劇場公開日 2010年4月3日

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ソラニンのレビュー・感想・評価

全116件中、1~20件目を表示

4.010代後半に劇場で見られたことに感謝

2024年9月22日
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鑑賞方法:映画館

この映画、わりと世間の知名度は高いようで、この前この映画を見たことはないけどプロットは知っているという知り合いから「事故死した元カレを忘れるためにバンドで歌う映画でしょ」と言われた。
うん、まあ確かにそうなのだか。そういうプロットではあるのだが、それは全然本質的ではないよなと。
この映画の魅力は、モラトリアムを抜けきれない新社会人の虚無感と鬱屈した青春をリアルに描いている点である。
確かにあらすじもドラマチックではあるのだが、見所はそこじゃなくて全体を流れる虚無感がダルくもどこか心地よい映画だよなぁと思いながら何度も見返してしまうあたり、好きな映画なのだなと思う。

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タブロー

5.0懐かしい空気

2024年7月1日
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鑑賞方法:VOD

星5は個人的なもので、作品のストーリーなどは冷静に判断できずの点数です。

20代の頃の風景、ファッション、空気などが作品中にあり、自分の中に閉じ込められていた懐かしさが溢れてこの点数にさせていただきました。

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ししまる

2.0クズ男とかわいい女

2023年12月31日
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プライア

1.0ひどい 宮崎あおいがそもそも笑顔が違和感子役出身ゆえの子役のような...

2023年12月9日
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鑑賞方法:映画館

ひどい 宮崎あおいがそもそも笑顔が違和感子役出身ゆえの子役のような媚の笑顔
みんな魅力的ではない スワロウテイルの後に見た

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チャン・パー

5.0過去の自分との別れ

2023年8月31日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

楽しい

幸せ

宮崎あおいが初めてバンドボーカルに挑戦という記事を
目にしてからどんな映画だろうと注目していました。
まぁ、あくまであおいちゃんファン目線だったのですが・・・

この映画で描かれるのは、20代前半。学生時代を卒業して
社会という縮図に子供から大人へと脱皮しなければいけない世代。
将来の不安、不透明な未来。
自分が何をしたいのか・・・何ができるのか
人生の転機を迎えるこの年代で、心に生じる迷いや葛藤を
感じた事がある人なら、きっと共感できると思います。

これから一歩を踏み出す20代の世代にはぴったりな映画。
この映画を見ながら10年前の自分を振り返ってしまった。
何がしたいのかと悩みながらも気がついたら
どうやったら社会に順応できるのかと目的もないまま
これまでの人生を過ごしてきたような気がしました。

そんな事も振りかえらせてくれる・・・
あまり20代って考えてみると何も残っていない

本編では、やりたい事もなく安定した生活を送るため
なんとなくOL2年目の芽衣子(宮崎あおい)と恋人の
フリーターで大学時代からのバンド仲間と楽しんでいる
種田(高良健吾)のなんとなく生きてる感じの若者2人。

もがき苦しんでいる姿があまりなく、一見、社会に
適応することをこばんでいる若者に見えたりするが、
この世代からすると、選択肢が目の前に数多くありながらも

どの道を選んでも将来永く続かないのではないか・・・
挫折してしまったら、この先どうする?

母親に会社を辞めてこれからどうするの?と諭されて
思わずこの先に何もないのに・・・反発してしまったり
自分の音楽を否定されるのが怖かったり・・・

種田が交通事故に合うシーンで、テロップで表示される
”本当に幸せ?”の文字に一瞬、凍りついてしまった。

学生時代、先の事は考えず仲間たちと盛り上がっていた。
その瞬間は幸せだったと思う。
将来の方向性の決断をして、この言葉が自分も
浮かんできたからである。

薬屋のカエルの置物をポストと間違えて、葉書を
送ろうとする老人のエピソードが印象的でした。
宛先と送り主の住所が同じ。
このエピソードにより、芽衣子が種田の残した「ソラニン」
を歌うくだりに上手く繋がっている気がした。

宮崎あおいが初ボーカル & ギター、
そして初スタジオと役者として臨んだ新境地にかける想いと
芽衣子が決して上手ではないが、技術ではなくハートを
伝える演奏がオーバーラップして、見事なライブシーンだった。

音楽は、その詩に込められた想いを感情を伝えることが
できればいいと思う。上手い、下手とか関係ない。
ギターで奏でられた音は、そんな想いを増幅させているようだった。

