「神の兄弟げんか」タイタンの戦い bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
神の兄弟げんか
ギリシア神話をモチーフに、天界の神ゼウスと人間の女の間に生まれた、半神・ペルテウスの活躍を描いた物語。大サソリやコウモリ悪魔、目無し魔女、メデューサ、そして怪物クラーケン等の不気味な怪物が、ペルテウスの前に立ちはだかり、最新のVFXを駆使して、RPGの様な、壮大なスペクタクル作品として仕上げている。
世界を支配下に置いたクロノスには、息子のゼウス、ポセイドン、ハデス等の神々がいた。しかし、ゼウスはクロノスを倒すことを目論み、ハデスにクロノスを倒すための怪物クラーケンを作り出すように依頼した。そして、クラーケンによってクロノスを倒し、神々は、それぞれに領界を得て、人間を想像することになる。
しかし、人間達は、神々の傲慢さに我慢しきれず、アルゴス王国を中心に神に対して反旗を翻す。ゼウスは、そんなに人間界に怒り、暗黒の冥界の支配者となっていたハデスを差し向け、アルゴス王国の娘・アンドロメダを生贄にしなければ、怪物クラーケンを解き放ち、人間界を滅ぼすと告げる。それを阻止ししようと立ち上がるのがペルテウス。
ペルテウス達は、クラーケンを倒すために蛇の頭を持つメデューサの首を狩りに、出陣するのだが、そこには、様々な試練や怪物が一行の前に立ち塞がっていく。物語としては、単純で、これまでも映画化されたことのある内容。迫力ある映像で、それなりに楽しめるが、それ以上の感動とかインパクトは無かった。
出演者は、よく知る人が多く出演。『アバター』で主演したサム・ワーシントンーがペルテウスを演じ、ゼウスには、死なないおじさんこと、リーアム・ニーセンが務め、ハデスには、『ハリー・ポッター』のモルデモートを演じたレイフ・ファイズが、同じような邪悪な役を演じている。