インセプションのレビュー・感想・評価
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「夢の世界」の表現が素晴らしい。
◯作品全体
夢の中のルールやインセプション成功までの過程は物語が進めば進むほど複雑になっていくが、構成自体はシンプルで理解しやすい。夢の中へ潜る力が冒頭で示され、潜るためのノウハウや基本をアリアドネに教える形で映す。「子供と安全に再会する」という報酬のもと、コブがミッション達成を目指して躍動する。設定とミッション達成条件が明確だからコブとモルの関係性が付け加えられても、物語の終点がどこなのか混乱することなく楽しめた。
「時間」を使ったストーリーや演出に定評のあるノーラン作品。正直、世界観やその世界のルールについて行けてないときもあるんだけど、今回モチーフにしている「夢の中」はすごく身近にある題材。時間の過ぎる速度や夢か現実かわからなくなる状況は、肌感覚で理解できるのが良かった。
個人的に一番面白かったのは、夢の中の夢が深くなれば深くなるほど一つ前の夢では時間がゆっくり流れるというルール。夢の中の時間が凝縮されていることは誰しも体感したことがある感覚だ。フィクションであれば変幻自在にデザインできる夢の中に、自分たちも経験したことがある夢の中のルールがあることで、画面内で起こる「異常」に説得力が感じられた。
モルの亡霊が付きまとう真相の描き方は思わず膝を打った。インセプションは本作の達成目標として設定されているため、具体的にどれほどの影響を及ぼすのか物語から実感することは難しい。だが、コブがモルへ「これは現実ではない」というインセプションを行い、その結果モルが自殺してしまったというエピソードはインセプションの重大さを示す真相として十分だ。「心の傷が夢に出てくる」という、こちらも誰もが体験したことがある要素で表現しているから、コブの心情を理解しやすかったのも世界観の巧さが光る。
「夢オチ」という言葉がある。物語が夢の中の話で、実際にはなにも起こらなかったという薄っぺらさとオチの安っぽさを批判する時に使われがちだ。本作も登場人物たちが夢の中で切った張ったのアクションを繰り広げるあたりは「夢オチ」と同じような気もする。しかし薄っぺらさや安っぽさを感じないのは、本作の夢の世界が我々の見る夢の延長線上に置かれ、その「夢オチ」は人の価値観と人生を大きく変えるものとして特殊な説得力を持っているからだと感じた。
〇カメラワークとか
・序盤の街がめくり上がるところとか鏡を使って道を作る描写はおおっとなるけど、終盤の夢の世界は地に足付いたアクションシーンで「アカデミー賞視覚効果賞作品」としては少し右肩下がり。設計士・アリアドネをもうちょっと上手く活かしてほしかったような。
〇その他
・無事にミッションを成し遂げた機内のシーンは必要以上に芝居せず、短い時間にしているところに「去り際の美学」が感じられて良かった。「夢オチ」特有のあっけなさ、みたいなのを巧く活かしているようにも見えた。
・急造チームにしては出来過ぎな連携に見えなくもなかった。地味に大活躍してるイームスとか、バックボーンがもう少し見たかった。ノーラン作品って主要キャラ以外の描写は結構バッサリ行く気がする。
天地創造をする感動
映画が好きになったキッカケの映画です。
大ファン過ぎてレビューが書けずにいましたが、今回久しぶりに劇場で観てきた勢いでレビューします。
2010年、2018年(ピカデリー10周年リクエスト上映)、2020年mx4dで観ました。
はじめて劇場で観たとき、夢の中の街作り(設計)に魅了されました。
空にビルを創り車を走らせ「天地創造だわ」というセリフに何度観てもワクワクします。
モルとコブの愛の深さやすれ違い、夢と現実が分からなくなって、夢を真実と信じ込む危うい感じも。コブとサイトーが戻れるのかどうかという盛り上がりからの目覚めシーンの場面転換はまさに「緊張の糸がプツっと切られた」ような感覚、そしてラストどちらなんだという余韻。すべてが完璧!!
