ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれないのレビュー・感想・評価
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これがブラック会社・・・・なのか?
今は就活やら不況やらで働くということに対していろんな悩みがあるとは思います。そういった学生はこれを見ると何かわかってくるのではないいでしょうか・・・そういう私も学生ですが(汗) 映画に出てくるこのブラック会社は確かにめちゃくちゃではあります。しかし、これはあくまで学生である私の意見ですがこの会社をブラックとは思えなかったのです。 ていうのかその会社をブラックかどうかなんて所詮は自分の主観的な意見であって他人から見れば別にブラックでもなんでもないのではとこの映画をみて思いました。確かに楽ではありませんが働くっていうのはこんなものではないのかと思います。まあでもこの映画は少々ソフトにブラック会社を映し、何よりかなり笑えるコメディ映画にもなっているからそう思えるのかもしれませんが(笑) というわけでこの映画は働くということについていろいろ考えさせられる映画です。特に学生にはなかなかためになるのではないかと思います。
『キサラギ』の監督!?(泣)
ラストの特別出演は蛇足だったけどw『キサラギ』は私が邦画も捨てたもんじゃないと思い改めさせられて、よく観るようになったきっかけでもある本当に大好きな作品(まだの方は是非!)で、 今回も惹かれないタイトルや心配なキャストというハードルを一瞬にして無くしくれたのは“あの佐藤監督作品”という魅力があってこそ。 ある意味観てみてこんなに「観なきゃよかったー(泣)」と思ったのは初めてかもしれません。もちろん内容も内容なんですがそれより…。。一応点数は“『キサラギ』の監督さん”という先入観なしでつけました。 私が佐藤監督を買い被ってただけなのかもしれないけど、いっそ買い被り続けたかったwあんなに光ってたセンスが感じられないんだもの。基本的に寒いのが大ショック。 コミカルと感動のさじ加減がすっごくつまらない。笑わせようとしてるところも感動のシーンもスベってるまま終わっちゃった感じ。特に笑えて笑えて最後には考えさせられる、みたいなコメディ色に期待してたのでがっくり。 せっかくタイトルにまでしたのに掲示板という特徴も活かせてなくて(エンドロールは面白かった)、こんなテイストならむしろ蛇足なくらいでした。元ネタは知らないんですが多分そのスレを見てる方が面白いんだろうなと感じました。 おまけに脚本も安易というか出来すぎというか。(マ男(この呼称がまたクドくてサムい)の頑張りは尊敬しますが)化けそうな題材なのに勿体ない。 映画なんだからそれでいいんだけど実話を売りにしてるならリアリティは欲しかったです。下世話ながら2ちゃんねるの書き込みから制作サイドの演出なんじゃないかと勘繰っちゃう。 上で“心配なキャスト”と書いたのは小池さんと品川さんのことなんですが、残念ながら予感が的中してしまいました。 小池さんは演技はいいんだけど(熱演には株が上がりました)この主人公の設定には綺麗すぎる気がするし、「バーカ!」のリーダーは芸人の品川さんじゃ逆に笑えない。 お二人だけじゃなくなんか全体的に「仕事だから演技してます!」という空気が拭えてない感じがしました。上手いし頑張ってるのにノッてないとでも言いましょうか。 例えば田辺さん。元々『11人』の最終回も面白かったということで田辺さんというキーワードからこの作品にたどり着いたのですが、良心である藤田さんもなんとなく“無理”を感じるというか。 これはキャラクター設定と『11人』を観た後だからというのもあるかもしれないけどw、全くの気のせいではないはず。(唯一笑わせてくれたのが田辺さんの孔明でもあるんですけどねw) 作り手がノリきれてない物にはこちらもノれない。 とは言うものの、かなり頑張れるマ男が限界を感じた出来事ってなんなんだろう?と先が気になったし主人公の希望かつ根本的なブラックな部分が垣間見える終わり方(特別出演は蛇足だったけどw)には働く、お金を稼ぐ(戴く)ということについて考えさせられました。 雇う、雇われる。買う、売る。ギブアンドテイクで、ひとつひとつの“コマ”があるから成り立つんですよね。誰の代わりもいくらでもいるしそうじゃなきゃ社会が回らないけど、“意味”を見いだすには、 せっかく何かの縁で一緒に働けることになったんだから“働いてやってる”でも“働かせてやってる”でもなく“一緒に働かせてもらってる”と思える環境作りを一人一人がすることが大切だなと改めて思いました。 この映画ではそういう事は言ってないけど一日の大半を過ごすのに給料(生活すること)だけが目的なんて勿体ない!とも改めて思いました。 でもやっぱりそういうのでフォローできないくらい観たくなかった…w
