シュアリー・サムデイのレビュー・感想・評価
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俳優陣の魅力が引き出されていて楽しい作品
小学生の頃のタクミを演じたのが、北村匠海さんであることが驚きでした。登場時間は少なくないのに、円盤のパッケージの表にも裏にも名前が載ってなかったし、このサイトにもWikipediaにも載ってません。
今作は小栗旬さんの初監督作品で氣合いが入っていて、出演者多数&こだわりの演出を堪能させてもらいました。
バンド演奏したり弾き語りして音楽映画の要素もあり、高校時代や小学生の頃のエピソードもあるので青春映画の要素もあり、命を狙われたり怖い世界に関わっていてヤクザ映画の要素もあり、恋愛要素もギャグ要素もてんこ盛りで、ボリュームがありました。
ヒロイン役の小西真奈美さんの胸を小学生男子が触るシーンが印象に残りました。
エンディングクレジット後のオマケが、トイレで面白いです。
小栗旬の飲み友達がこんなに豪華だとゆう奇跡の映画❓‼️❓❓❓❓❓
うーむ 面白くなる要素はたくさんあるのに活かしきれてないような。 ...
若気の?
綾野剛目当て
若いうちに楽しいことやろうぜ!
小栗旬さん初監督作。ちょっとめちゃくちゃな、まとまりなしで若者の活気あるところをそのまま映像で表現したような映画。まるで文化祭のような理屈抜きで突っ走る単純な映画です。
とにかく破天荒な展開の連続。そのせいか、どれもとってつけたような話でかえって作品の深みが薄れてしまってる気がします。主人公の少年時代の話は個人的にはとても気に入っているのですが(特に雨の場面)、なんだがその後のめちゃくちゃな話がその感動を台無しにされた気分になりました。
突発的なアイディアに頼りすぎて煮詰めることをしなかったせいでまるで毎度話が変わるTVドラマシリーズ。これをよしとする人がいるでしょうが私はちょっと不満を覚えました。
正直言って私はこの映画を劇場の料金で見たいと思える映画ではないかもと思いました。がしかし、映画作りの、それも若者としての楽しさ遊び心がどことなく伝わり、スタッフ陣もキャスト陣も楽しくとっていたんだろうなと勝手に思ってしまいます。なので不満なところがやたら目立っても妙に憎めない。
後やたら豪華キャストで、中には数秒程度映って即退場といった人まで。とは言え「あ!こんなとこにあの人が!」とまるでウォーリーを探せのような感覚で見れてちょっと楽しかったです。
若者らしさ全開の映画。活気ある彼らを見て楽しいことはやっぱ若いうちにやっとかないとな!という風に思わられる作品でした。
まあ、初監督やから
ただただ、面白くない!!
盛り沢山です
豪華キャスト
小栗っていい奴なのかな
少年の頃、大人の女性にあこがれて、大きくなったらボクが守ってあげる、
という妄想を抱く者は多いかもしれない。
でも、それを大人になっても持ち続けている者は少ないだろう。
テレビゲーム全盛のこの時代にイタズラ小僧5人組が紆余曲折ありながら、
大人になってもツルんでいるというのはめずらしい。
そんな5人を中心にした物語。監督は小栗旬。これがデビュー作。
売れっ子俳優が20代で監督。話題性は十分。でも、話題性だけで映画が創れ、
全国で公開されるほど業界は甘くない。
シナリオ段階である程度の評価は受けた作品なのだろう。
あとは監督がどう料理するか。小栗も才能があり、いい経験をしてきたのだろう。
おもしろい作品に仕上がった。小栗が撮るならギャラなしでいいよ、というような
カメオ出演が多い。小栗はきっといい奴なんだろう。
やりまくり、ハメまくり、ウンコ連発の勝地。
麻薬取引のガサ入れで海外逃亡し、日本に戻るため整形した組長。
タッパ変えるのにこれと義足を見せる。飯島が整形して鬼頭になったことにビックリ。
身長を変えるために足を切断したことに、そこまでやるかと二度ビックリ。
悪役に魅力があると作品がしまる。
