武士道シックスティーンのレビュー・感想・評価
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五輪書に剣技は記載されていたかなぁ?
以前、電車の向かいの席に座っていた女子高校生が青い色の本を読んでいた。
電車は空いていたので大きな袋と長いを袋を横の席に置いていた。後から竹刀と防御具の入った袋と分かる。
かっこよかった。それで、読んでいる本が青だったのでこ、自然とその本の題名に目が行った。それが『武士道セブンティー』だった。
直ぐに
図書館で予約した所、読めるまで一ヶ月かかりそうな順番だった。
仕方ないので、本屋で立ち読みしてやろう出かけた。なんとなんと、『武士道シックスティーン』がある事を知った。仕方ないので、
16歳、17歳と立ち読みしまくった。映画の帰りの大型店で1週間かけて読んだ。
主人公のさおりちゃん(?)は、ジェンダーだと思ったていた。シリーズは全て読んだ。勿論、買わないで全部読んだ。
映画は初見。
映像だから『まわい』とか『構え』が実写されるので、理解しやすいが、その割に緊張感が無いように思えた。
剣道は全くの素人なので、はっきり断言できないが、髪の毛はのばさないじゃないかなぁ。
電車の女子高生もショートカットの麗しき少女だった。でも、目が猛禽類の如く輝いていた。
追記
親子で会話する道場は剣道ではなく、弓道だと思うが。
追追記
17歳の戦いはどっちが勝利したかなぁ?忘れた。
追追追記
宮本武蔵の絵が京都の東寺で見られたので、その為に京都へ行った。この映画にも出てくる五輪書の事が小説にも書かれていたので。襖絵だったと記憶する。
【”無心の柔は、剛を制す”成海璃子さん演じる中学全国制覇した高校生女性剣豪の裂帛の気合が凄まじき作品。北乃きいさん映じる西窪さんとの柔との対比がとても良い作品でもある。】
■3歳から修練を積んできた剣道エリートの磯山香織(成海璃子)は、とある大会で同学年の無名選手西窪(北乃きい)に負けたことが忘れられず、その選手を追って剣道の名門・東松学園に入学する。
しかし再会した因縁の敵・早苗は、ほぼ実績ゼロで、剣道は楽しむのがモットーのお気楽少女だった・・。
ー 今作を鑑賞したのは、映画館ではない。
レンタルビデオで借りて来た作品を10年ほど前に書斎で鑑賞した。
理由は、公開時に成海璃子さんの凄さを理解していなかった事に尽きる。
そして、観賞した結果、私は成海璃子さんの魅力にヤラレタ。
当時彼女が、御幾つだったのかは知らないが、若き美しき女優さんで、あの裂帛の気合と物凄い目力に、”この人、誰だ!”とびっくりしたのである。ー
更に言えば、直ぐに成海璃子さんの嗜好を知り、「ニルヴァーナ」と我が愛する「エレファントカシマシ」が大好き!(当時)と言う事を知り、”成程!”と思い、腑に落ちたからである。
何故ならば、今作での成海璃子さんの剣道の試合、練習の際の、裂帛の気合の声と、大なる竜の様な眼は、記憶になかったからである。
分かり易い所で言えば、京都の相国寺の法堂の天龍図に匹敵するような、“眼”である。-
■独り言及びこの作品を観た理由<読まなくて良いです・・。>
・私は小学校時代に、剣道とミニバスケットを習い、常人ならざる負けず嫌いの気質もあり、今作のような親からの柵もなく、早苗とは違い”やるんだったら、一番だ!”という想いで、剣道とミニバスケにのめり込んだ。
結果として、どちらも金メダルと言いたいところだが、ミニバスケは金メダルを取ったが、剣道は”絶対に優勝!”と言われていたにもかかわらず、今作の早苗のような”無心”の相手からまさかの中道からの正面からの面を奪われ、敗北した。
銀メダルなどは嬉しくもなんともなかった・・。
■で、今作。
・厳しき父及び、全国制覇を狙っていた兄が、敗北し、自分が期待に応えなければ・・、という悲壮な想いを持った女性剣士磯山香織を成海璃子さんが、裂帛の気合で演じている。
ー で、おバカで直情な私は直ぐに彼女を応援する・・。-
・けれど、柔よく剛を制すを時で行くような、北乃きいさん演じる西荻さんに、中学の覇者である香織は敗北する。
ー この、西窪さんの無心の試合のシーンが、凄く良い。
間合いの取り方、中段の構えからの摺り足による無心の面一本のシーンの映し方の見事さ。-
<今作は、一見単純なる青春映画のように映されているが(そういう観方でも良いと思う。)、竹刀を握った事のあるモノには、奥深い作品だと思います。
剣道ではなくても、バスケットでも、登山でもある一線を越えようと、努力した人には響くのではないか、と思った映画だと思います。>
可愛かった
成海璃子に尽きるかな。
頑固で負けを認められない、ある意味負けてばかりの子を、ギリギリで嫌みにならないさじ加減で魅せてくれた。
良い感じに強情だけど、嬉しいときは隠せていない。良くも悪くも素直だから、悪感情は沸かずだった。
北乃きいや脇を固める役者陣も悪くない。でも自分は成海璃子に、やっぱり一本でしたね。
主演は成海璃子と北乃きい。幼い頃から剣道の修行を積んできた香織は、...
