半分の月がのぼる空のレビュー・感想・評価
全29件中、1~20件目を表示
いま、会いに行きますまでもう一歩!
少々華やかさに欠けるので、大衆向けではないものの、丁寧で真面目な映画。映えを意識した映画にへきへきしていた所だったので良さをしみじみ。
でも、前半は地味過ぎて退屈。ストーリー展開も悪い意味で読めないのでワクワクしない。
でも、後半から追い上げアリ!
里香(忽那栞里)の幸せそうな笑顔の伝達力は強い!観客も幸せになる。里香と裕一(池松壮亮)が少しずつ心を通わせていくのもが素敵で、恋って素敵だなと実感。
キーパーソンの大泉洋。驚きの展開にやられた!うまい!
でも、もっと池松壮亮&忽那栞里が見たかった!!大泉洋のシーンは多いかな…。大泉洋、自体はいい演技なんだけど繋がらない。違和感が拭えない。ここはもっと考えて欲しかった…泣
あと、問題はタイトル!これは、分かりにくい!違うのだとよかったと思う。
難病モノだけど、あまり苦しむシーンはないので安心。
ジャンル分けするなら、大ヒット作「いま、会いに行きます」に近い。なかなか良作なのに、瑞々しさや爽やかさが少し足りないかな。一番の問題は大泉洋だと思うけど。
難病の少女と入院先で出会った少年とのラブストーリー。 有能な元心臓...
難病の少女と入院先で出会った少年とのラブストーリー。
有能な元心臓外科医の大泉洋が治す展開かと思ったが、大泉は頑なに手術を拒否。
手術をしないのなら大泉は何のために出てきたのだろうと不審に思ったが、そう来たかという感じ。
この手の手法は他の作品でも観たことがあるが、今回そう来たか。
同じ病院に入院していて高校生同士の裕一とリカ、お互い好意を持ちは...
同じ病院に入院していて高校生同士の裕一とリカ、お互い好意を持ちはじめても、リカは重い心臓病。手術を受けたいけれど受けられない。
妻が心臓病で、自ら手術を執刀したが助けられなかった医師の夏目。忘形見の娘を育てる為と手術をしなくて済むことで内科に移る。
同時に話が進むので、てっきりトラウマを克服した夏目がリカの手術をする、、、て事かと思ったら違った。
夏目は裕一だった!高校生の裕一は退院した後、猛勉強をして医者になり、、、、
最後は立ち直った夏目裕一は高校生の女の子の心臓手術をする事になる。リカとの思い出を大切に娘と前を向いて生きていく。切ない映画でした。
裕一とリカが病院を抜け出して登った山で、数年前に高校生の事件があった。その時に「こんな映画があったんだ〜」と知った事を観終わってから思い出した。アニメの影響もあって、若者の聖地だった様ですね🥺
【”私は一時でも長く貴方の傍に居たいのです・・”「銀河鉄道の夜」のストーリーを巧みに織り込んだ病を患う男女の時空を超えた恋物語。】
ー高校生のユウイチ(池松壮亮)は肝炎を患い、入院中。だが、夜な夜な病院の外に遊びに出て、ナースのアキコ(濱田マリ:良い・・。)に叱られ、罰として”ある転院してきた患者の友達になるように!”と告げられる。その、美しき患者は生来、心臓に穴が開いている難病を抱えたリカ(忽那汐里)だった・・。
リカはユウイチに無理難題をイロイロと命令するが、二人の仲は徐々に深まっていく。-
■印象的なシーンとやられたシーン
・本好きのリカがユウイチに命令で、イロイロと本を持ってこさせるが、彼女の一番のお気に入りは、「銀河鉄道の夜」だった・・。ユウイチはリカから貸してもらった「銀河鉄道の夜」を読み込み・・”心配ないよ、ジョバンニ・・”
