯がゆさを感じる作品。
うーん
4/19 てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~を見て来ました。
沖縄の海に居なくなったサンゴを増やそう、という活動を始めた方のストーリーです。
こういう、海を汚しちゃいけないよ、という、環境を大切にストーリーは大好きです。
とっても期待して見に行きましたが、それほど感動も無く、薄っぺらでイマイチでした。
もう少し、海が綺麗だったときの映像と比較して、サンゴが死んだ海の映像を出して欲しかったです。
外から見ただけじゃ判らないけれど、海に潜ると、どれだけ綺麗な海の中が壊滅状態になったのか・・・
そういうショッキングな映像も必要だったのでは、と思いながら見ました。
以前、私はダイビングをしていました。
サイパンでダイビングをしたら、10年前のサイパンの海と大違いでビックリしたことがありました。
10年前に潜ったときはサンゴ礁がキレイな海だったのが、サンゴ礁が壊滅状態。
ゴルフ場開発のため、土砂が大量に海に流され、土砂がサンゴを死滅させてしまったからです。
死んだサンゴには魚が寄りつかず、海の中は砂だらけ。
あんなに鮮やかな魚でいっぱいだったのに・・・・。
外から見ると青く綺麗な海だけれど、実際に海に潜らないと判らない、ショッキングな状態に悲しくなったのを思い出しました。
この映画で、海の中でサンゴがどういう働きをするのか、
なんでサンゴが大事で増やそうと思ったのか、
温暖化になるとサンゴは、海の生物はどうしちゃうのか、
などなど、もっと、伝えるべきことがあったはずです。
お笑いをしている時のナイナイの岡村さん、私は大好きです。
だけれど、彼が沖縄の方言でしゃべっていたのですが、どうも話し方がワザとらし過ぎて耳障りでした。
まるで、お笑い芸人ガレッジセールの婦達が、大げさに沖縄の方言で話すときのワザとらしい感じと似ていて、イヤでした。
好きだという自信。
この主人公を見ていると、
人間って、思いつきと行動力だけあれば(失礼^^;)
なんとか生きてゆけるもんなんだ、と思えてくる。
「馬っ鹿夫婦やさ~♪」なんて母親らに陰口を叩かれる
主人公夫婦だが、馬鹿だから信じられるものがある。
なまじ知恵がついて、そこそこ権力を握り、好きと
ビジネスが天秤に架けられたとき、どちらをとるか。
誰もが一文無しになろうなんて、まず思わないものだ。
○○バカとは、良くも悪くも天才につけられる称号。
小さな頃から海が大好きで、海の生き物が大好きで、
そして人魚伝説を信じている彼女が大好きだという、
この人マジ?^^;という天然ぶりが人間離れしている。
バカと天才は紙一重というが、バカがつくほど夢中に
なれるものがある人間には、誰も叶わない。
主人公のそんな純粋さあってこその決断だといえる。
しかし私は女の立場から、この主人公を見てしまった。
もしもコイツ(すいません^^;)の母だったら。妻だったら。
そりゃ拳骨のひとつ…いや、百叩きしても足りないかx
なぜやっと軌道に乗り始めた珊瑚バー?を閉めて、
本格的な養殖になんて手を染めなければならないのか。
そりゃ~沖縄に住んでいればキレイな海こそが信条だ。
誰もがそれを分かっていながら、産業開発に手を染める。
それは自分たち家族の生活を守るためでもあるのだ。
生きていくためにはなにかを諦めなければならない。
そう信じて頑張ってきた人間に突きつけられる珊瑚の死。
一方でそれを応援したい妻の気持ちも分かる。
義母に向かって覚悟は出来てますから。と胸を張る妻。
この夫にして、この妻。そう確信できる馬鹿夫婦なのだv
今しきりに叫ばれている環境保護、自然保護、とは
簡単にいえば、人間が破壊しすぎたものを元へ戻そうと
「運動」という名のもとでもがいているだけなのだと思う。
能書きだけは立派だが、具体策となれば足踏み状態。
小さなエコを一般人を頑張らせて上層部は何している?
珊瑚もその被害者なのだから、元に戻してあげるべく、
誰かが何らかの方法で、やり遂げるべきだというのに、
それを偉そうに(爆)上から文句言ってる暇があったら、
とっととこの主人公たちに協力しやがれ!と思ったけど。
夫婦を演じた岡村&松雪コンビはなかなかいい感じ…。
母親最高、友人の吉沢悠や漁連の國村隼もイイ。
悪人が出てこない満面ベタな仕上がりになっているが
珊瑚が卵を産むという瞬間には一気に盛り上がる…!
実話ならではの難しさもあろうが、気恥ずかしい台詞を
懸命に発する岡村の演技は、特に不可能なことはない!
を地で言っているような気がする。
(まだまだ小さな奇跡という主人公、もっとキレイな海へ♪)
さわやかな風が吹く!
沖縄には一度も行ったことのない自分が、劇場を出た瞬間
「今年の国内旅行は沖縄で決定だな」と決めちゃうほど、スクリーンには
沖縄の魅力がたくさんつまっていた。鑑賞後にさわやかな気持ちになれる
映画である。しかし、これが現実に起きた出来事だとは。
すごい話だよね、映画化されるのもわかります。
主人公の魅力は、「自然体、変な金銭欲や物欲が全くない、明るく朗らか」な
ところ。だがしかし、なにせ騙されちゃう・・・
こういう人が、一番騙しやすいんだよね、きっと騙すほうとしては。
でも、彼の魅力は周囲の人たちを巻き込んでゆく。
家族だけじゃない、地元の人たち、みんな。反対活動をしていた人たちも
最終的には彼の味方になってしまう。それは「嘘がない」彼の信念、志、すべてが
人間性としての魅力だったのでしょう。この辺の、家族愛や友情で
もう涙が止まりませんでした。キャスティングも良かった!