主演は成海璃子と北乃きい。幼い頃から剣道の修行を積んできた香織は、ある大会で無名の選手・早苗に負けたことを引きずり、早苗を追って剣道の強豪高校へ入学する。
レイア姫
中学チャンピオンだった香織(成海)だったが、中学3年間で同学年の選手に負けたのは初めてだった。せっかく負かした早苗(北乃)を追いかけて中高一貫の学園に入学したのだったが、一戦を交え、早苗が逃げるのが得意だがとても弱かったことに気付く。
キャピキャピの女子高生北乃きい。勝つことしか考えてない成海璃子。やがて二人は仲良くなり、インターハイ予選では負傷した磯山の代わりに補欠だった西荻を出場させ、見事に優勝した。そして磯山は心が折れた・・・
二人とも心が折れてんのかぁ~よくわからんかった。岡君に会ったからか?それとも怪我で出場できなかったからか?それでも二人が元に戻ってインターハイ・ベスト16まで行ったからいいのか。
父親役の板尾創路。研究者で頭がよさそうな役だったけど性格が軽すぎるんだな、きっと。それでもホログラムのようなメガネの要らない3D映像はよかったぞ。レイア姫そのまんまだったけど(笑)。
評価は高くない普通の映画だけど、私の大好きな作品。 成海璃子がかっ...
評価は高くない普通の映画だけど、私の大好きな作品。
成海璃子がかっこいい。北乃きいがかわいい。この二人が、互いに感化されながら成長していくさまが実に心地よい。思わず応援してしまいます。
他の登場人物もいい人ばかり。とりわけ成海璃子を静かに暖かく見守る兄がいい。爽やかです。
私は村浜主将、高木古都に首ったけです(笑)
剣道部。
原作が面白くて好きだったので観たけれど、原作のイメージとは違うように感じた。剣道部の活動は、あまりよく知らないので新鮮に観たが、原作を脇に置いても、登場人物の気持ちが分かりづらいところが残念だった。
成海さんの佇まいは凛としていて爽やかに見えた。
思わず引き込まれる芸達者な二人の主人公
他のレビュアーさんも書かれていますが
成海璃子と北乃きいの化学変化が見どころ。
個人的には剣道オタクを演じる 成海璃子と
ピュアな女子高生演じる北乃きいの役柄は
実は性格的に逆なのかと思っていました。
しかし見ていく内に目力抜群の成海璃子は
まさにはまり役と思いました。
片や普通ーの女子高生演じる北乃きいは
どちらかと気が強い役が多かったので
逆ではという意識が強かったが
いやいや見事に演じきっていました。
16歳と言うに度と来ない青春を剣道と言う
武道に賭ける二人の女子高生の悩み傷つき
前に進む決断。
何物にも代えられない10代のピュアな
ハートを見せつけられて爽やかで思わず
ほろりと来る作品。
正直、作品的に好きなジャンルでもないし
何か題名も心ひかれなかったが
これだから映画は辞められない。
そんな作品でした。
二人による科学反応
“剣道も人生も勝たなければ意味が無い”
攻めて攻めて攻め抜く、超攻撃的剣道を信条とする中学生チャンピオン磯山。
“楽しいのが一番。強くなって行く過程が楽しい”日本舞踊部が無かったから、何となく入部した経歴を持つチャランポランな剣道部員の西荻。
この2人が運命的な出逢いから、次第にお互いを認め合い化学反応を起こす。
※1 改めて原作を読み直してみたところ。やはり読み易い上に、若い女子高生の友情物語として、更に剣道を通じての成長物語としてかなり優秀なのを実感した。
映画はほぼ原作に忠実に構成されている。
実は中学生チャンピオンで有る成海璃子演じる磯山が、何故剣道を初めて僅か3年の北乃きい演じる西荻に負けたのか?映画の中では《無の境地》として描かれていたが、原作ではきちんとした理由が説明されている。一応は西荻が剣道をやる前にやっていた“或る足捌き”が関係している。
原作に忠実とは言っても削られたエピソードは多々有る。
怪我をした磯山が、自分の居場所が見つからず、純粋な子供達を指導する場面もその1つ。中でも磯山の父親を知る“或る人物”は、父親が近くて遠い存在の彼女にとって精神的な柱の様な存在なのだが。映画の中では描かれず、逆に原作以上に父親の精神的な圧力(期待感)を受けて来た辛さを強調する内容になっている。
一方の西荻にとっては、両親が別れた理由をセリフで観客側に詳しく説明する事で、チャランポランな性格をしっかりDNAで受け継いでいる事が解る。原作ではそれほど詳しく書かれていなかったと思った父親だが、原作でも最後に印象的に登場する。しかし映画程では無い。