深い眠りに入って深く、さらに深く潜っていくさまは、隠し事が出来ないような裸にされるような感覚です。わたしは簡単にエクストラクトされるでしょうね。そして、いくら他者を、愛を求めても、人は孤独だと感じます。物哀しく、だけどそれが美しい。
そして鑑賞後の感想は、
現実世界で正しいことをして、自分に嘘をつかないように真摯に、明るくたのしく生きていこうと思う。
でも、暗い。暗いよ。
コブとモルの哀しいストーリーも、ロバートがインセプションによって父に対して心を癒やされること、夢の世界に潜る設定、夢を創造する設定、アクションの魅せ方(エクストラクトに対する訓練(潜在意識の武装化)、時間の経過のちがい)などなど…
10年前観た時は、全てを理解は出来なかったけど、見事な設定・構成・演出にしびれて、作品を創造することの凄さ素晴らしさ、映画の可能性に感動をしました。
8年後に観た時は、ただただ哀しかった。
10年後(今回観た)の感想は、厨2感。暗っっ。「死にたい」とか「生きててもたのしいと思えない」と言う病んでる人間が浮かびました。
う~ん、批判じゃないのだけど、違った見方?感じ方になりました。
自分がコブの立場だったら、コブのようにあんなに強くなれるかな
【劇場鑑賞1時間後】
絶望感に浸ってます(笑)
夢の中に行きたい、居たいと思ってます。
上に書いた「明るくいたい(明るくたのしく生きていこう)」と思うのは本音だし目標だけど、そうやっていかなきゃつまらないし自分が壊れてしまうから。
でも、ちょっと溺れる風に浸るくらいなら気持ちいいw
「インセプション」やっぱすごいです
ところでアイデアは盗んだの?
ダークナイトは寝た
メメントはDVD途中で返した
パチーノのやつはロビンウィリアムズの変態役に複雑な思いをしたぐらい
でインセプション。
もう始めから乗れてない。夢なんだからはちゃめちゃじゃダメなの?
整合性にこだわってもいいけど、動機がつまんなすぎるので、
何やってんの、この人ら?とふっと思えちゃうんだよね。
「次は食品売り場になります。ここではポイントが2倍になります」
って絶えず説明しているし、映像もどきどきしませんね。
ラスト含め全部コブの夢落ちでいいんじゃん?
夢を現実と思っている
過去に、レンタルで観ました💿
クリストファー・ノーラン監督ならではの映像表現が冴え渡ってましたね🙂
何が何だか分からない部分もありましたが、豪華キャストでこのクオリティの映画を作る手腕には脱帽します。
ドムを演じたディカプリオ始め、サイトーには渡辺謙、チームの副リーダー的な感じのアーサーにはジョセフ・ゴードン=レヴィット、ドムの妻モルにはマリオン・コティヤール、アリアドネにはエリオット・ペイジ、イームスにはトム・ハーディ、ターゲットのロバートにはキリアン・マーフィ🖐️
それぞれ見せ場があり、どのキャラクターも立っています。
イームスはかなり強かったですしね💪
コマが回り続ければ夢、途中で止まれば現実という掟の中、あのラストシーンが議論の的になるのは当然といえるでしょう🙂
私は…現実派です🤔
ノーラン監督が好きな方は是非🖐️
60点
映画評価:60点
何度か寝落ちして、
何度も見返して、
何日もかけて、
ようやく見終わりました。
寝落ちしたのは、
決して詰まらなかったからではなく、
いきなり専門的な話しばかりだったので、
理解する前にどんどん進んでいく
そして、銃撃戦。
内容理解してないのに、
アクションを見させられると
銃撃音が子守唄になって寝落ちしちゃうんですよね………。
そうして、ようやく見終わりました。
とても興味深い内容でした。
夢の中の、夢の中の、夢の中の、夢の中。
段々深く潜るにつれ、
壊れやすく、バレやすくなっていく。
その深層心理に呼びかける事で、
ターゲットに新しい意識を芽生えさせる。
わかりやすく言えば、
そういうストーリーでした。
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ここからはネタバレとか含めて
私なりの考察を書きます。
読みたい方だけ読んで下さい。
ラストのトークンが回っていたシーン。
これは間違いなく夢の中を意図しています。
そのワンシーンを残したのは、
監督なりの意味があったんだと思います。
私がこの作品に
あのラストシーンを残すなら、
こういった背景を用意します。
コブは意識不明(もしくは植物状態)
この状態を救う(回復させる)べく、
モルを中心に仲間たちが送り込まれる。
ただ夢の中は浅ければ浅いほど、
夢の中だとは気が付き辛く、壊れにくい。
そのため、あの手この手でコブを救おうとするも
いつも救いきれなかった。
それはコブ自身に呪縛(インセプション)がなされているから。
"ここで死んだら二度と目を覚ます事がない"
コブはその認識に逆らえない。
そう認識してしまっているから。
だからモルが飛び降りるシーン。
とても疑問でした。
「一緒に来て、私を信じて一緒に飛んで」
こんなセリフを現実のモルが言うでしょうか?