鑑賞後「夢は捨てちゃいけない」という希望をもらえる映画です。
果報者だなぁ。
――twitterレビューよりコピペ(twitterID=skydog_gang)
『てぃだかんかん』テレビの人っぽいライトな手触り。俳優岡村隆史の誕生を目にした!という感じでは残念ながらないし、絶対必要なかったシーンあるし、脚色すべき所が無駄に実話のままっぽいし。でも主人公の夢へのひた向きさと妻の献身には悔しき哉大泣き。映画としては…なのにズルイ。
岡村さんに拍手! ☆=
海とサンゴと思いやり♪夢のために協力する仲間たちの姿が素敵でした☆
岡村さんの、走りも良かったです!^-^
ストーリー展開の良い作品でしたが、ラストはぐっときました♪
沖縄のきれいな海も、たくさん見られますよ~♪♪
岡村の「泣き」がいい!
試写会にて・・
実話なので、最後はハッピーな展開なんだと
わかりつつ、あったかい気持ちで観れました。
岡村演じる健司は、思いつくまま行動して
失敗、成功を繰り返すんだけど、
正直、行き当たりバッタリでも羨ましい。
そんなふうに生きるのって、なかなか出来ないし。
でも、サンゴを生かす為の行動はステキです。
松雪演じる妻のユリも、どんな時も健司を支える姿が健気で最高で、
子供たち、母親役の原田、吉沢らの友人達もよかったです。
松雪さんは、どんな役も安定して観れます。
サンゴの産卵は、最初こそ「おぉぉ」と思いましたが、
海の上から撮る数々は、正直エグく見え・・w
個人的オススメシーンは、岡村の「泣き」、
子供と海で抱き合うシーンは、グッと心に来ました。
自然破壊は、結局は人間による損害。
自分のエゴを反省しなくてはいけませんね。
大画面で観る海はステキですが、
特に映画館でなくても可と思います。
期待以上に良かったです。
プレミア試写会を観に行ってきました。
この映画は観る前に実話を映画化した物だと知っていたのですがハッキリ言うと岡村隆史さんが主演との事であまり期待してませんでした(笑)
どちらかと言うとお笑いのイメージが強いので・・・
ですが観始めると少年のようなピュアな心の持ち主であろう主人公の役は岡村さんでありかなぁ~と思えました!
また監督も舞台挨拶で述べてましたがこの映画は
薄口な仕上がりなので観る人によっては物足りないとか淡白すぎて・・・みたいに思うかもしれませんが実話に忠実にした為全てに飾りのない素のままを作品にしたからこそで自分はあえて飾らずに素のままを伝えてくれた事が感動して観れました。子供の台詞も本当の言葉をそのまま使ってると聴きさらにそのシーンがよみがえりました。
人は何か夢や目標に向かって行動すると犠牲になるものがあるのですがそれを支えていってくれる
家族・兄弟・友人・周りの知り合いの方々などの
愛や協力があってこそ達成されるんだなぁ~と思いました。
てぃだかんかん
「岡村おじいちゃんの
大きな海での
小さな奇跡」
〈チラ裏〉
始めから終わりまで柔らかかったです。
温かくて。
ストーリーを楽しむよりは、この作品の温かさを是非味わってほしい。
是非お子様に見てほしいな。
岡村おじいちゃんが頑張っていました。
松雪さんがすてきでした。
ピュアな けんちゃん
始まりと終わりの“けんちゃん”と“ゆぅ~りちゃん”。
純粋で思いやる深い愛情の象徴。
健ちゃんの見つめる先には、誰にも負けない愛情の対象がある。
その誰にも負けない愛情の注ぐ珊瑚のためなら、どんな突拍子な行動もするし、
どんな反対にも揺るがない。
そんな 健ちゃんを支える 由莉ちゃん。
いいよ、なぁ~!
由莉ちゃんの支えが、アンナ状態でも信じて応援する強いもので・・・
そして、健ちゃんの「ありがとぉ!」の感謝が真っ直ぐに帰ってくるピュアさ。
珊瑚の産卵の撮影には、2週間も待ち続けて撮ったそうな。
CGではなく、実際に待ちに待って、撮影した珊瑚の産卵。
産卵場所は何処か解らず、1年に1回のたった20分間のことだから、
撮り損ねないように凄く大変だった。と言う。
そう知っていると、映像で観る珊瑚の産卵はすごく感動する。
由莉ちゃんの観たがる“人魚”
ちゃぁんと、健ちゃんは約束を守ったんだモンネ♪
支えた家族、友達、沖縄の海を愛する人たちの姿。
すっごく良かった。
山下達郎 の音楽も、良かったぁ。
ちょっぴり消化不良。
ところどころで、プチ感動、笑いあり。
ただ、残念ながら何かそれが細切れで全体としてまとまりを欠いたような印象として残り、少し消化不良でした。
不動産屋の行動も不可解で違和感あり。
ただ、沖縄の海の素晴らしさが伝わってきたことはヨカッタ。
沖縄の方言もゆったりしていて気持ちがホンワカしました。
それに二人の女優、松雪さんと原田さんの演技はさすがですね。魅了させられました。
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