劇場公開日 2009年8月29日

「新世代を築いたホラー」マーターズ(2007) カピバラさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0新世代を築いたホラー

2015年1月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

怖い

難しい

物凄く残虐で、凄まじいホラーです。
いわゆる「鬼畜ホラー」であり、私は今まで「ホステル」が一番だと思っていましたが、大差で本作の方が鬼畜です。耐性が無ければトラウマになりかねないのではないでしょうか。 気分を悪くする事もあるかと思います。
児童虐待の冒頭直後、復讐劇の始まりで、玄関から堂々とショットガンでメッタ撃ちに。
ストーリーだけを考えると二度と観たくない様に感じますが、出演者達の演技力にただただ圧倒され、何度も観てしまいます。
スプラッタではありますが、「13日の金曜日」の様なアトラクションチックの「楽しめる」ホラーとは訳が違います。

近年のホラーは面白い作品が多いですが、同じような恐怖感のホラー映画界に大きな風穴が開いたと思います。

本作、非常に現実味溢れる作品です。ネタバレ禁物ですが、キーワードとしては

監禁 虐待 拷問

の3つです。
主人公をさらった犯人の衝撃的な「目的」にもあんぐり…
ただ、単刀直入にマイナス面を言うと、「意味不明」
です。さっぱり分からないまま始まって終わっている
…の様な。
ちゃんと分かりやすい普通の映画が良い人には向かないでしょう。また、グロが苦手な人も止めましょう。

それ以外の人には是非観て欲しい一作です。

カピバラ