過去の自分にさようなら、そして新たな一歩を踏み出す。

この映画の主人公と同じく、将来に悩み苦しんだので
共感できたせいか、ライブシーンでは気がつくと泣いてた。
号泣ではなく、何故泣いたのか分からないほど。

この映画を20代前半で観たかった。
きっとこれから一歩踏み出す事のきっかけを与えてくれた
気がします。本当に残念で仕方ない

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シムウナ

3.5原作を読んでいる人からしたら少し物足りない感じがした

2023年5月10日
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宮崎あおいが演じる芽衣子、高良健吾が演じる種田、桐谷健太が演じるビリー、配役はどの方もリアルですごく良かった。
最後の芽衣子がソラニンを歌うシーンでは鳥肌が出て涙が出ました。
原作を知ってると少し物語の移り変わりがとびとびで残念な気持ちになりましたが、映画で初めて見る方にはとても良い作品だと思います。
ソラニンは浅野いにおさんの作品の中でも特に好きなので素敵な俳優さんと共に映画化されて嬉しいです。

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sekaiseifuku_x

4.0【茫漠たる未来への不安を抱える青年達が、ロックを通じて一歩を踏み出す姿を描いた喪失から再生をテーマにした青春映画の秀作。芽衣子を演じた宮崎あおいさんの透明感ある歌声が素晴しき作品でもある。】

2023年1月29日
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鑑賞方法:DVD/BD、VOD

悲しい

興奮

幸せ

ー ご存じの通り、今作は今や邦画の第一人者の一人となった三木孝浩監督の長編第一作である。ー

◆感想<シンプルに示す。Caution!内容にやや触れています。>

・久しぶりに鑑賞したが、宮崎あおいさんの透明感ある歌声や、売れないロックバンド”Rotti"のメンバーを演じた芽衣子(宮崎あおい)の恋人でもあるギタリスト兼ボーカルの種田を演じた高良健吾、ドラムスの熱き思いを持った心優しき男ビリーを演じた桐谷健太(特に良い。)、ベースの加藤を演じた近藤洋一(サンボマスター)の自分達の未来への茫漠たる不安を抱えつつ、日々を過ごす姿が良い。

・又、芽衣子の親友である伊藤歩さん演じるしっかり者のアイが彼らをさり気無く支えている姿も良い。

・未来への不安を抱える中、青年達が口にする、言葉も良い。
 ”あの頃の空はずっと広かった。”
 ”逆らってみるか、流れに・・。”
 ”大切な人が一生懸命な時は、黙って見守ってあげよう。”
 ”人生って、只生きているだけで良いんじゃない?”

<ラスト、恋人だった種田の代わりにライブハウスのステージに立つ芽衣子。
 そして、アジカンが曲を作ったスリーピースロックバンドの演奏シーンと、芽衣子を演じた宮崎あおいさんの透明感ある歌声が素晴しき作品。
 仲間の死を乗り越えて、新たなる一歩を踏み出す青年達の姿が心に残る作品でもある。>

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NOBU

4.5「逆らってみるか、流れに」

2022年11月19日
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鑑賞方法:VOD

エモい。久々に見返して、3回目くらいだけど、それでもエモーショナルだった。

「現実を見よ」と世間は言うし、自分でもそうしなきゃいけないと思う。

やりたいことだけをやって生きていくなんて、とんでもなく難しい。
程よく妥協して折り合いをつけながら、世間の流れに乗って生きていこう。

でもやっぱり悔しい。

「逆らってみるか、流れに。」

過去の自分にさよなら。

それでもやはり、全てがうまくいくことなんてない。
でもこの想いを紡いで、前に進もう。そんな作品。

やっぱエモいなぁ。

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にち

4.0過去との決別

2022年10月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

20代のモラトリアムですね。よくできた映画です。映像も、展開も違和感なしです。
多くの20代の人は、
・自分は何をやって生きていきたいのか?
・夢と現実の折り合いをどうつけるのか?
と言うことを考える時代です。(モラトリアムというらしい。)

ジャンルは違えど私もかつて通った道なので「う~ん、これではダメだな。」とか「だったらどうする?」とか、興味津々で見られました。
最後は、芽衣子が種田が作ったソラニンを歌うことでしか、過去との決別ができなかったのでしょう。

(以下蛇足)
音楽をやっていくかどうか「迷っている」時点でもうダメですね。
「これしかない」「これをやりたい」と突き進んだ人しか成功はしません。それでも多くの人は限界を感じて挫折するでしょう。それでも「やれることはぜんぶやった。」という気持ちがあれば、スッキリ次に切り替えられます。

