「This is not a love story. そして季節は移り変わる」(500)日のサマー アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
This is not a love story. そして季節は移り変わる
大好きな監督の1人マーク・ウェブ。ゴッツい見た目によらず(ファンの方失礼!!)、繊細な映画を作る監督なイメージです。そのマーク・ウェブの長編デビュー作をやっと観ました。
元々ミュージック・ビデオの監督で、日本でもヒットした曲で言えばちょっと古いですがダニエル・パウターのバッド・デイとか?(個人的には誰も知らないかも知れませんが、グッド・シャーロットのリバーが好き!)。本作でも時系列が行ったり来たりするのですが、日付が出る所をハッピーな時は明るく、落ち込んでいる時には暗くとミュージック・ビデオ撮ってた感性が活かされていますね。特にハッピーな時に踊り出すのはPVで鍛えた手腕が生きてそうです。
恋に恋してるようなトムと愛を信じないサマーが最終的に逆転するのが脚本の上手さを感じました。しかし、トムくん痛いわ~。そりゃ、自由奔放なサマーには振り回されるわな。過去に付き合った彼氏とか聞いちゃダメだって。しかも比べたがるとか。相手の過去に自分の幸せはないよ!
サマーはいきなりいなくなったように思えたのですが、別れる話とかしてました?そこはハッキリ見せない作りだったのでしょうか?「卒業」観て感性が合わないと感じたのが原因にしても、もし、いきなりいなくなり、いきなり結婚してたら、さすがにbitch!と言われても仕方ないかと思います。ただでさえズーイー・デシャネル小悪魔っぽいですしね。
幼い頃のクロエ・グレース・モーレッツが可愛い!トムにアドバイスをあげたりしてて女の子は成長が早いですよね!そうそう、アベンジャーズのコールソンで有名なクラーク・グレッグが出てたのも嬉しかったです。いかにも人の良さそうな社長さん。あんな人の元で働きたいわ~。
トムくんは最終的にオータムに巡り会えたので、そこからまた1日目が始まります。いつの世も恋愛の傷は次の出会いでしか癒されないですよね。失恋して傷ついても、一通り落ち込んだら進め男子!進め女子!!
余談ですが、ズーイー・デシャネルは歌手のケイティ・ペリーに似てると思う。誰からも賛同を得られなくてもそう思う。