この世界から解き放ちたいモルの虚言ではないでしょうか?
コブは一度虚無に落ちている。
これが今も続いているのだとしたら?
可能性は無限大あります。
正解は作者しか知りません。
こういう考察楽しいですよね。
【2024.8.7観賞】
クリストファー・ノーラン監督の作品の中でも僕の中では最高傑作です!...
クリストファー・ノーラン監督の作品の中でも僕の中では最高傑作です!
人の潜在意識の中に入り、アイデアを盗むというこの発想がまず凄いのと想像を超える迫力ある映像に感動しました。
一番好きなシーンは、トラックが橋から落ちるシーンで、一瞬かもしれませんがあの中にこの映画の醍醐味が詰まっています。
何度も観たくなる映画です。
夢か現実か?クリストファー・ノーラン監督の最高傑作!
潜在意識に入り込んで意図した記憶やアイディアを植え付ける、という発想を元に話が展開していく斬新かつ考えさせられる、クリストファー・ノーラン監督作のSFアクションムービー!特にラストシーンは圧巻で最高でした!
夢なのか現実なのか?
夢の中の夢なのか?
夢の中の夢の中の夢なのか?
多重的に、時間軸を考えながら展開するストーリーに目が離せません!
人間の意識には潜在意識と健在意識があるが、ほとんどの行動は潜在意識によって決定されていると文献で読んだことがありますが、まさしくその潜在意識に植え付けたアイディアに芽が出るととんでもなく強い意志を持った行動をとるのだと、コブの妻モルを通じて感じました。
ラストシーンの解釈は分かれるところだと思いますが、
個人的には主人公コブの願望が叶えられたのが何よりよかったなと感じました。
個人的に繰り返しみたい映画!オススメです!
想像以上に面白かった
予告映像の迫力や、他人の夢の中に入り込むなど、観る前からかなり興味を引かれてました。その反面、がっかりすることになるんじゃないかと思ってましたが、想像以上に楽しめました。階層ごとの仲間の活躍、キックのタイミングの合わせ方、もちろん映像の迫力、そしてラストの終わらせ方。少なからず読めていても思わずうめいてしまうほど。マリオン・コティヤールの美しさと狂気と癒し、その多様さにも惹きつけられた。アクションもので久々のヒット!
最後のネタバレあり
インタビューを引用
マイケル(教授役)
『どこが夢で、どこが現実なんだい?』と聞いたら、監督は『あなたがいるシーンは現実です』と言っていたよ。だから、こう考えてください。私がいれば、それは現実。私がいなければ、それは夢」
最後、マイケルと主人公が再開し家に帰ってます。つまりこれは現実ということです
難しい
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他人の夢の中に入るという(技術)が開発された時代。
・夢の中ではある程度自分の思う通りに物を作ったり出来る。
・夢の中で寝ると1つ深い階層の夢に行き、死ぬと1つ戻る。
・夢の中での1時間は現実の1分くらいに相当する。階層が深いほど顕著。
とかそんな仕組みになってる。
レオは愛する妻と共に夢の中に入り、老後まで共に生きる。
やがて現実に戻るが、妻は夢との区別がつかなくなってしまった。
で、死んで現実に戻ろう思い込んだ妻は飛び降り自殺、死亡。
レオは妻殺しの嫌疑がかけられ逃亡、子供達とも会えなくなる。
その罪悪感から、自分の夢の中で妻を作り時々会っていた。
夢の中の妻は今も少し精神的に病んでいて、少し怖い。
そんな折、世界のエネルギーを牛耳ろうとする会社の社長が死んだ。
牛耳らせないようにその後継者(息子)に方針転換させたいという、
ライバル会社の経営者の渡辺からの依頼で、夢を使った作戦を練る。