社会人は辛い
自分の職場だったら最悪(笑) 期待しないで見てみたら めちゃめちゃ面白かったです! 20代の社会人の方に特にオススメ(^-^) 頑張ろうって気持ちになれます(^^) 小池徹平くんが可愛かった〜(^-^)✨
なんのために働くのか
自分の知らない理系の会社のブラックな部分をみることができ、そんな世界もあるんだと興味を持って最後まで観れました。 主人公以外の人たちがとてもキャラが立っていて面白かったし、主演の小池徹平の好演でクライマックスがしっかり盛り上がり、主人公の背景もきちんと描かれているので共感できます。 構成も上手く、エンドロールの後まで観ることをお勧めします。 ただ、あまり映画館のスクリーンで観るほど迫力がないかなとも思いました。 自分はまだ大学生なのですが、将来何のために働くのか考えさせられる、意外と奥の深いコメディでした。
ブラック会社を面白おかしく映画化。ラストのラストが怖いw
同じIT業界で働く身として、あるある!と楽しく時にはほろりとさせてくれる楽しい映画でした。各登場人物のディフォルメ化がとても旨く、そこが面白かった要因かと。 IT中小のデスマーチ→達成感→またがんばろう→デスマーチ という無限の不のスパイラルを感動的に書ききるところがリアルであり、当事者としてイラッとするところでもありました。 ラストのラスト、社長の一言がすべての締めくくりとして、僕にも怖い現実を教えてくれた。
「笑いあり、涙あり」
DVDを見た後に原作のスレッドを読みました。 原作とは少し違っているけど、全然映画自体も面白い作品になっていると思いました。 配役も結構ハマっていて、品川さんと池田さんのウザさ加減は最高でした。 私のお気に入りは「カオス」の場面です。笑 「笑いあり、涙あり」ていう抜群に言葉が似合う作品です。
内容はないよう
エンタテイメントとして観れば面白いですね。 社会問題になった「ブラック会社」という題材だけど、 社会風刺性は全くないので単純に楽しめますよ。 リアリティもほどほどになく「へぇ、こんな世界もあるんだ~」で終わるので、 単純に最後まで楽しめますよ。 ただし、それ以上を求めたら金と時間の・・・。 テキトーにハム速で内容把握すれば十分。 映像としてみたければレンタルDVDでネタとしてドーゾ。 オタク文化(でいいのかな?)発祥のエンタテイメント。 電車男と同カテゴリです。 劇場で見なければ【B】くらいには楽しめるかな。
あまり期待せずに見たら思わぬ大穴でした!
時間つぶしのつもりで見にいったら、あまりの出来映えに釘付けになりました。爆笑モノの濃いキャラ設定、飽きさせないスピーティな展開、そして徹平クン大熱演のクライマックス。かわいいだけのアイドルと思ってたら(ごめんなさい)中々にすばらしい演技で見直しました。肝は原作にないラストシーン。この構成、うますぎる。泣けました。 厳しいことを言えば、小池徹平はさわやかすぎてニートあがりの負のリアリティがなく、最初だけでも違う役作りがあってもよかったんじゃ、とか、業界特有の絶望的労働環境があまり描かれてなくて「限界」が感じられなかった、とかもありますが、それでも、、、今年見た映画の中でベストかも。 すごい監督ですね。キサラギの人だったんだ。大笑いして、泣いて、そして打ちのめされました。 エンドロール後の映像のあまりのブラックさには、思わずひきつってしまいましたが、、、(笑)
いいあんばいの手堅いコメディ
