ガフールの伝説のレビュー・感想・評価
全19件を表示
いろんなフクロウちゃんたち
CGアニメーションだけど、羽ばたきや、嵐や炎の中の飛行シーン、スローモーションを多用した戦闘シーンも見応えがある。
妹ちゃんフクロウとか可愛らしい。
王様とか結局白梟なのは強さじゃないのかとか、フクロウの年齢ってとか色々気になりましたが楽しめましたw
主人公兄弟の子守が蛇なんだけど、いやいやそれ餌でしょっていう食物連鎖には突っ込まざるを得なかったw
悩むフクロウ
「ウォッチメン」の監督によるアニメ作品。
--
子フクロウが初めて空を飛ぶシーンがイイ。
主人公ソーレンは伝説のガフール目指して飛び立つ。それはまさに希望の象徴であった。
対して彼の兄クラッドの飛翔の動機は、他のフクロウを蹴落とすことであり憎悪であった。
その希望と憎悪の対比を、「フクロウが飛ぶ」という映像でキッチリ見せた監督は偉い。
その対比を言葉で説明しようとしたら途轍もなく面倒なことになるのに、監督の映像力はサラッと何気なく伝えきる。
映像力(表現力)があっても、伝えたい中身が無い映画というが往々にしてある訳だが、
(逆に中身に映像力が追いつかず表現しきれていない映画もあるが)
「ガフールの伝説」は映像力とその中身が拮抗した映画だったと思う。
高く飛翔するのが英雄の条件ではなく、落下していく時にこそ英雄の真価が発揮されるという事を映像力で表現していたのも印象的だった。
--
もうひとつ印象的なシーンは、
伝説の英雄キールのライズとの対面シーンであろうか。
ソーレンにとって憧れの英雄ライズの実態は、爪がもげ片目も傷ついた老フクロウだった。
それが実際闘った者の姿であり「輝かしくも美しもない」。
英雄潭と違って実際の闘いは「まるで地獄だ」と、ライズは叫ぶ。
それでも「自分の信じる正義を貫くだけだ」と、ライズは言いきる。
(「ウォッチメン」のロールシャッハを若干彷彿とさせる。)
ソーレンが敵の首領を倒した後の表情も印象深い。
歓喜とはほど遠い苦渋の表情である。
英雄潭の内実は地獄だと、フクロウの一瞬の表情が突きつけてくるのである。
この映画の最後は平和が訪れ子どもたちに英雄潭を聴かせる場面で終るわけだが、
その前段の苦々しさは何処へいったのだろう。
英雄潭の内実が地獄だとしても、夢やヒーローは子どもに必要って事なのか。
フクロウを主役にした子ども向けのアニメではあるが
「ウォッチメン」的な矛盾と苦々しさを内包した映画でもあった。
超美麗な映像とフクロウアクションが見ごたえ
コテコテの映像が好きなザック・スナイダーがアニメーションに挑むとこうなるのか…という感じで、とにかく映像がキレイ。
見せ場ではここぞとばかりにスローモーションが発動するが、そこまでくどさは感じない。むしろ雨粒や炎の動き、フクロウの毛並みの細かさに溜息が出る。
全体的な色調も美しくて、夕陽に染まる世界の色、嵐の海や重たく沈んだ敵陣の様子…もちろんCGで作られた世界だけど、その作られた美しさをもっと見ていたくなる。
しかし登場人物がフクロウだけってどうなのよと見る前は思っていたけど、フクロウのアクションとか斬新で面白い。武装したカギヅメとか兜とか、あるいはナイフのようなものをもって斬りかかったり。
アクションシーンでもやっぱりスローモーション発動で、そのまま「300」じゃん…と思うけど、そこが面白い。フクロウがここまでアクションみせてくれるとは思いませんでした。
ブルーレイで見ましたが、劇場で3Dで見たかったなと思ったのでした。
お話は絵本原作だから難しくない。続編も当然視野にいれた作りですが、できないだろうなあ…。個人的には続きみたいですね。
信じる者は救われる
フクロウたちの世界を描いたCGアニメ。
従来のハリウッド製CGアニメとは違って、フクロウたちは極めてリアル、内容もコメディではなく、冒険物語、英雄譚となっており、新鮮味がある。
アクション・シーンも迫力あり、ハイライトでスローモーションを使用したりと、ザック・スナイダーならではの演出になっている。
ストーリーは至ってシンプル。
世界征服を企む悪のフクロウ軍団の野望を、善のフクロウの勇者たちが阻止しようとする。
そこに、主人公フクロウの成長が描かれる。
普通だったら捻りが欲しかったという所だが、フクロウたちがリアル過ぎて見分けが付きにくく頭の中で整理するのが大変だった分、ストーリーがシンプルで逆に助かった。
しかしながら、主人公フクロウのソーレンは勇者たちの話を信じ続け、救われ、その兄クラッドは話を馬鹿にし、やがて悪に身を滅ぼし、救われず…と、教訓もしっかり描かれている。
従来とは違う雰囲気のハリウッド製CGアニメ、なかなか楽しめた。
劇場では3Dで公開され、ちょっと見てみたかった気もする。
悪のフクロウ軍団の王妃の声を、ヘレン・ミレンが担当。
その貫禄、まさに“クィーン”。
吹き替え版では、榊原良子。
さながら、ハマーン・カーンか。
かっこいい〜
300&ロードオブザリングのような、ファイト&ファンタジー好きには楽しい作品でした。
幼いふくろうが成長していく姿も懸命でかわいいし、勇気を持って行動する姿は感動です!