成功したら渡辺の権力で逃亡生活を終わらせてくれるという約束だった。
後継者の夢を操作して方針転換を決断させるように誘導する作戦にしたが、
後継者は夢を乗っ取られないための訓練を受けていたため、
夢の中ではエージェント達が常に現れ、レオらの命を狙って来た。
何か複雑な理屈でよくわからんかったが、
とにかく事を成すためには夢の中で後継者を2回寝させ、
自分達と共に3階層まで行かなければ成功しないって事やった。
しかも睡眠薬を使ったから、夢の中で死んだら1階層上がるのでなく、
一番下の層である虚無まで落ちてしまうらしい。
しかも現実世界でレオらの乗る車が川に向かってダイブするので、
その無重力なタイミングでのみ現実に戻れるとか・・・ようわからんけど。
まあそんなこんなで3階層目まで行くのだが、
ここでレオの妻が出て来て後継者を殺し、作戦は失敗に終わりかける。
しかしとっさの案でまた寝て、4階層目に行く事で復活させてた。
このへんもようわからんけどね。
4階層目では妻が後継者を拉致、レオに相手して欲しいがためだった。
妻はここに残れとか言うが、レオは妻に別れを告げて脱出。
さらに夢の中で死んで虚無に行って80歳くらいになった渡辺と再会し、
自殺させて現実世界へ引き戻した。このへんも今ひとつわからんが。
あと作戦は成功で、夢の中で父親の死に立ち合わせ、
父親に、おれの真似ばかりするので失望したと言わせた。
後継者はこれにより方針転換を決意した。
で、現実世界に戻った渡辺の力でレオの嫌疑は晴れ、子供達のもとへ。
でもその世界は夢だった・・・ようわからんが。
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とにかく難しい映画だった。
色々とルールがあって、そのへんが単純明快ならもっと良かったのだが。
っていうか、シナリオを作るために強引に作ったような設定も多い。
現実で落下中の無重力状態の時は、夢の階層が落ちることはないって、
いやいや、下の階層の夢が物理的な「下」にあるわけちゃうやろ(場)
あと現実世界とか上の階層で物理的な衝撃があると、
その衝撃が違った形で下の階層に伝わって来るってのもちょっと(場)
でも感じたのは、何故現実で生きる必要があるのだろうって事。
最後のシーンもそうやが、夢とわかってても子供達と幸せに暮らせる。
そして年老いて死んだ瞬間に、若返って現実に戻る感じちゃうの?
それってめっちゃラッキーやんって思うのは、解釈間違い??
あと渡辺は今ひとつな役まわりやったなあ。
別に現場に行く必要ないんでないの?歳取ってせいで動き悪くて死んだし。
頭フル回転。知的で面白い、だが初見ではちんぷんかんw
ぼーーと観ていては置いてかれること間違いなし。初見では映画ついていけない現象が起きました。
おかげで途中任務中にアーサーだけが起きてたもんだから(裏切りか?!)などと的外れな解釈をしてしまった。
鑑賞後にネットの考察をじっくり読んだら非常に細かく作り込まれててとても面白いです。
考察を読まないと理解できないなんて自分の読解力のなさにトホホ。
登場人物の頭文字をとってdreamsだとか、他の設定も細かい細かい。
人の潜在意識に潜り込む、夢を作り出し夢に潜入するという内容が面白いので、映画ファンは必ず一度は観ておきたい映画ではないでしょうか。
何よりディカプリオのオーラあってこそですね。
妻役の女優が結構むかつくキャラではあったがスタイルがよくて美人だったので許せました。
渡辺謙もいいですね。ロケ地に日本が選ばれると誇らしく思えます。
めちゃくちゃ疲れるので二度目はちょっと当分いいかな、という映画でした。
アイデアが斬新。 ファンタジーとリアルの境目が曖昧で頭を使いながら...