・病院を抜け出し、夜にホウダイヤマにユウイチに連れて行った貰ったリカ。そこはリカと同じ病で亡くなった父との思い出の場所だった・・。
・リカが入院した病院には、ナツメ先生(大泉洋)と言う外科医がいるが、ある理由で難病の執刀から逃げている。
ーこのナツメ先生の時空を超えた描き方を是とするかどうかで、評価が分かれると思う。私は、是とした。-
・ユウイチがリカを自分の高校の学園祭に招くシーン。そして、劇の主役の女性が”事情があって”現れない中、リカが主役をやりたいと申し出る。
そして、リカはユウイチが扮する王子に言葉を掛ける ”私は一時でも長く貴方の傍に居たいのです・・”
ー彼女の夢は女優だったのだ・・。
あの劇中でのセリフは、その夢を一瞬でも叶えてくれたユウイチに述べた感謝の言葉だったのだ・・。
そして、二人はユウイチが退院する前、病院のベッドの布団の中で、月を見ている・・。”あの月、きっと上弦の月だよね・・”ー
■時は流れ・・
・ユウイチはリカを救うために、懸命に勉強し、医師になる。そして、二人は結婚し、娘ミクを授かる。が、リカはある日、亡くなってしまう・・。
それ以降、ユウイチは妻を助けられなかった事を悔い、自らの妻に行ってきたオペを断るようになる。
ーこの辺り、ナツメ先生が且つてのユウイチであり、何故、現在の患者の女の子のオペを避けるのかが、徐々に分かってくる。ー
・ナツメ先生(大泉洋)が、且つてリカと二人で病院を抜け出して登ったホウダイヤマで独り、語り掛ける ”俺、良くやってるやろ・・” その姿を優しく見つめるリカの眼差し。
そして、いつの間にか夏目先生の足元に”あの本が置いてあり・・”
その本の裏表紙に書いてあったリカの言葉。
それを読み、泣き崩れるナツメ先生。
-このシーンは、グッと来てしまう・・。亡くなっても、ユウイチを優しく見守り、勇気づけるリカの姿のである・・。-
・ナツメ先生は久しぶりに伊勢県立病院に戻り、ナースのアキコと再会する。そして、今まで避けてきたオペと向き合うことをアキコに告げる・・。
<今作以降、オリジナル脚本で勝負する数少ない邦画監督になった、西田征史の”ちょっとズルイ感じもする”脚本にヤラレタ作品。
濱田マリさんのすぐに頬っぺたをつねるナースさんも印象的だし、若き池松壮亮さんの姿も嬉しい。
それにしても、今作でヒロインを演じた忽那汐里さんは、顔に傷を負った少女を演じた「許されざる者」「海難1980」「女が眠るとき」」「オー・ルーシー!」という作品を鑑賞した際、独特の雰囲気を漂わせている素敵な女優さんだなあ・・と思っていたのだが、最近、拝見していない・・。
お元気にされているのであろうか・・>
意外と捻りある
主演の池松壮亮の友人が勧めていたのをラジオで聞き、
某Tカード店で取り寄せてもらいました。
裕一と里香が知り合うキッカケが、濱田マリの看護師通じてなんだけど、
いくら裕一が高校生だと言っても看護師が高圧的過ぎる。
でも濱田マリが目立つ事が後の展開に生きてる事は、
前半では全く気付きませんでした。
後半に入るシーンの直前が里香で、直後の女の子が別人で、
「だれやこいつ?」「忽那汐里の代役?」と、
困惑する事数分、あーそーゆーことかー!
だから最初から、山の上のツーショット写真あるのかー!