映像に釘付け
ストーリーはありがちで、少し子供向けなのですが、とにかく映像が素晴らしく、3D技術の進歩を感じます。
フクロウの羽一つ一つまでつくりこまれたリアルさにも驚きましたが、特に嵐の中を飛ぶシーンの美しさは息をのむほどで、そのシーンだけで一見の価値ありです。
勇気をみた
動物のリアルな動き、結末はわかっているのに、子供と手を握るシーンがおおく。困難に立ち向かう勇気。自分で決断しなくてはいけないこと。
いろいろと教えてもらいました。
小学生の子供は、ぼくパペットほしかったな~と。
3Dもあるということで、3Dでの迫力も見てみたいです。
子供の人気の場面は、戦いシーンでした。
ふくろう300。
劇場ロビーにデッカイふくろうの立て看板が設置されてた頃、
おいおい、なんだ、今度はふくろう3Dなのかい?なんて^^;
一体どういうコンセプトからこれを映画にするんだろうなんて
勝手に思っていたものだ。観るヒト…いるんだろうか、って。
あ、念のため劇場は空いてました、確かに^^;
ただ私は、大方の好評を聞かなかったことにして2Dを選んで
しまったからかも。だってチケット売り場のおねいさんまでが
「3Dじゃない方で、宜しいんですね!?」なんて念を押す始末。
あ…ハイ、宜しいんです。と小声で答えたが^^;
どうやらアバター以来の仕上がりになっている?と聞いて、
(アバター以外は今のところ3Dの必要性を感じていない私)
あら~やっぱ3Dで観るべきだったかしら?などとチト後悔。
思えばこの作品、Z・スナイダーなんですもんねぇ~。
映像面でここまでやってくれるヒトいない部類の監督だから、
そうか、その意味では3Dでも遜色なかったんだなーと。
物語の方はまぁ、どっかでやったエピソードのもじりを含め、
様々なモデルが存在しそうなキャラがテンコ盛りなのだけど、
でもそういうのがヒットしてきたのだから面白いには面白い!
それにふくろうって、鳥?というより顔のパーツがほとんど
前面に集中しているため、表情が読み取れて、人間に近い。
だから観ていて非常に分かりやすい。
監督ならではの視点は善悪の描き分けもいつも通り容赦なし、
残酷な描写は控えめ…なれど、やるのは全て300仕様である。
だから…こういうのが好きだと一向に飽きない^^;
ふくろうのモサモサっとしたあの毛具合も(2Dですら)気持ちよく
感じられたし、前述の如く、善顔と悪顔の違いも見事だった。
徹底して「画」にこだわる姿勢って、こんなところで評価される。
私的には物語もつまらないとは思わなかったが(市原くん声も)
王道をそのまま王道として描いているところを含め、
(やや残酷さとダーク面ではこちらが勝るが^^;)
なんとなくアバターを観た時と、同じような感覚になった。
…ってことは、3D向きなのね^^;
(これからはふくろう観察にも思い入れが深くなれそうです。)
ドラマがぬるい。
幻想的でパワフルな映像は,
フクロウの造型も含めて素晴らしい。
ザック・スナイダー十八番の
スローモーションを効果的に施したアクション演出も冴えている。
なのに,本題のストーリーが普通。
中身が薄くて,心が躍らないから,
見事な映像が盛り上がらない。
痛快と冒険色に欠けて退屈。
ワクワクが足りない・・・。
★ 虫警報!