アイデアが斬新。
ファンタジーとリアルの境目が曖昧で頭を使いながら視聴。ラストのコマが回り続けているのか止まるのかさえハッキリしない。
夢の中の夢の中のさらに中に行くというのは、実際どういうことなのだろうか。映画の中で映画を観て、さらにその中で映画を観ているというようなことか。
嘘を嘘で固めてさらに嘘を重ねて、のようなこととも似ている。
我々現代人の世界は、プロパガンダや利権で嘘だらけで、暴いても暴いても、真実という深いところには辿り着くのが難しい。まぁそのようなことを教えてくれているようにも感じた。人の記憶はそもそも改竄が可能な虚弱なものだから。
これは素晴らしい
夢の中でまた夢を見て、さらにまた夢を見て、観るものが油断していると「これはどこの夢だ」と混乱してしまう程のスピーディーな展開が秀逸です。
また夢の層を重ねるごとに時間の進みが変わる事や、現実の世界に戻れなくなる現象などが物語をより複雑にしています。その発想力と構成力も素晴らしく、主人公が持つトラウマも含めて内容的にも奥深い映画になってます。
まさにこれは最高の映画ではないでしょうか。
キャストが豪華
キャストが地味に豪華だった。
難しそうな設定だけど、一回見ただけで結構理解できる。
ディカプリオ演じるコブがみんなに迷惑かけすぎ。
(自分が子供たちに会えるようになるという約束で引き受け仲間を集めたが、死ぬと虚無に落ちるというのとをみんなに言わなかった点。奥さんの幻覚見すぎて失敗する点など)
ラストは駒止まると思う。
特に見てもなんの感情も生まれない。
ただディカプリオとトム・ハーディとジョセフゴードン、キリアンマーフィーがかっこいい。
難解過ぎるストーリー
難解な内容と聞いてはいたが、ここまで解りにくいとは。のっけから頭の中は迷走。途中から観始めてしまったのか、と疑うほど…(汗)
ここまで複雑にする意味は?と疑問に感じつつも、映画の多様性を想うと本作は傑作の部類に入るのだろう。
映像はすごく凝っていて良かったし、内容についていけないながらも、ラストシーンの雰囲気は感動した。クリストファー・ノーラン監督の世界観はじゅうぶん堪能できたと言ったところかな。
時間があれば2回目チャレンジだ!
お前の頭へ侵入する
IMAXで再鑑賞
ターゲットの夢に侵入し、アイデアを盗み出すプロのコブ
大企業のトップであるサイトーから盗み出すミッションに失敗し、逆にインセプションの依頼をされる
老衰した会長の息子に企業の解体をさせるために自らの道を往かせるというアイデアを植え付ける
第一層ではロバートを誘拐しアイデアを植え付ける、
第二層で側近への疑念を、第三層で父子の和解
第四層ではサイトーの救出
コブよりも早く第四層にたどり着いたサイトーは老衰し、コブと出会う
キックのタイミングは3回、橋からの落下、着水、溺死
これを乗り越えてミッションに成功したコブは子供との生活を取り戻す
ラストシーンでトーテムは止まる事はない
可能性1:コブは帰還に成功し現実に戻る事ができた
可能性2:帰還に失敗し虚無の世界で家族と暮らし続ける
可能性3:この映画は観客の夢でありノーランのアイデアである
エンドロールのラストにキックの合図である曲が流れる
モルは夢の中に居続けるためにトーテムを金庫に隠した
コブは夢から抜け出すためにトーテムを回す事でモルにここは夢であり現実ではないというアイデアを植え付けた
トーテムが回り続ける事が夢の合図というアイデア
2人がトーテムの詳細を知る事でトーテムの信頼が効かなくなった
寝落ち4回。10年目にやっと観終えることが出来ました。
5度目の今回は9分26秒で強烈な睡魔に襲われました。
もう後がない(?)そう思った私は日本語の吹き替え版に変えました。
するとようやく挑戦5回目でラストまで観ました。
(10年位掛かってしまった)
夢の仕組みがなかなか頭に入らないのと、老人メイクした渡辺謙が何たるかも、
ぼーっとしてるとよく理解出来ない。
50分過ぎあたりから面白くなる、というかストーリーのポイントが見えてきた。
ひとつは、
ドム・コブ(レオナルド・ディカプリオ)が妻モブ(マリオン・コティヤール)殺しの容疑で
国際手配されている件。
2つは、
フィッシャー財閥の御曹司・ロバート・フィッシャー(キリアン・マーフィー)から、
金庫の暗証番号を聞き出して金庫を開けさせること。
(そしてそれはロバートにとっては父親の愛情を確かめることに繋がる)
コブが他者の夢に入り込み、産業スパイを生業としているが、この設定は
とっかかりであって、仕事として機能してるようには思えなかった。
(フィッシャー社という財閥を乗っ取り思いのままにする・・・?)
まぁストーリーの構成状そうなっていた。
夢は3層になっていて、更にその下の4層は虚無という地獄。
強烈なドラッグで眠っている主人公たちが、
2層や3層ではコブの潜在意識がつくった敵に襲われて銃撃戦や
カーチェイスを命がらがらで繰り返すアクション映画でもある。
この映画は映画館のIMAXで観るべき映画なのでしょうね。
聞く所によるとCGを極力使わないで撮影されたとか。
道路をガラス扉で仕切って、そのガラスが一瞬で砕け散るシーンがあったけれど、
道路にガラス片は散らばっていなかった。
ということは、人間が居ない時にガラスは砕け散っていて、
人間とは別々に撮影してつなげたのかな?