自ブログより抜粋で。 -- “2ちゃんねる”に立ったスレッドが原作ということくらいしか予備知識もないまま、それほど期待せずに観たんだが、これがなかなか侮れない“アタリ”だった。 シーンの大部分はオフィス内だし、登場人物も最小限。そのキャスティングにしても比較的地味で、いわゆる低予算なお気楽コメディ映画だとは思うんだけど、作りはけっこう真面目。 時間経過を示す、ありがちなオフィス街の夕方の実景に、超望遠で撮影した、ばかでっかい夕陽を持ってくるなど、きっちり絵づくりしてるなぁと感心させられる。 なによりマ男の背景を丁寧に描いた脚本に手抜かりがないことに好感が持てる。 笑いを誘いながらも社会や人生の一面を切り取っていく手際の良さ。 硬派な社会派映画ではないし、リアリティという意味ではマンガっぽい内容だとは思うが、デフォルメされた憎めない曲者上司たちの振る舞いの中にも、どこか「あるある」とニンマリさせられる。 コメディ主体の前半から一転、マ男がいよいよ限界に追い詰められて放つ感情の爆発も、奇をてらわない王道。 こういう映画なら当然こういう落としどころだよね、と安心して観ていられる大詰めの感動的な展開も、意外性は乏しいものの、ちょうどいいあんばいの湯加減で心地いい。 単調な会社内のセット撮影の連続になりがちな内容を、CGをふんだんに使った妄想シーンを挟み込んだり、開放感のある屋上に場面を移したり、と、絵変わりさせる工夫も手慣れたもの。 陰で会社を支える、切れ者の藤田さん(田辺誠一)のミステリアスな存在感が牽引役となり、観客の興味を最後まで飽きさせないのも巧いと思った。 ただ、2ちゃんねるを模した匿名掲示板「Bちゃんねる」は必要なかったなぁ。 一世を風靡した『電車男』(2005年、村上正典監督)と違って、“名無しさん”たちはまったく登場しないし、物語の展開にもまったく影響を与えていなかったもの。
定時なんてのは都市伝説だ!
普段原作なんて読みませんが、2chの原文を保存してくれてますので読むことが出来ました。 映画は流石に原文全部を入れ込むことはできませんからいくつかのエピソードは省かれていました。 まー、原作の雰囲気がよく表現されていたと思います。 品川祐の怒鳴り方はあんまり旨くなかったけどね。 「定時なんてのは都市伝説だ!」 いやそのとおりです。 「デスマーチ」なんて、業界用語も出てきます。 ところで、過酷な労働ってとんでもないお話として、作っていますけど、おじさんに言わせればそんなの全然珍しくない普通のことですよ。 おじさんも 映画「ハンバーガーヒル」(みたいな仕事もやったことあるし 映画「es[エス]」みたいな頭おかしいお客さんと仕事したこともあるし 皆さんソフト屋さんになるにはそれなりの勇気が必要ですから考えて戦士になりましょうね。 しかし、物語の最後は、感動ってところがよいですね。 終わりよければすべてよし 業界人的に 皆さんお勧めします
キサラギの方が面白かったなぁ・・・
キサラギの監督ということで、ちょっと期待していた。 面白かったけど、キサラギの方が私は良かった。 品川がほぼ最後までうざかったですね。(最後だけマシ) 実際池田鉄洋みたいな奴がいたら、とっとと馘首にしてもっと仕事できる人入れて~って叫ぶかも。 試写会だったんですが、エンドロール後にも本編があるってアナウンスがあったにも拘わらず、席を立って出て行った馬鹿がたくさんいた。 キャストが見えね~んだよ!!ムカつく! 最近怒ってばっかり。 映画自体に関しては、まぁまぁ面白ろかったって感じでしょうか。
いいとこ取りの余りに、佐藤監督はシリアスかギャグかでぶれたのではないでしょうか。
Bちゃんねるという掲示板に、主人公の真男(マ男)が立てた、『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』というスレッドの書き込みにシンクしてストーリーが進む構造です。すでにタイトルでネタバレしていますよね(^^ゞ 冒頭は、入社半年後に、マ男が渋谷のスクランブル交差点で倒れてしまうところから始まります。このとき画面のあちこちでは、「限界」と映し出されたテレビが看板がアップされて、マ男がテンパッタところを劇的に描写し、なかなかの滑り出しでした。 ストーリーは、プロラム会社を舞台に、デスマ(デスマーチの略)な実態のなかで、引きこもりだったマ男がどんな人間関係を持ち、どんな選択をするのかがポイントになっています。 デスマーチとは、「死の行進」という意味の英語表現です。IT業界ではシステム開発現場の過酷な労働環境を表す言葉として使われています。 