「母と娘は、行ったり来たり。」50歳の恋愛白書 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
母と娘は、行ったり来たり。
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映画「50歳の恋愛白書」(レベッカ・ミラー監督)から。
「中年女性のラブストーリー」と解説にあったが、
私には、その恋愛場面では、引っ掛かるものがなく拍子抜け。
逆に、母と娘の微妙な距離感に、頷くものがあった。
主人公とその母、もちろん、主人公とその娘との関係は、
父親とその息子との距離感とは、ちょっと違う気がする。
血の繋がっている女性同士の関係は、未だに謎の部分が多い。
そんな関係を上手く表現した台詞が「母と娘は、行ったり来たり。」
さらに「いつも揺れ続ける、逆の方向へ」と続く。
仲がいいのかと思えば、こちらが驚くようなケンカしたり、
仲が悪いのかと思えば、べったりくっついていたり。(汗)
他にも「母がショートする日があった。電池切れだ」とか
「母の気分が私を支配した」
「母の正体を知るのに、私は16年かかった」など、メモは尽きない。
それでも、一番身近な同性として、離れられない関係なんだから、
ずっと仲良くすればいいのに・・は、息子であり夫であり父親の私の弁。
適当な距離で、見守るしかなさそうだな。
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