「自宅(民間放送)にて鑑賞。オープニングとエンディングのカット揃えて...」ゴールデンスランバー(2010) 瀬雨伊府 琴さんの映画レビュー(感想・評価)
自宅(民間放送)にて鑑賞。オープニングとエンディングのカット揃えて...
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自宅(民間放送)にて鑑賞。オープニングとエンディングのカット揃えていた。柄本明演じる“保土ヶ谷康志”が物語に絡み始める頃から寓意的になり興醒めしだす。整形後、伏線を順に消化する下りも展開が読めてしまい全体的にご都合主義的な印象が強く残る。恐らく版権の関係で使えなかったであろうタイトル曲はビートルズの方が数倍良かったと思う。ヒロイン“樋口晴子”役の竹内結子あざとい演技が鼻に付く。“佐々木一太郎”の香川照之も活かされておらず他作の方が魅力的。そんな中“小野一夫”役の劇団ひとりの演技が光っていた。55/100点。
・原作は知らないのですが、本作を観る限り、種明かしやソレを匂わす描写も弱い。一方、ハリウッドならこの先に黒幕への復讐へと繋がって行くと云った展開が多い。ハリウッド的展開に馴れてると、逃げ切る事だけに焦点を合わせた本作では、謂わば受動的なカタルシスしか得られず、物足りなく感じてしまう。
・鑑賞日:2011年10月1日(土)
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