インセプションのレビュー・感想・評価
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難しいけど面白い!
自宅PS4にて、U-NEXTで鑑賞しました。
夢に侵入し記憶を植え付ける、というスパイの活躍を描いたSF作品です。『ハッピーデスデイ2U』に作品名が出てきて、気になって見てみました。
夢の中でまた夢に入り、という感じでいくつもの夢が重なり、頭の悪い僕はよく分からなくなってしまいました。ですが話の大枠は掴め、とても面白かったです。
映像美、アクションシーンも素晴らしかったです。
最後、主人公が子供たちと出会いハッピーエンドで終わるのですが、夢の中ではずっと回り続けるコマのトーテムが、回り続けているまま映画が終了します。この後に回り終わって倒れるのかもしれないし、ずっと回り続けるのかもしれません。最後にいた世界は夢だったのか、現実だったのでしょうか?気になる終わり方でした。
SFアクション映画に哲学的スパイス
ノーラン監督の名作を今更ながら鑑賞。
話が複雑とは聞いていたものの、映画の前半殆どがシステムの説明に費やされるので、おおよそ理解はできました(多分)。ただ、常に夢の中のルールを意識しながら見なければならないので、その点では少し疲れました。
夢の中を表現する映像手法は10年以上前の映画とは思えないほど素晴らしく、一気に引き込まれます。特に第二階層のバトルシーンが好きでした。
ただ後半は、長尺の戦闘シーンが多く若干眠くなっちゃいました(すみません…)。
また、多くの方がすでに解説・考察されているようにSFアクション映画であると同時に哲学的なスパイスも入った映画でした。
「夢」と「現実」、「自我のある人物」と「影」。この映画ではどこまでいってもその境界が曖昧で、私達が生きている現実も夢なのかもしれないと思わせる。今このレビューを書いているのも「夢の中」かもしれない。
「どうやって現実(夢)だと証明するのか」というアイテムが「トーテム」でしたが、言ってしまえばそれだって曖昧です。元も子もないですが。
ラストシーンは人それぞれ解釈があると思いますが、私はコブが「自分のみたい現実を見る」という、シンプルな結論に着地したと感じました。だから彼は最後「トーテム」がどうなったか最後まで見なかったのではないでしょうか。それまで頑なに見なかった子どもたちの顔もついに見てしまいましたしね。
そして、観客である私たちも「自分の見たいラストシーン」を見てもいいのでしょう。
わたしは、「トーテム」はあの後倒れると思います。
噂に聞くほどの難解さはない、そこが良い
昔からずっとCM等で見かけていて、色んなところで「難しい」「意味がわからない」と散々聞いていた個人的には噂の映画を初鑑賞。
もちろん期待を高められていた点はあるにしても、そこまでの難解さは感じなかった。
だからといって面白くなかったわけでもなく、独創的で程よい難しさを持った設定と激しさと個性を持ったアクションが特徴的な、かなり面白いと感じさせてくれる映画だった。
また、序盤から続く緊張感やワクワク感を最後まで途切れさせることなく終わりもスッキリまとまっていた点も良かった。
(正直この手の設定がウリで細すぎるタイプの創作物は収拾がつかなくなってしまい、ドタバタ劇な最後を迎えるイメージがあるので)
しかし、訴えたいテーマが実は明白かつ分かりやすいものであった点には少しびっくりさせられた。
そこで設定の難解さの中和を行っているのかな?
映画としては強面ではあるが、実は大衆的なものになりうるのでは無いかとも思う。
複雑ッ!でも本筋は・・・
以前に1度テレビ放送で視聴しましたが(左上に解説が出ていた時)、再度動画配信サービスで視聴しました。
クリストファー・ノーラン監督の作品は何作か見ていますが、作りが複雑だなぁ、という印象が強いです。この作品も夢の世界に潜っていくという世界観や、夢の世界からの抜け出す方法の細かい設定が、より鑑賞を複雑にさせています。
主人公たちがインセプションするためのギミックと、主人公が夢(というか奥さん)と対峙するシーンが交互に入れ替わるため、途中でかなり分かりづらくなりますが、インセプションのギミックを無理に理解しないようにすると、割とストーリー自体はシンプルだな、と思いました。(見るのが2回目だからかもしれませんが笑)
夢の中ということで、映像も面白い世界になっています。CGも使っているのでしょうが、実写で表現されているシーンも多いので、やはり説得力が違うな、と思いました。
主人公が言う「アイデアはウイルスのように感染する」はいいセリフですね。インターネットやSNSが普及している今の時代にはより考えさせられる言葉だと、自分自身は勝手に感じていました。
最後のシーン、コマ、止まってほしいですね。
公開当時、CGを使わずにすごい映像の映画だとTVでやっていたため、...
