「役者さんは頑張ってましたが…」ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 月見うどんさんの映画レビュー(感想・評価)
役者さんは頑張ってましたが…
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主役の小池くんは割と頑張ってたと思います。彼のいかにも童顔なアイドル顔が、デスマ続きのメイクと演技で物凄く老けた老人みたいに変貌するのはちょっと面白かった(笑)
脇も上手な人揃いで安心して見てられました。ただ、品川さんだけは厳しかった~~~!!!こんな重要かつ難しい役を芸人にやらせちゃ駄目でしょ!一本調子な「ブァーーーカ!」には冒頭からウンザリ。
あと、何より脚本が陳腐すぎる。
各人物の設定や各々のバックボーンは女子高生の好む携帯小説レベルに薄くて軽い。特に上原さんの過去のうそ臭い悲劇っぷりが…;;(2ちゃんのネタスレ派生だから仕方ないのかなあ…)しかもそれら全て登場人物のセリフで説明って!
クライマックス、社員全員の前でマ男が切れるシーンも、叫ぶ内容は薄っぺらな「これまでのあらすじと僕の思った事」止まり。ここでの彼のセリフを聞いて、全員が仕事の意味に目覚めたり、嫌な先輩がいじめてた後輩を思いやる転機になるっつーのにそうなる説得力が皆無です。
ん?で、結局マ男の「何のために働いてるか」に答えは出なかったって事で良いのかな…?
ラストの某人の特別出演もいらない。テレビ局主体な映画にもこういうのよくありますけど、ほんっとにほんっっとーーにこういうのいらない!下らなくて大っ嫌い。
民放の連ドラとかでネタドラマとして観たら結構面白かったかも。内容も映像も、正直劇場に行くほどではなかったです。試写会当たって良かったー。
あ、エンドロール前のラスト5分の場面とマ男の最後のセリフだけは結構グッときましたよ。あそこだけはとっても好き!
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