人員不足、短すぎる開発期間、予算不足、ユーザからの過剰な要求などの悪条件が重なり、開発チームが過度のオーバーワークや疲弊状態に陥った状態がデスマーチである。体調を崩したり鬱病にかかるなどしてメンバーが減っていくため、残ったメンバーの環境は余計悪化する。経験者によれば過労死や自殺も珍しくないと言われ、あまり洒落になっていない表現である。 もともと、軍隊での過酷な訓練のことを "death march" と呼んでいたことが由来になっているようです。 マ男は、自らのデスマとなった心理状態を戦争ゲームの登場人物になぞらえて、表すところが可笑しかったです。 ただ実話のネット書き込みが下地にあるものの、もっと陰険で悲惨な職場はあるのではないかと思いました。演出面で個性的なキャラクターを並べてはいるものの、『キサラギ』の佐藤監督作品であるなら、もっと裏のある役作りをして欲しかったです。 前半が、クドカン作品に近いドタバタ調で後半になるとドタバタがなくなり、プログラムの納期完成に向けて全員一丸となるシリアスな人間ドラマに変わっていきます。見ていて佐藤監督の演出プランには、いいとこ取りをしたい余りに、シリアスにすべきかギャグで徹底するかぶれたのではないでしょうか。 気になったのは、責任感ゼロのリーダー(品川祐)はバ~カ、バ~カと罵倒するばっかりの切れキャラ系。この男になぜ切れるのか、裏があったらもっと面白かったと思います。加えてお調子者の井出(池田鉄洋)は、リーダーにおもねるだけなら、まだいいのですが、お追従して馬鹿騒ぎすると、全体のセリフが聞き取れなくなり、引っ込んでろ~と言いたくなりました。 ほかの登場人物もキャラは濃いものの出し方がワンパターンで、先が読めるリアクションなのです。 このリーダーが現場を仕切っていて、テキトーな納期で仕事を受けて、自分は仕事せず若手スタッフに丸投げものだから、デスマになっていたのでした。 デスマになる孫請け構造自体は、本作でもナレーションの解説図で語られるものの、本編では反映されていません。呑気な経営者に、手厳しくないクライアント。実際に請負で仕事されている人なら、社内のいじめなんかよりも、取引先の無体難題に振り回されっぱなしの人が多いのではないでしょうか。 そんな職場環境ながらも、マ男が唯一信頼する藤田さん(田辺誠一)だけは、ブラック会社に似つかわしくない人格者で、そんな会社にいる理由や、マ男とを庇う理由にも、彼の過去が絡んでいて、影のあるいいキャラであったと思います。 マ男が、もう限界かも知れないと感じたのは、勤務のきつさやリーダーのいじめや父の末期ガン発覚のショックでもなく、信頼する藤田さんの去就が取りざたされたからだったのです。 ラストで、藤田さんがマ男に自分のつらい過去を告白するとき、ふとマ男の頑張るところが、自分への励ましになったというセリフがジンときましたね。元ニートとは思えないほどマ男は、デスマを乗り越え頑張ったのです。 その頑張りは、人格者の藤田さんの失望に満ちた人生観を変えさせるくらい、真剣なものでした。 だからといって、オチガ『『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺まだ頑張れるかもしれない』というのは、ちょっと期待はずれでしょう。観客は、それを当てに映画館へ足を運んでいるのでは、ないのですからね。 【重要】 あとエンドロール後にも、その後の社長の新人面接シーンが描かれています。業務拡大のため懲りずに採り続ける社長さんなんですねぇ~。
小池くん熱演!!
しょっぱなからもう限界な小池くん 笑 それぞれのキャラも立ってて面白かったです~ こんな会社ほんとにあるの!? っていうくらいのブラック会社。 品川の「ぶぁーか!!!」が耳に残りますねぇ マ男がニートの時の自分との心の会話が良かったかな テーマは暗いんだけど ギャグチックに作ってあって楽しめました。
エンドロール後が一番ブラック!
佐藤祐市監督は今回もソツなくニヤリな人間ドラマを料理! キャラ立たせも上手いし、旬なネタもきっちり取り入れてる。 メッセージを込めた終盤は感動とまでは行かないが、スポ根的で頷ける。 しかし、エンドロール後の映像が一番ブラック(笑)
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