僕らのワンダフルデイズのレビュー・感想・評価
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開始30秒で…
冒頭主人公の竹中直人は、自分の余命が後半年なのを知る。
上映開始30秒で映画のオチが観客にバレバレって…。
続く駐車場での妻役の浅田美代子の溜め息で、バレバレが更に拍車を掛ける。
その後、竹中直人の情熱にほだされて友人達が集い…集い?
何故稲垣潤一?
お約束の仲間割れ等を挟みつつ、その稲垣潤一1人だけ冷静。
…って言うか、敢えて演技をさせなかった事が良かったのか、はたまた悪かったのか…。
要するに浮きすぎていたりする。
斎藤暁と段田安則の2人は手堅い演技で安心して観ていられるが、宅麻伸は相変わらず。
映画が一番盛り上がる前に…。
そこまで引っ張って来たのに無に伏してしまう…。もう少し違う方向性が有っても良かったのでは?
宅麻伸と息子との間の確執も、いつの間にか解決していたりするご都合主義にはちょっとげんなり。
佐々木すみ江さんの存在は“その為”だったとは…トホホ。
それにしても稲垣潤一って、見れば見るほどおすぎに似てないか(失笑)
(2009年11月7日TOHOシネマズ西新井/スクリーン6)
ナイスミドル御用達。
竹中直人主演、と聞けばなんとなく想像がつく。
いつも通りのあの演技、話の内容もベタで凡庸。
おそらく冒頭の立ち聞きを含め、
その後の展開が大いに予想できる話でもある。
が。こんな風にベタでありがちな話をどう面白く
感じさせるかが監督の手腕にかかっているのだ。
全体的にまとまりがよく、それぞれの立場での
悩みや親父たちのもがく姿が微笑ましく切ない。
誰にでも、こんな時がくるのだ。
そんな時にこうして集まれる仲間がいること、
友情が続いていることをものすごく羨ましく感じる。
奥田民生がアドバイザーということで音楽面最高。
さらにはあの大物アーティストがメンバーで出演。
あまりの台詞棒読みに笑い^^;しかしとぼけた顔
から出てくる言葉は頷けるものばかり。
有り得ないメンバー構成に高級スタジオ確保、と
んなバカな!?的な設定だらけだが、題名通り
ワンダフルな出来事が辛い日々と並行して描かれ
なかなかいい味わいを醸している。
久々に見た宅麻伸(そしてアノお方^m^)
段田安則、斉藤暁、浅田美代子は適材適所。
しかし役場の窓口のあの人にはちょっと驚いた^^;
さらには娘の相手、妖怪の正体は相方でバレる。
(団塊オヤジがんばれ。ナイスミドルっていい言葉だ)
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