ちょっと強引だなー、という印象。
感心したのは忽那汐里。
途中、文化祭で急遽登場するシーンがあるのですが、
この映画の中での「里香」という役と、文化祭レベルの演技を、
使い分けできているのが素晴らしいと思う。
時々抜群にかわいい顔するし。母親役には若すぎるなー。
ちょっとは泣けたからちょっとは良かったかな。
愛おしい作品
本当に本当に大好きで何度も見たくなる作品という意味での評価です。
仕掛けられたトリックに驚けるのは1回目だけではありますが、それだけではない。
「あなたはきっと騙される」みたいなキャッチコピーの映画ではないし、
トリック自体に重きを置いている作品ではないところにすごく好感を持てました。
見ようと思ったきっかけは大好きな池松壮亮さんが出演だったことなんですが
映画って本当に素晴らしいなと思うきっかけになった作品の一つです。
忽那汐里さんの無邪気な振る舞いや
それに振り回される池松壮亮さんが愛おしいのなんの。
それを支える大泉洋さんの演技に骨抜きにされます。
途中から自然と溢れてくる涙を抑える気もなくなります。
何年経っても思い出すと心が温まる、そんな作品でした。
『家政婦のミタ』で長女役を演じていた忽那汐里。なかなかいい感じ
夏目医師(大泉)と裕一・里香の接点はどこにあるんだ?と不思議な思いで見ていくと、そのうち忘れてしまいそうになる。何しろ里香(忽那)が転院を繰り返していたと言う点や、夏目の妻が亡くなったのは6年前という点で、どうしても編集ミスだろ!と脚本が穴だらけなんじゃないかと疑ってかかったからだ。入院中に病院を飛び出して向かいの小山に登ったり、文化祭の演劇にヒロインが失踪したため突如王女様を演じることになったエピソードなど、ノスタルジックな雰囲気につつまれている。これはgood
夏目先生は心臓外科医から内科に転向していた。彼を頼ってくる患者に対してもそっけない態度で手術を拒んでしまう。そして、直接女の子に話しかけて断ろうとしたときに謎が解ける。裕一が夏目先生だったのね・・・’94年という設定がいまいちわからなかったのも、こうしたプロットのギミックがあったんだな。
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の台詞などは上手く物語に取り入れてあるし、時系列のトリックも気づかれないような工夫があって良かった。なのに、難病モノにしては泣き所をうまく外してあるのが高評価につながらなかった点。看護婦・濱田マリで泣けというのか?!
ぼんやりと観たい作品
池松くんカッコ良ろし♡
忽那ちゃん可愛いし良い作品だったけど、忽那ちゃんだからかなぁ…今ひとつ感情移入できなかったなぁ…忽那ちゃんの演技がなぁ…
そして何より池松くんからの大泉洋はちょっと(笑)
そんなこんなだけど、良い作品だった(*´ω`*)
ネタバレしてから見たので、驚きの醍醐味はナシ。話もまあ…。で?って...
ネタバレしてから見たので、驚きの醍醐味はナシ。話もまあ…。で?って感じだけど、濱田マリが可愛かったので満足。
泣かしてやるぜ感がなかったので良かったかな。
池松君すごくいい
ものすんごくよかった。
病気ものの映画は正直そんなに好きじゃないけど
池松君でとるし…ということでみた。
ものすんごくよかった(2回目)
かなりのネタバレなのでここからは読むの注意。
それにしても成長してから大泉洋さんっていうのは
すこーし無理がないかい?笑
成長してからというか、大泉さんになってもカップルっていうのが
やっぱり少し違和感があったかな。。
まあそれはおいといてにしても
ストーリーがとてもよかった。
橋本紡さんという作家さんのお話は
何一つ読んだことはないけれど、これを機に読んでみようか。
池松君すごいよかったなー。
今とはまた違う魅力。
ここのレビューと出演者のビジュアルで途中で気づいてしまいましたが、...
ここのレビューと出演者のビジュアルで途中で気づいてしまいましたが、とても凝った物語で素晴らしかったです
時間の交差で視聴者を騙して最後にどんでん返しな展開の話好き
友達の協力で、2人で病院を抜け出すシーンが好きです
久しぶりにまた観た
初めて観たときもありえないくらい涙が出てきて、こんなベタなお話に感動した自分に正直引くくらいでした。
今回久しぶりに観ましたが、またありえないくらい涙が出てきました。
やはり何と言っても池松壮亮がいいですね。繊細なのに強く、等身大の高校生を演じていて素敵です。
忽那汐里もかわいい!ただこの頃はまだ日本語の発音で「ん?」ってなることがある感じだけど…最近はそれも感じなくなりました。
大泉洋はすきですが、出てくると笑いそうになるのが常。いいんだか悪いんだかわかりませんね!笑
涙が出過ぎてカラダの中の悪いモノがいい感じに出ていった気がします!