コブとアーサー(ジョセフ・ゴードン・=レヴィット)がホテルの廊下で
まるで無重力状態のように浮遊するアクションシーンは、マトリックスでお馴染みだが、
マトリックスはCGで、インセプションはワイヤーアクション?なのかな?
「TENET」では人間が逆行するシーンは、ひとコマひとコマ後ろ歩きして撮影してた。
ノーラン監督のこだわりと熱意は並大抵のものではない。
突然道路を塞いで突進して来る機関車にも驚いた。
ビルが競り上がってきてサイコロが重なるように反転したのも驚いた。
突然の冬装備の雪山アクションにも驚いた。
まるで007ではないか?
(ノーラン監督は007が大ファンでフリークなのだそうだ)
「インセプション」はアカデミー賞で撮影賞、音響効果賞、音響編集賞、録音賞を受賞している。
撮影と音響が素晴らしいとのお墨付きを貰って、作品賞と脚本賞は受賞に至らなかった。
目で観て耳で聴いて、その部分が突出した映画。
(間違っても人間ドラマを狙った映画ではない)
クリストファー・ノーラン監督。
何をおいても「ダークナイト」と「ダークナイト・ライジング」「インターステラー」に
心を掴まれた一人で、あの感動を思い起こすと、この映画も凄いなあとは思うけれど、
そんなものすごい感動はなかった気がする。
でも俳優さんは好きな人が多くてその点では楽しめた。
メイン・キャストに渡辺謙がいるのも嬉しい。
レオナルド・ディカプリオの鬱屈しまくった表情で苦悩しまくる男。
マリオン・コティヤールの夢の中での艶やかさと美しさ。
観るだけで幸せになるマイケル・ケイン(ノーラン作品の常連)
大好きなトム・ハーディも100%顔出しで嬉しい。
そして物議を醸したらしいラスト。
私は素直に子供たちと幸せな暮らしに戻ったと信じたい。
クリストファー・ノーラン監督の手腕と独創性が遺憾なく発揮された
作品として非常に注目を集め、その難解さからファンを虜にした作品。
観終えて感じることはやはり「家族の愛の物語り」
親子や夫婦や子供との切っても切れない絆だった。
自分には難しすぎるのかも
エンディングがとにかく素晴らしい。
個人的映画ベストエンディングにランクインして来るくらいいいエンディング。
さすが奇才クリストファー・ノーラン監督というだけのどうやってこんなん思いつくんだよって言う脚本。テーマ。半端ない。
ラストは現実っぽいんだけど、それでもハッピーエンドでした終わり。じゃなくて考える余地を残す感じが最高。
何度も何度も見て本当の面白さがわかりそう。
夢?現実?マジで訳分からんくなるノーラン作品
本当に難しすきるこの映画
ターゲットの潜在意識に忍び込み他人の意識を書き換えるというのが大まかなあらすじですがそこに家族のことが絡んできて…
とめちゃくちゃややこしくなります
現実で夢を見てその夢は3層にわかれていて夢を見ている時に現実で起こっている環境の変化が夢にも影響するってことだよね??
例えば現実で寝てる時に車が回転し、重力がおかしくなると夢の中でも重力がおかしくなって………
もう考えることが多すぎる。それがノーランだし映画を見てる人達に考えさせてくれる。謎のモヤモヤを残したまま見終わってしまう。それがこの映画の面白さなのかなと思います。
似たような映画でマトリックスやテネットなどがありますがインセプションが1番難しいかな。。テネットはなんとなくだけど今はこうしてあれが起きていて…っていうのが分かる
でもインセプションはそれが区別しずらすぎる。夢が何層にも分かれている点がこの映画を難しくしているんだと思います。
難しいんだけど列車を街を駆け抜けるシーンやホテルの重力逆転アクションシーン、街中の銃撃戦など単純に面白いシーンがたくさんあるのはノーラン監督のいいところ。訳は分からないけどとりあえず壮大な映画を見ているという気分にさせてくれます。
そして最後は夢か現実か…
最後のシーンで子供に再会できますが主人公はコマを振るけど止まるのを確認せずに子供に向かいました。主人公は夢か現実かはどうでもよく、子供にまた会えたことを喜んでいるように思えます。
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