劇場公開日 2010年7月23日

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「面白いし、感動するんだけども、ストーリー展開が速くて難解。吹替版がおすすめです。」インセプション Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5面白いし、感動するんだけども、ストーリー展開が速くて難解。吹替版がおすすめです。

2013年3月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

吹替版にしようか、字幕版にしようか悩みました。

最近のハリウッド映画の大作は映像のみで、中身のない作品が多く、たぶんこれもそうなんだろうと予想し、字幕はじゃまなような気がしたので、吹替版で見ました。

でも実際見てみたら、中身がありすぎて非常に難解、逆の意味で吹替版でよかったような気がしました。

いろんな夢が同時進行するし、夢のまた夢、夢のまた夢のまた夢、夢のまた夢のまた夢のまた夢、みたいな場面がたくさん出てくるので、ついていくのがたいへんでした。

でも、それぞれの夢の中での戦いはかっこいいし、夢の中だけに、常識を超えた映像がすごい。

それを関連させて同時進行させることで、独特の緊張感を出してました。

あとディカプリオが、久しぶりにかっこよかった。

ディカプリオって、いい男だから、わざとかっこわるい役やって、演技の幅を広げようとするようなところがあるけど、この映画では、インセプション作戦のリーダーコブ役で、仲間を集めたり、指揮したりして、先頭に立って戦っていて、素直にかっこよかった。

そしてディカプリオの演じているコブの意識の奥に隠している、悲しい思い出が、インセプション作戦の最後、大詰めのところで浮かび上がってきて、感動のシーンになってました。

この映画、いい映画なのは間違いないんですが、ストーリー展開が複雑で速いので、一回見ただけで、全部把握するのは、けっこう厳しそうです。

字幕読んでいる間に訳がわからなくなり、つまらなかったということになりかねないので、吹替版の方がおすすめです。

Push6700