また煮詰まった時に観ようかな。
ネタバレしてから見たので、驚きの醍醐味はナシ。話もまあ…。で?って...
ネタバレしてから見たので、驚きの醍醐味はナシ。話もまあ…。で?って感じだけど、濱田マリが可愛かったので満足。
泣かしてやるぜ感がなかったので良かったかな。
大泉洋には騙された。
2015/08/26、伊集院光のTSUTAYAに行ってこれ借りよう2015/07/24で柄本時生が紹介していたので、DVDを借りて観てみた。
いやあ、てっきり大泉洋演じる元心臓手術の権威がなんらかのきっかけで再び手術をする決意をしてヒロインの里香を助けるのかと思っていた。それにしてはやけに主人公たちと接触しないなあと不自然に思いながら、観ていたんだ。
そうか、そういうことか、う~ん、大泉洋が心臓手術の権威になるまでがはしょりすぎているけど、そこは気にすべきじゃないね、素直に感動した。
大泉洋の娘も、途中まで居る気配だけで姿、声を出さないのも不自然だなあと思ってたんだが、これはフェイントだったのかな?すでに亡くなった娘をまだ生きていると思い込んでいる精神を病んでしまった役なのかと推測してしまった。
ただあまり余計なことを考えずに素直に観たほうがいいです。
泣けた
最初は大泉洋演じる医者が主人公達と同じ時代かと思いきや、そういう展開だったとは。期待してなかった分、いくつも泣けるシーンがありました。結局最後は死んでしまったけれど幸せな時間が過ごせたことがなによりです。
ちょっと気になったのは、主人公の女の子があまり年をっているように見えなかったことかな。
嫌いじゃ無いです、こんなベタな話。
原作未読。しかも今回は、チラシのみの知識だけ。予告編すら知らずに観たから、殆どまっさらな状態での鑑賞だった。
いきなり難病物らしき展開に戸惑う。この手の作品では出来不出来が激しい印象が有るから。しかも、殆どが不出来なのがね…。
パタパタと風に翻るシーツ越しにヒロインが対峙する。「嗚呼!そうだ。この監督は、『60歳のラブレター』を撮ったんだっけ。」
あの作品に於ける、後半怒涛の超絶ベタベタな展開は、寧ろ心地良かったなぁ〜と思い出す。
初めの内は我が儘放題のヒロインで有ったが、徐々に草食系男子の様な主人公と心を通い合わせる。そして、父親との思い出の場所へ。
「嗚呼!これはまるで『ローマの休日』だなぁ〜」と。どこまで意識しているかは解らないのだが。
その間にも、やがて絡んで来るであろう大泉洋演じる心臓病医師のエピソードが入って来る。
やがて来た〜『60歳…』の時を越える、ウルトラスーパー超絶ベタベタな文化祭の場面(笑)
そうか〜。この時のセリフが題名と関連しているのか。とても高校生が考えるセリフとは思えないが…。
さあ、これにどう大泉洋が絡んで来るんだろう…。
O(><;)(;><)O畜生やられた。予想もしてなかった。悔しいわ!かなり年○差を始めとして無理矢理なんだけど…。
最後○○○が流す涙に、「そこまではどうなのかな〜」って思いは少し有りますが、とにかくちょっと悔しかったわ(苦笑)
本〜当。嫌いじゃないんだよな〜、こんなベタな映画(笑)
(2010年4月12日池袋テアトル・ダイヤ/スクリーン2)
全29件中、1~20件目を表示