神木に着いた夜の食事。。目を瞑りましょう。。
子供向けではない 感じ
この場合、子供 → 10才以下を指します。 ストーリーがしっかりしているだけに、激しい戦いや 悲しい場面もあったりで (小学生)低・中学年の子に受け止められるのかな…という 印象。 アニメですが、大人向きかも。
若きフクロウのソーレンは、世界征服を企む 「純血団」からフクロウの王国を守ったガフールの戦士たちの伝説に 憧れていた。 兄のクラッドは そんなソーレンを笑いものにしていたが、ある日2人は 「純血団」に捕われてしまう (作品情報より 抜粋)
2Dで観た感想、迫力あります。 フクロウの観察って、あまりしたことがないので 「こんな風に飛ぶんだ…」とか 勉強になります。 ただ、小さな口ばしで英語話されても 違和感ありすぎて。。 しかもイギリス英語なんかも 話すし。。 んー、聞きとれん! 話の展開が はやすぎる! どっちが(どの種類が)敵で どっちが味方じゃ! …すんません、一人興奮しちゃって。。 もっと楽しい映画を期待してたんで、疲れたんだと思います。
主人公・ソーレンの声を演じた ジム・スタージェス。 『ラスベガスをぶっつぶせ』で主人公を演じてた イケメン☆ 兄弟想い・心やさしいソーレンのセリフ、可愛かったです。
土を掘る面白いフクロウ・ディガーの声を演じた デビッド・ウェンハム。 『ロード・オブ・ザ・リングシリーズ』でファラミールを演じてた(こちらも) イケメン☆ 『ヴァン・ヘルシング』ではあたふたする修道士を 演じてた人です。 今回も 面白い役どころ。
その他、有名な俳優さん (ヒューゴ・ウェービング『マトリックス』の “エージェント・スミス”、アビー・コー二ッシュ、ヘレン・ミレンなど)が 多数出演。でも フクロウ面では、誰が誰だか 判断できず。。
3Dは どんな感じなんでしょう? 個人的に “グリーンの奴”は 2DでもNGだったんで、たぶん3Dだと 目を閉じちゃうかな(苦笑)
フクロウを知りたい方、または 『300・スリーハンドレッド』が好きな方、お勧めです。
3D映画を見るなら「バイオ4」より「ガフール」
原作未読、ストーリーは「スター・ウォーズ」。フクロウが主人公だけど、話の展開上かわいい種類のフクロウにできないので、ちょっとツカミが弱い。ただ飛翔中の羽の動きはかなりいい。
「300」の監督なのでバトル・シーンの撮り方はうまい。スロー多用だけどワンパターンばかりの「バイオハザード4」と比べればアイディアの豊富さが分かる。まあ監督才能差を考えれば当然の結果。タレント二人の吹替えもそんなに酷くなく、他はプロなので3Dがきつい人は吹替えを。
フクロウのお話で、飛ぶシーンばかり、3Dはおすすめです。
3D映画は、「アバター」「ヒックとドラゴン」など大空を飛翔するシーンが最も効果がある。
これもフクロウのお話で、飛ぶシーンばかり、3Dはおすすめです。
3D映画としては「アバター」よりよかった。「アバター」は2Dと3D両方見たが、原色鮮やかな異星の風景はメガネをかけると暗く美しさが半減してしまう。「ガフール」の方は、夜行性のフクロウの話なので、星空や洞窟のシーンが多く、メガネをかけて暗くなっても違和感はあまりなかった。
フクロウだけ(ヘビやコウモリも少し出ますが)で「指輪物語」や「ナルニア国物語」のような壮大なファンタジー世界を作り上げている。
フクロウたちが本を読んだり、金属片を集めて鍛冶をしたり(鉄仮面や鉄爪も作る)…原作では人間が滅びた後の設定らしい。
といっても人間の残した建造物はなく、巨大な神木があったりする原始的な風景が広がる。
フクロウにも種類があり、大型や小型、色や形も少し異なる。リアルなCGフクロウたちは、人間のように表情豊かで顔も1羽1羽描き分けている。
そして、フクロウの社会にも平和的なものと独裁を狙う邪悪な奴もいる。
ある森の大きな木の洞で暮らすフクロウ親子。
まだうまく飛べないフクロウの兄弟が木から落ちたところをなぞのフクロウにさらわれてしまう。
連れてこられたのは、邪悪な〈純血団〉のアジトだった。
脱出に成功した弟ソーレンは、ずっと夢に見てた伝説のガフールを目ざす。
アメリカで大人気の原作をザック監督が3Dアニメで映像化。
「スターウォーズ」シリーズと似たところもあり、もちろんフクロウたちの伝説も続きます。
リアルなCG描写、3Dも効果的。ストーリーはありきたりだけど…、フクロウだけで壮大なファンタジー世界を作り上げたところがいい。
気負い過ぎないスナイダー節
えぇ!!何でザック・スナイダーが3Dアニメーションを!?
