「不毛じゃないのよ、ブルースは。」サロゲート ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
不毛じゃないのよ、ブルースは。
1月は心身ともに疲れ切っていたので((+_+))
ぜひこういうのを観たかったのだが、あー観て良かったv
すごく良く出来ましたという話ではないし、深みもない^^;
だが非常に分かりやすい冒頭から、若返ったアンドロイド
的な俳優たちの造型美、対して生身の人間たちの苦悩、
近い未来に絶対こんな世界があり得ないとはいえない…。
むしろ実際に起こりそうで怖くなった。
あぁブルースおじさん。。
ハゲだ汚ないだと、大変無礼な書き方をする私ですが、
今回も見事に役にハマり、本当に素晴らしゅうございましたv
若返ったサロゲート姿では金髪姿、顔はテカテカ光り輝き、
若かりし貴方様のお姿を思い浮かべ…いや~楽しかった。
周囲のオッサンやオバサンたちも見事に化けてますんで^^;
怖くて切ない話ながら、プッとなれるシーンも多数存在。。
いやでもしかし、こんな世界がきたら実際どうなんだろう。
皆おんなじ顔をしてそうだなぁ^^;
誰がどうやって?というサスペンスでもあるのだが、
元々が生身じゃない身体で外を出歩き、危険を回避する
のが一般人だけじゃなくて刑事まで?という世界なので
そこに命の重みを感じさせない。
過去に息子を事故で失ったブルース演じる一家の苦悩が
本当に生きるとはどういうことなのかを示してくれている。
そこから逃げてちゃダメだ。という彼のメッセージは、
当たり前の感情を押し殺し平静を装う妻の美顔と対照的。
なにが美しくて、なにが汚いことなのか、
ブルースは身をもって(あ、意味を間違えませんように^^;)
傷だらけで示してくれているわけである。
単純だけどこういう演技、彼で良かったvと心から感じる。
…でもやっぱ、髪の毛は欲しいんですね?
(反対派の動きがなんだか曖昧。みんな悪党顔してるし^^;)