「1時間20分の関所を通り過ぎると・・・」半分の月がのぼる空 septakaさんの映画レビュー(感想・評価)
1時間20分の関所を通り過ぎると・・・
『真木栗ノ穴』
『60歳のラブレター』の深川栄洋監督。
『ダイブ!!』
『とめはねっ』の池松壮亮くん。
『守護天使』
『小公女セイラ』の忽那汐里さん。
大泉洋さんも含め
大好きな監督、役者さんばかりでした。
また、住み込みで働いていた
大好きな土地、伊勢が舞台に
なっているのもあり、楽しみでした。
全国公開に先駆けて先行上映されていた
伊勢地区では、入場者数が映画館の最高記録を
更新するほどの入りだったそうで、評判も上々。
そんな情報もあって期待は膨らむばかりでした(笑顔)
他の作品との兼ね合いで
公開初日に2度実施された
完売の舞台挨拶には参加できなかったのですが、
舞台挨拶後、公開初日3回目で鑑賞をしてきました。
原作ファンなんでしょうね。
若い層を中心に、座席の7割は埋まっていました。
☆彡 ☆彡
期待してた
楽しみにしていた
そのハードル楽々越えちゃった(笑顔&感涙)
と、なると
毎度恒例、お決まりの行動。
パンフ売場に直行し、
劇場に貼られてある
雑誌などの情報を、
記事に穴が開かんばかりの
眼力でガン見をさせていただきました(苦笑)
その際、たまたま
携帯で、友人と話している
若い男性と遭遇しました。彼は
「原作とは違ったけどさぁ、やばいよ。
超感動しちゃったよ。泣いちゃったよ」
と、電話で興奮しながら伝えていました。
さぁ、クチコミで若者の間に評判が広がるのでしょうか。楽しみです(笑顔)
◇ ◇
〈 一瞬でも長く一緒にいよう 〉
中盤まではストーリーや
伊勢の商店街を含めた景色よりも、
メインを務めた2人の役者の魅力に惹きつけられました。
『とめはねっ』を髣髴とさせる
気弱なんだか気が強いんだか掴みきれない池松くん。
『メイちゃんの執事』『守護天使』『小公女セイラ』とは
またキャラクターが違う、新しい姿を魅せてくれた忽那さん。
この2人を中心に織りなされる
とても切ないラブストーリーに胸をキュンとさせられました。
一応、ジャンル分けすると
難病モノに分類されると思うのですが、
患者が苦しむシーンは極力排除され、そこが
既存の作品とは異なり、切なさに、大林監督の
『ふたり』を思い起こさせるようなファンタジー性が加わっていました。
これ、今回脚本を担当された
西田征史さんの実体験によるもので、
「厳しい過去があった人に(ドラマや映画でも)
つらい時間を見せたくない」(日経エンタテイメント5月号より)
という意向が色濃く反映されていたようです。
悲しいお話のはずなのに、
鑑賞後、幸せな気持ちになれたのは、
そんな、優しい思いやりが作品に溢れていたからかもしれません。
◇ ◇
大泉洋さんに、ほとんど触れていないのは、
触れてしまうと、即ネタバレになる危険が、高すぎるからです。
ただ、大泉さんの名誉のために書いておきますが、
一番、号泣させられたのは、彼の演技のシーンでした。
おもわず、両手で口元を覆い、
スクリーンを凝視したまま、
ポロポロと涙をこぼしてしまいました。
ラストシーンも大好き。
ある種、このシーンが
今作を良い意味で象徴しているのかもしれませんね。
☆彡 ☆彡
『ビバ!カッペ』に続き
幸いにもA+の作品を
連続して鑑賞してしまい、
上映終了後は、感動疲れで
頭の芯がジンジンしてしまいました(苦笑)
A+の映画。
『息もできない』も近くの
映画館で上映されていますからね。
今、本当に、渋谷の映画館は熱いです!!
さあハンカチを御持参の上、
是非、劇場に足をお運び下さいませ(笑顔)
と、気持ちよく帰路につくと、
渋谷の交差点にあるポッキービジョンで
忽那汐里さんが、例のダンスを踊る映像が流れる。
う~ん、とても今作と同じ人とは思えませんなぁ
将来有望な女優さんが、また一人現れましたね(笑顔×2)
>酒馬仙さん
コメントありがとうございます^0^
涙系がお好きなのでしょうか?
本日、鑑賞してきました
『しあわせのパン』おススメです。
オープニングからエンディングまで泣きっぱなしでした。
こんなの『ニュー・シネマ・パラダイス』以来です。
映画の感想は、
現在、プロフに載せているブログをメインにしていますので、
もし、よろしければ、お越しくださいませ((ノ(_ _ ノ)
忽那汐里さんは将来有望ですよね。
順調に育っていると思います。
私もこの映画を観てからファンになりました。
西田征史さんという存在もこの映画で知りました。
『おにいちゃんのハナビ』の脚本も良くて、泣かせてくれます。