「300」とか「ウォッチメン」撮っちゃう人が!?
しかもフクロウの冒険物語!?
ある意味でニッチ路線か!?
どういう方向転換!?
節操なしなのか!?
…いや、待てよ?彼のことだ。きっと何かムチャやらかすに違いない!!
………。
うわー。やっぱり純然たるファミリー映画だった。
それも上質なファミリー向け映画。
梟達の毛並の美しさ。
優美な滑空、飛行シーンの連続。
息を飲む程の美麗なスローモーション。
血湧き肉踊る合戦シーン。
そうか。
大人をも魅了する贅沢な玩具箱。これを目指してたのかぁ。
この監督はどんなジャンルも自分の土俵に引き込む才に長けてるんだなぁ。
しかもオールラウンダーな。
これからも目が離せないや!!!!
3Dでしょ、とあなどっていました。
2Dでの上映と見比べたわけではないのですが、おそらく2Dでも、なんだか気分がざわつくでしょう。子供のころに、はじめて新品の箱からゲームボーイを取り出して、かいだことのない臭いをかぎ、電池ボックスに電池をはめこんで、カセットを挿入して、電源スイッチをカチッと移動させるかさせないかぐらいの時の気分、に似ているのかな。
私には子供がおりませんが、もしいても、この映画を見に連れて行ったりは決していたしません。
ストーリーはありきたりだけど、フクロウの飛翔感、そして軍団同志のバトルシーンは迫力有り。
フクロウたちの活躍を描いた人気児童文学を個性派監督が映像化した話題作。
ファンタジーに欠かせない大規模戦闘シーンなど、フクロウで迫力が出るのだろうかと思ってみていたら、結構迫力あるシーンを魅せてくれました。
やはり「300(スリーハンドレッド)」や「ウオッチメン」など、圧倒的なビジュアルセンスと演出力で定評のあるザック・スナイダー監督作品だけのことはあります。特にバトルシーンでは、鉄の爪で武装したフクロウたちの立ち合いを、「300」同様のスローモーションで描いて、緊迫した戦闘のあらましをわかりやすく伝えてくれました。
本作の魅力は、何と言っても大空を自由に飛び回る飛翔感です。フクロウ目線で、空を飛んでいる気分が味わえるという点では、3Dでの鑑賞がおすすめでしょう。
特に主人公のソーレンがもガフールの伝説の神木に向かうときに、嵐にの風雨に巻き込まれるときの映像が幻想的です。
物語の舞台となるのは、人類が消滅したあとの世界。そこには、高度な知能を持ったフクロウたちが平
和に暮らしていました。ところが彼らの王国に、邪悪な組織・純血団が出現。兄と共に純血団に誘拐されたソーレンは仲間と共に、脱出。伝説に語り継がれる正義の戦士、ガフールの勇者が住むという不思議な神木を探す旅に出むいていきます。
強さと名誉を求める余り純血団に残ってしまった兄タラッドのと確執を中心に、強大な悪から王国を守るため、過酷で危険な旅に出たソーレントその仲間たちの大冒険が描かれていきます。
注目すべき点では、2Dでも充分に伺えたデジタル3Dによる立体映像。自然な奥行き感や、飛翔シーンでの臨場感など、観る者を幻想的な世界へと導く立体的な映像群は圧巻でした。
そして、個性豊かなフクロウたちのキャラクターも素晴らしい出来映えです。擬人的なフクロウながら、体温すら感じさせるリアルティで違和感を全く感じさせませんでした。
ストーリー面では、ファンタジーの王道を行く流れで新鮮みはありませんでしたが、小柄なフクロウ同志が迫力あるバトルを展開するという点で見応えがあった作品です。もう少しバトルシーンで戦闘に参加するフクロウ軍団の数を多くして欲しかったなぁとは思いました。
見所としては、ろくに飛べずに頼りなかったソーレンが、一人前の勇者に変わっていくところ。味方のピンチに、業火に飛び込む様は、『ヒックとドラゴン』のラストに似ているなぁとは思いましたが、ソーレンの勇気を感じさせてくれました。
CGアニメ作品ですが、充分に大人の鑑賞に堪えられるレベルのものだと思います。
但し冒頭に、ワーナーの短編アニメが付いているのですが、ピクサーと比べてまだまだ映像が荒く、技術の差はかなり引き離されているなと感じました。
全19件を表示