「ある意味、下品なブラックコメディ映画としては成功!」ダーク・シャドウ 疾走チェイサーさんの映画レビュー(感想・評価)
ある意味、下品なブラックコメディ映画としては成功!
意見が分かれる映画だと思いますが、僕はかなり好きです。元々、ティム・バートン監督のファンではないですが、彼の作品で初めて笑えました。
ティム・バートン監督の映画の印象は不気味でファンタジックな絵面、難解で感情移入しにくいストーリー設定。
ですが、今回は分かりやすかったです。200年前からタイムスリップしてきたヴァンパイアのリアクションもベタで、笑いやすかった。
この映画の最大の魅力は俳優陣の妖艶な美しさ。
まずは家庭教師役のベラ・ヒースコートが怪しげなのに可愛いすぎる。
魔女役のエバ・グリーンがエロすぎる。
彼女の赤い唇は全ての男を魅了するだろう。
そして、ヴァンパイア役のジョニー・デップはハマり役だ。ティム・バートンとのタッグでしか観られぬ、彼の猟奇的なまでのフェロモンがムンムンだ。
さらに、映画内で必見なのがジョニー・デップとエバ・グリーンのセクシーな絡みのシーンだ。演出がアホすぎて笑ってしまった。家族で見ることはオススメ出来ないが、コメディ好きのカップルで見るのはいいのではないでしょうか。
ホームドラマのような家族愛を訴えつつ、不条理で奇怪なストーリー、ミステリアスな映像美、下品な言葉遣いと過激なブラックユーモア満載のギャグ。
ホラー映画としては物足りなさがあるかもしれませんが、ヴァンパイアを扱ったコメディ映画としては、完璧です。好きな映画がまた一つ増えました。
ファンタジー作品が苦手だというコメディ映画好きの方には入門編としてオススメです。
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