公開当時、CGを使わずにすごい映像の映画だとTVでやっていたため、どれほどすごいのだろうと思い映画館へ足を向けた記憶がある。
CGを使っていないということを念頭において観ると、映像はやはりすごかったという印象。
どうやって撮ったのだろうと思うと感心した。
夢の夢の夢へと段階を追っていくストーリー構成と映像のすごさにどんどん惹き込まれました。ストーリーがややこしいので少し疲れるけど(笑)
とてもおもしろかったです。
むっずかしいー!
この映画、お友達に勧められて鑑賞してみましたが、"ながら鑑賞"してしまった為に、なかなか内容がはいってこず、しかも、そもそも設定が難しいし、複雑すぎて、SF映画をあまり観たことのない私としてはハードル高すぎた!!
でも!
それでも、なんとか最後まで鑑賞して、ミッションコンプリートされたのね!
はわかったものの、やはり、理解不足だったので後ほどネタバレ検索してようやくいろんなことが理解できた〜
いやぁ〜こんな設定よく考えつくもんやねー。絶対賢いんやわ考えた人。
ただ、一度見ただけでどれだけの人が理解できるんだぃこんな映画!!
ポップコーン片手にコーラ飲んでたら間違いなく映画館出るとき2割くらいの理解で映画館を後にしなければいけなかったやろうな私は、、、自宅でよかった笑
久しぶりのレオの演技にはただただ感動!
相変わらず素晴らしい!
コレを機に、レオの作品をもっとみたくなりました。観てないのまだまだいっぱい!
とにかく、自分なら選ばないジャンルを勧めてもらえてよかった!
これだけ沢山の人がレビューを残してるところを見る限り、ファンが多いんだろうなぁ。
もう一度見直してみたらきっと楽しめるのは間違いなさそう。複雑だけど、主人公の心の闇の部分が映画をさらに面白くしていたと思ったし。理解した上で再鑑賞やな!
評価に注意、普通に全然わからないです
さっぱりわかりません。
予備知識なしで一回観て理解できる人は一万人に一人です。
観終わった直後にあらすじをいくつか読んでも、あらすじ自体がわかりません。
難解とか、哲学的とか、深い、とか好きな人ってマルクス主義、大江健三郎、進歩的文化人以来、結構世間には多いので高評価はそのためです。普通の人は普通にチンプンカンプンです。
2001とか砂の惑星とかと同じ。
渡辺謙は英語をニワカで話している人なのでセリフが一本調子で上滑り気味、わかり易く言えば演技が「クサイ」残念です。
ただ、映像的なスケール感は高いし、特撮系もなかなかなので大ハヤリの「世界観」ってヤツが好きな人には面白いんでしょうね。
夢バージョンの「マトリックス」
字幕版で見ましたが始め日本語だったのであれ?って思いました。
夢の中の日本っていう設定から始まります。
「好きな人の夢を操って、自分の事を好きになってもらいたい」って思う気持ちがわかる人は、すんなりこの夢マインドコントロール設定がわかるんじゃないかなあって思います。
そうじゃない人は、夢のマインドコントロールで人の考え方なんて変えられないし、そんなあやふやな事に命(生ける屍になる)を賭けるなんて意味わからない…、尚且つどうやって夢に入るの?とか、夢の世界を設計するとか、そもそも夢ってプログラムと違うから元々メチャクチャな世界なんじゃないの?(不思議の国のアリスのように)とか考え始めちゃうときっと興醒めしてしまうと思います。
ストーリーはやや難解です。
現実→夢の中=第1階層
第1階層→夢の中=第2階層
第2階層→夢の中=第3階層…
となります。
夢って一瞬うたた寝するだけでも、多くの体験をしたような脳の活動があることから、階層毎で時間の経過も違います。
なので、映画を見ながら、「今、どこの階層にいて、時間の速さはどのくらいなのか」という事を考える必要があります。
アクションはかっこいいです!
私は第2階層のアクションが好みですね♫
各階層で起きる時間を計算しながら、物語が進んでいきます。
最後の方の車が水に落ちたシーンで「早くしないと溺れちゃう」と思ってハラハラしましたが、飛行機の中で目を覚まします。そういえば、飛行機でミッション開始したじゃん(笑)と思って、注意してみていた筈なのに、私の中で階層がごちゃごちゃになっていたなあと笑うしかありませんでした。
最後のシーンは駒がガタガタし始めたので現実?と言う期待を持ちつつ、「長い年月家に帰れなかった割には子ども達が小さいままじゃん」と言う疑惑も持ちつつ終わります。
もしかしたら現実と思っている世界が夢かもしれないと言う含みを持たせつつ……
私も死んだら一つ上の階層の自分が目覚めるかもと言う気持ちも…‼︎
試しはしませんが…
2回見てわかるこの映画はバケモン
1度目は、作品を追いかけるのに
必死だが
2回目鑑賞で
心を打ち抜かれた
とにかく熱い
一コマ一コマに無駄描写が一切ない
全て最後に繋がる
現実にいるのに夢の空間に引き込まれる
この感覚はノーランしか作り出せないと感じた
終盤からラストに向けては、本当に鳥肌が止まりません。
夢の階層を整理してノーランワールドを体感しよう!