どちらにせよ、2人の性格には、父親の影響が大きい。
そして一番の変更点としては、磯山の兄が妹の苦悩を一番理解している描写。
共に幼くして父親のスパルタ教育を受けて来ただけに…原作では影の薄い兄なのだが、映画の中では彼の一言一言が説得力を持って彼女を見守っていた。
実は原作に於けるこの兄の役割に一番近い人物は、意外にも副将だったりするのだが、映画の中では存在感は皆無。実際思い出そうとしても名前を思い出せない位(苦笑)
原作では後半から、彼女の包容力によって磯山の復帰をより強く促す。
互いにぶつかり合いながら切磋琢磨し成長して行く2人。
原作もなかなか良いので是非とも読んでみて貰いたいのですが、それでもこれほどの秀作になるとは、よもや思いもよらなかったのが正直なところ。まさに嬉しい悲鳴です。
最後はウルウルしてしまいました。
是非とも3部作として2人の続投を願います。
※1 現在は消滅してしまいましたが。以前に利用していたレビューサイトには、登録者全員に日記機能があり。当時まだ無名の誉田氏を推薦したのは良い思い出です。
(2010年5月9日テアトル新宿)
主演の2人も雰囲気ピッタリ
原作小説をわりと忠実に再現。ただ、原作にはもっとコミカルなテンポがあったと思うけど、映画のほうは主役2人が思い悩んでしんみりしている時間が長い気がした。ゆえに、爽やかさに少し欠ける気も。
あとは西荻が日本舞踏を習っていたという設定はちゃんと残しておいたほうがよかったのではと。それがあっての「チャンバラダンス」なんだし……。
そこ以外は特に不満はなし。主演の2人も雰囲気ピッタリ。
成海璃子、北乃きいと演技達者な二人がそれぞれの役を期待通りに演じてる。
部活の剣道を友だちと楽しくしてた西荻早苗(北乃きい)の前に剣道一筋の孤高の転校生・磯山香織(成海璃子)が現れる。
磯山は西荻と真剣勝負をして勝つために、この学校に入ったという。争いごとが嫌いで自分の剣道に自信のないいまどきの女の子の西荻にとっては迷惑な話。しかし、勝つことにしか興味のない、まさに侍のような磯山のことが気になって近づく。
二人の交流で互いの心に変化が生じ、やがて立場が入れ代わっていく。
楽しく平和に生きてきた主人公が、その潜在的才能を見いだされ本人の意志に反して鍛えられていくのは、エースをねらえ!とか(のだめもそうか)スポ根ものの常道。
長い黒髪にキリッとした瞳で凛々しい成海璃子、短髪で丸顔、くるっとした眼で愛嬌のある北乃きいと演技達者な二人がそれぞれピッタリの役を期待通りに演じてる。
女の子の友情物語の他、父と娘の物語も描かれてます。娘の気持ちを考えない自己チューで不器用な父親に振り回されつつも自分の道を見つけていく娘たち。
女優復帰した古村比呂さん、久しぶりに見ました。
肩の凝らない楽しい映画
成海璃子演ずる超硬派のサムライオタク。女ムサシ(?)。
対するは北乃きいが演ずる超ナンパのひ弱な乙女剣士・コジロー(?)。
二人の心と体のぶつかりあいが面白い。
前半はすれちがい。
二人の価値観の違いがそこかしこでぶつかる。
テンポが良い。掛け合い漫才のように展開する。
サムライオタクと乙女剣士のぶつかり合いが笑いを誘う。
後半は心のぶつかりあい。
それぞれの過去(家族)との葛藤が加わる。
真剣に心がぶつかりあい、二人が成長していく。
お互いを認め合いながら。
予定調和の成長物語では有りましたが、
観る者の期待を裏切らない楽しい映画でした。
ただ、惜しむらくは、面を外しての巌流島の闘いの三本目。
竹刀をぶつけあっては立ち位置を替えるだけの繰り返しが続き、
殺陣の練習不足を感じさせるところがいただけない。
それと、重要なポイントにしたと思われる過去(家族)との葛藤が
少し希薄というか中途半端。
こちらも心のぶつかり合いをもっと前面に押し出すか、
さもなくば逆に抑えた方がよかった。
また、エンディングのクレジットの部分であるが、
二人のインターハイでの闘いの場面(立ち会って竹刀を合わすまでで良い)があるともっと良くなったのでは。
シーンの振り返りでも良い。
何もないのでいささかラストで拍子抜けた。
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