みんな元気(2009)のレビュー・感想・評価
全14件を表示
思ったよりも全然良い作品
本作はロバート・デ・ニーロ主演の割にはあまり知名度は高くなさそうだし、タイトル的にもあまりパッとしない感じだったので、それほど期待せずに鑑賞してみた。
観始めてすぐに、あれっ、映像も結構きれいめだし、構成も全然安っぽくなさそうだぞ、と期待値急上昇。適度なユーモアも日本人の私でもじゅうぶん楽しめる。
そして、中盤にかけて次々と登場する娘・息子達が父親に続きメジャーな役者陣。豪華キャストがさすがの演技を披露してくれる。これでつまらないわけがない。
パパあるある、娘あるある、息子あるあるも実に的を得ていて共感。
ストーリーのタネ明かしの仕方も、なかなかよく練られていて良い観せ場だ。
本作はジャンルとしてはコテコテな家族ドラマだけに、さすがに満点評価とまではいかないが、とても心に残る作品には違いない。ぜひオリジナルのジュゼッペ・トルナトーレ監督ものも観てみたい。
途中デニーロに腹たった
親からしたら子供はいつまでも子供、デニーロからみた子供たちと初めて会った時の姿が子供時代だったのが少し感動
子供に成功ばかりを祈って、父親を落胆させまいと子供達は嘘をつく
デニーロの子供にしては年齢離れすぎじゃない?
子供が幸せだったら良いじゃんと思ってたら最後にデニーロが言っててちょっとスッキリ
お前たち なぜ ウソをついた?
年齢を重ねても親子間の年齢差は変わる事がないのだが、親は老齢となり子供は大人になっていく。
そして、親からしたら子供はいつまでもこどもなんだな……と、しみじみ感じさせられた。
そんな切なさをにじませるデ・ニーロはやっぱり上手いなぁ、と改めて好感。
父と母というのは、辛いけどやっぱり役割が違う。
子供たちの優しさが残酷に感じるすれ違いも、どうしようも無い事だけど、ちゃんと解り合えるモノだとも思う。
悲しいけども温かい作品。
怒らせるのが怖いから、真実を語れない、語らないのと、傷つけたくない...
怒らせるのが怖いから、真実を語れない、語らないのと、傷つけたくない、悲しませたくないから語らない、は、同じ嘘をつくと言う行為でも、随分と違う。
悲しませたくないと言う理由は、根底に優しさや、愛があるから生まれた行為なのだろうなぁ。そう言う点では、みんな元気に、父親から愛情を受け取って育ったのだろう。
怒りっぽい人は結局、本人は気がつかないだけで、機嫌を壊さないように大事にされるが、実は孤独の闇の中で生きていると思う。
お父さん。
ドリュー・バリモア観たさに観ましたが、大当たり!
非常に良い映画でした。
ロバート・デニーロって、あくの強いイメージしかなかったのですが、今作品では、佇まいから哀愁?のようなものを感じて、役に凄くはまっています。
日本未公開でしたが、DVDで観れて本当に良かった。
家族映画がお好きな方には、オススメの映画です。
イタい
悲し過ぎるくらいイタいデニーロ。子供は子供のままじゃなく、それぞれに人生を歩んでく。親はいつまでも子供は子供と思いがちだが子供だってひとりの人間なんだよね。電話線のコーティング?の仕事をしてたってのも話のつながりがイイ。淡々と展開して行くが終盤にはやられた。そーくるかと。泣けた泣けた。絵には特に。ラストには救われる。未公開シーンで「赤ん坊が退院する時は新車を迎える気持ちだ。ただ新車は取扱説明書があるが子供にはない。子育ては何が正解かわからないがとにかく愛すること」とあった。未公開じゃもったいない名言。コーヒーショップでの老人との未公開シーンも面白い。
泣けました。
大好きな作品がまた1つ増えて嬉しかったです。
あまりデニーロの作品を見ていないのですが
父親役がリアルすぎて、本当に演技力がすごい人だなと実感しました。
悲しい話は好きではないのですが
悲しいはずなのにすごくほっこりして、
泣けました。とてもいい映画だと思います。
家族の絆は何処でも同じ
定年退職した初老の男フランクの元に、離れて暮らす子供たちが久々に集まる事に。が、直前になってドタキャン。そこでフランクは、アメリカ各地に住む子供たちを訪ねる旅に出る…。
ジュゼッペ・トルナトーレの1990年の作品をリメイクしたハートフル・ドラマ。
日本未公開ながら、ロバート・デ・ニーロ、ドリュー・バリモア、ケイト・ベッキンセール、サム・ロックウェルら豪華キャストが揃う。
親が子供を訪ねるが、多忙な子供たちと擦れ違うばかり…という展開は、「東京物語」を彷彿させる。
希薄になった家族の関係は何処の国も同じ。
しかし、子供たちが父フランクと距離を置くのは、ある理由から。
父に心配かけさせない為、子供たちは嘘をつく。
父は本当の事を知りたがる。
子供たちは本当の事を話す。それは、姉弟の一人の身に起きた余りにも悲しい出来事。
悲しみを分かち合い、家族は一つになった。
父には隠していた子供たちそれぞれの秘密も話し、ぎこちなかった関係に笑顔が戻った。
何も包み隠す事はない。
家族なのだから。
いい作品なのに日本未公開
総合:80点
ストーリー: 85
キャスト: 85
演出: 80
ビジュアル: 75
音楽: 80
イタリア映画の「みんな元気」という作品の再映画化と思われ、それは元々は「東京物語」に影響されているらしい。デ・ニーロ主演で日本映画に関連している作品なのに、日本では未公開らしい。
最初はもっと親子感情のもつれを描いたぎすぎすしたものか、あるいはもっと軽いものかと思っていた。しかしいい意味で裏切られた。物語もデ・ニーロの演技も申し分ないし、音楽も旅の途中のふとした一場面を写す映像も良くて、均整の取れた総合的な水準の高い良い映画だった。これだけの内容と質で日本公開されていないのが不思議。十分に観る価値がある。
泣けるんです!!
タイトル(原題)もありがち、ポスターも “DVDカバーにぴったり、”
そして最近 流行の?豪華キャストという時点で 期待ゼロで観に行きました。
プレビューの軽い感じに だまされないで下さい!
とってもいい映画なんです!!
ケイト・ベッキンセールと ドリュー・バリモアが 姉妹という設定は
画的にムリがありますが(全然似てないし、笑)ストーリーを追えば なぜこのキャスティングなのか 理解できます(演技力でしょう。)
ケイト・ベッキンセールの実娘がケイトの幼少期役で出演してます(そっくり!)
いつもタフ・ガイのロバート・デ・ニーロが、ちょっと疲れた親父を 完璧に演じてくれてます(涙)
日本には結構いるけど、アメリカにも こんな不器用な親父がいるんだなぁと、意外でした。
公開日程が決まったら、もっとレビューを加えたいです。
イチオシの映画です!!
全14件を表示