よくぞこんな映画を作ったものだと、改めてノーラン監督の凄さを実感。
映像、世界観の凄さはかなりのもので、グイグイ夢の世界に引き込まれます。
ただしかなり難解なストーリーなので、冒頭から気合を入れて集中しましょう(笑)
現実世界から夢の中へ。
夢の世界から更に夢の中へ…
と深く潜り込み、それが同時進行していきますので、場面と夢の階層を頭の中で整理しながら見る必要があります。
しかし脳内パニックにならずにきちんと進行が理解できていると、かなり面白い作品です。
ラストシーンは色々意見が飛び交いますが、私はハッピーなエンディングだと解釈しています😊💞
終わり方が絶妙!
あのラストだけは現実であってくれ!
夢の中が舞台で何でもありの映画。
ぶっ飛んだ設定だが、それに触れず当たり前のようにストーリーが進んでいくのは清々しくもある。そのおかげで随分時間短縮できるわ。
確かにおもしろかった
一度途中で諦めてしまったことがあったが、改めて鑑賞。
きちんと観ると内容をよく理解できた。
評判通り話の構成など作り込みがすごい。
前半の伏線の回収、最後の結末を視聴者に委ねる点などなど非常に楽しめた。
完璧な設定
sf映画だと設定に疑問を持ったりするけど全てがちゃんと設計されている!
トーテムがあることによって夢と現実の境目も分かって夢に階層を作るのはすごいと思った
トーテムが回り続けるか落ちるかの寸前で終わるのも視聴者の考察が深まっておもしろい!
また何回も見直したい
「夢=潜在意識」の中での犯罪という「アイディア」が面白い
本作の主人公は対象者を眠らせ、夢(=潜在意識)の中に侵入。対象者の「アイディア」を盗むことを生業としている。そんな主人公のもとにある仕事の依頼がくる。その中身はその侵入と盗みのスキルを逆手にとって「インセプション」つまり「アイディア」を対象者に植え付けることで、現実世界の対象者の行動を操るいわゆる「洗脳」を試みるというもの。
本作はそんな禁断かつ高難度のミッションをチームで遂行していくSFアクションムービーだ。
正直、一回見ただけでは理解できなかったが、「発想」がとにかく面白い。
夢の中の世界は潜在意識を表しており、その世界では自分が想像した世界を自由に設計・創造できる。(おそらく訓練次第なのだろうが・・・)
また、「専用の装置」を使うことで夢の世界を他者と共有することができ、本作の主人公はその装置を使って他人の潜在意識の中へ侵入し、「盗み」を繰り返している犯罪者の設定。
また、夢の共有者が複数いる場合、夢の中の世界で睡眠状態に入ることで、また別の人間の夢の世界に入り込むことができ、その分体感時間=夢の世界にいる時間も伸ばすことができる。
つまり現実世界での5分のうたた寝が夢の中の世界では1時間くらいに、夢の中で見た夢の世界では1日というように、夢のまた夢へと深く「潜って」いけばいくほど認識できる空間は多層的となり、時間はどんどん間延びしていくといった感じだ。(この説明であっているか自信はないが・・・)
今回の「インプレッション」(アイディアの植え付け)というミッションでは、
チームを組むことが肝となる。まずは、対象者に夢の世界だと悟られないようにまた見つからないように夢の世界という仮想空間を設計する優秀な「設計師」、そして夢の中の対象者を欺く「偽装師」、そして睡眠の深さを操る「調合師」。
もともと二人でバディを組んで仕事をしていた主人公たちにこのスペシャリスト3名と仕事の依頼主を加えた全6名で対象者の夢に入り込みミッションを遂行していく。
併せて、主人公コブの欲望や葛藤、犯してしまった最も大きな罪とその罪悪感の克服も本作のもう一つの主題となっている。
本作は夢や人間の潜在意識つまり欲望についても考えさせられる作品だ。
起きたらまだ夢の中でまたさらに起きてやっと現実世界に戻り、朝を迎える。
こういう経験をしたことがある人は多いのではないか?
また、見ていた夢についてあれは何だったんだろうと考え込んでしまったり、
フロイトよろしく自分なりに夢診断による精神分析を試みたり・・・
また、今この認識したりしている世界は「胡蝶の夢」や「水槽の中の脳」のように現実世界ではなくまだ夢の世界なんじゃないのかと想像してみたり・・・
個人的には人間の不可思議と本能について考えさせる感慨深い作品だと感じ、とても楽しめた。
ノーラン監督による物語の独創性と奥行きにある映像の美しさ・素晴らしさ
物語の独創性と奥行きにある映像の美しさ・素晴らしさに圧倒された。それ以来、ノーラン監督の大フアンに。
そして、ラストシーンの謎。映画館では夢か現実か判然とせず、DVDを購入して見直し。現実との証拠映像を見つけられて、監督がきちんと答えを提示していたことに再度感激。
全531件中、61~80件目を表示