劇場公開日 2011年3月12日

「隠しテーマは恐ろしいですぞ。」塔の上のラプンツェル お水汲み当番さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0隠しテーマは恐ろしいですぞ。

2020年7月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ディズニー映画です。
久しぶりに満点をあげられる映画でした。

そのままディズニーランドのアトラクションにできる作りになっています。
平日なのに、子供がたくさん来ていて満席状態。

しかし、私が観たかぎり、「親による子供の虐待」が影のテーマに据えられていると感じました。

このまま「背面交流」の教科書としてでも使える作りになっています。

だから、シナリオライターは絶対に心理学を学んでいるに違いないと感じた次第です。

親から子供へ、暴力のかけらも見当たらない映画ですが、しかしこれは虐待がテーマ。

なので、虐待されて育った過去を持つ大人にとっては、せっかく忘れていた過去を記憶の底から賦活させられて、大変辛い思いをするかも知れません。

もちろん気がつかずに涙を流してカタルシスを感じるだけかも知れませんが。

お水汲み当番