「キートンのはずがチャップリンに!」パイレーツ・オブ・カリビアン 生命(いのち)の泉 山のトムさんさんの映画レビュー(感想・評価)
キートンのはずがチャップリンに!
前3作が基本的に、映画の原点というべき“動き(アクション)”の見せ方に徹底してこだわった「連続大活劇」だったのに対し、本作はストーリー重視の構え。だから、ともすれば説明口調に偏り、作品全体がどこかもっちゃりした印象です。ああ爽快感が足りない・・・。
敢えていえば、無声映画時代のバスター・キートンに対するチャップリンというか。『イヴの総て』に対する『サンセット大通り』というか。
とにかくロブ・マーシャル監督はなにか大きな勘違いをしてる、もしくは映画的センスが欠けているといわざるを得ないですね~。とほほ・・・。
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