きっと楽しい現場だったんだろうな。その楽しい雰囲気がマンマ映像になっている。
大金をかけた文化祭作品
観る前は「若いアイドル俳優が作った映画だというだけで叩くような人もいると思うが、自分はそういう大人ではいたくない。偏見を持たず、素直に監督の世界観を楽しみたいと思う」と思っていました。でも観た後は…「周囲の大人は敢えて監督に恥をかかせたいのだろうか。大金と人脈を使って文化祭自主制作レベルの映画を作るとこんな感じになるのかと思った。大人の鑑賞に堪える作品ではない。これで監督が叩かれて目を摘まれることのないように願う」というのが率直な感想。
小栗旬 あなどることなかれ。シュアリーサムデイ。
小栗旬くん、映画を撮ってくれてありがとう。
初監督の映画を見れて嬉しかったです。
観客のほとんどが若い女のこの中にまざって、いい歳のおばさんがはずかしげもなく、
声を出して笑いながら見ました。
色々様々な、人間が生きていくうえでの問題点を盛りだくさんにちりばめて、
その問題点の一つ一つが、ばらばらにならずにうまくまとまっていて、あきさせず、
適度に惹きつけられて・・・。
見終わって場外に出たときには、身体の中に清清しく、
爽やかな風が吹き抜けて行く様な感覚がありました。
これからも、沢山、映画を撮っていっていただきたいとおもいます。
俺、甘いかなぁ~。
ガムシャラでいいのだ!
某番組で話していたが、監督はガイ・リッチーの『ロック・ストック&トゥー・スモーキング・バレルス』(名前長ぇけど傑作)が大好きで、今回もそれを意識して撮ったそうな。
確かにオープニングのハイスピード撮影や選曲の感じ、複数の物語が絡み合う展開(しかもヤクザ絡み)とかは明らかに意識しているなという感じ。
だが正直に感想を言わせてもらうと、この映画は色々な点で拙い。
まず空に踊るタイトルからして過剰にコミカル。各キャラの台詞や所作、各エピソードのまとまり、話が過去に飛ぶ際のテロップその他の細かな演出など、『拙い』と感じる場面は少なくない。
特にヤクザのボス(名前は……自粛します)は、衣装も演技も含めてやりすぎ感強し。
しかし!である。
普段の僕なら最初の時点で『リアリティが無い!』だのと言って白けてしまう所だが、この映画は最後まで楽しめた。
何故かって、作り手がメチャクチャ楽しそうに撮ってる感じが、そして何より『観客にも楽しんでもらおう』という努力が伝わってくるからだ。
まず自分が伝えたい物語があり、それをベースとしてどうしたら観客を笑わせ、騙し、感動させる事ができるか。この映画はそれを懸命に考えていて……しかも成功している部分も少なくない。
豪華脇役陣も適材適所な感じで楽しいし(お休み中の岡村さんも大活躍)、思わず熱くなるシーンもある。
特にハイライトである路上ライブのシーンが泣ける。
お先真っ暗な今の世の中で、それでも笑って生きていられるのは、この映画のような馬鹿で楽しい友達のお陰だ。
少しの間でも辛い事を忘れさせてくれる友人を持つ人ならきっと、その友人の顔が浮かぶ筈だ。
また、うまく表現できないが、この映画は、邦画を観た時に感じる閉塞感のようなものがまるで感じられない。どこかカラッとした、異質な感じが面白い。だからこそ噴水や子供時代など、センチメンタルなシーンが長いという『いかにも邦画』な所があるのが残念でもある。
この映画は、小栗旬という俳優の人気ありきの企画か?
その通りだろう。
だがどうだ、当の本人はそんな事はお構い無しに、実に楽しそうに撮っている。
映画の終盤で、竹中直人が「勢いだけじゃねえか」と笑う。
それでいいのだ。どうせ勢いを無くしてゆく人生なら、ある内に使っとけ。
勢い上等。馬鹿で結構。ガムシャラでいいのだ!
次回作への期待を込め、観て損無しの3.5判定。
<2010/7/17鑑賞>
きっと、いつか。
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