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センノカゼ

5.0だらっとした幸せ

2022年9月1日
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鑑賞方法:VOD

だらっとした幸せが幸せと感じるかどうかはその人次第で、悪い芽も見方を変えれば新しい芽が抗って出てきたということ。人生は本当に自分軸なんだと思い知らされた。社会に出るということ、それまでは自分に才能があって自分は特別だと感じていたが普通になってかなければいけないというプレッシャー。自分のステレオタイプが自分を苦しめる。親、お金、人間関係、夢を叶えるには壁も多いがきっと自分が成し遂げたいこと、好きなことはその障壁を乗り越えてでも成し遂げるべきだ。どんなに辛くても、悪い芽だと周りに非難されても、それでも抵抗して空に出てくんだ。

って思わせてくれた映画。

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ちょっと共有したいだけ

4.0他人の空似ん

2022年8月20日
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またぞう

3.5んー

2022年7月9日
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全体を通してすごい明るい場面がある訳でもないし暗い場面がある訳でもなく終始なんだかジメーっとしてて肌にあまり合わなかった。
種田の死もなんか軽かったし。
なんだか微妙でした。

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い

4.0めっちゃ良かった…

2022年1月27日
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泣ける

楽しい

幸せ

最高過ぎる。
遅い青春なようでそうではない話

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喜怒哀楽

3.5特別なありふれた特別

2021年10月20日
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鑑賞方法:DVD/BD

原作未読。「ソラニン」「ムスタング(mix for 芽衣子)」を聴きながら。
きっと自分たち(だけ)は特別。でも実際はそんな人たち掃いて捨てるほどいて、本当に特別なのはほとんどいないわけで。でもそんな話を特別なもののように錯覚させてくれる。

ただし、ライブシーンはあれでよかったのか、もうステージ上の彼らそのままでよかったんじゃないか、とは思った。

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なお

4.5たとえばゆるい幸せがだらっと続いたとして

2021年10月8日
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あおいちゃん映画の中でも
ダントツで好きな作品!

それぞれの人物の感情を丁寧に描いてるなあと。

種田の
「ギター弾きてー!!!」て叫ぶとこ

芽衣子の
「会いたい、早く帰ってきて」て嬉し泣きみたいな顔と

ビリーの
「涙が止まんねえんだ」て男泣きするとこ

が特に好きです。

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のん

3.5種田に届け!私たちの歌。

2021年9月4日
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悲しい

幸せ

寝られる

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唐揚げ

5.0僕もどうにかやるさ

2021年8月16日
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あの頃を思い出す。
いろんな夢があったよ。

以前の仕事を思い出してしまうけど、
楽しかったなあと今になって思います。

それが詰まってる映画。

アジカンの曲が歌詞にあっていて最高にエモい。

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トロイメライ

3.5幸せのかたちは人それぞれでいい

2021年6月11日
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鑑賞方法:VOD

夢を叶えられなくても、当たり前にある目の前の細やかなものごとに幸せを感じられるか。それができるかで人生の生き方は大きく変わってくる。「幸せに向かっているときが一番幸せ」という言葉もある。

SNSのいいねで可視化される承認欲求溢れる現代社会で、本当に大切なことを教えてくれる映画。

「ソラニン」とはジャガイモの芽の毒のことで、旬を過ぎたら今の身体を捨て、芽を出し新しいものへと生まれ代わろうとする代名詞か。
決して別れの意味ではなく、過去を糧とし次の一歩を踏み出す勇気の話。

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もの語りたがり屋

3.0もう少しなんとかなったのでは?

2021年5月6日
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ん〜個人的には全体を通して微妙な感じでした…
青春映画なんだけど、若いって良い的な感じも特にせず。寄り道しながらも夢を捨てきれない、そのキャラや描写が弱いのかな?原作を知っていたら印象も変わるのかも。

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Iwarenkon

2.0マイナスは種田役の俳優だけでした

2021年5月5日
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種田役の歌と演技がまるでやる気無しの体たらく。
種田が死んでから、物語が生き生きしてくる皮肉。
宮崎あおいの歌がそこそこ上手い。
井浦新の演技と比べると、周りの男優のヘタレ加減がよくわかる、桐谷健太は例外だけど。
原作は笑いの部分も多いそうだけど、かなりトホホな内容でした、残念。

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アサシン5