劇場公開日 2010年7月23日

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「知的欲求を満たしてくれる贅沢な傑作」インセプション tbone1221さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0知的欲求を満たしてくれる贅沢な傑作

2010年7月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

幸せ

ディカプリオ、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、マリオン・コティヤール(劇中ピアフが使われているのも一味ついてる)、エレン・ペイジ、渡辺謙、キリアン・マーフィ、マイケル・ケイン、そしてトム・ベレンジャー、ルーカス・ハースまで。。。まだまだ名わき役揃い。
彼らの演技を診るだけでも十分もとは取れるのに、この脚本・演出の分厚さ。。。並みじゃないです。

まさしく監督の構想とそれに見合う企画・デザイン、映画そのものの計算され尽くした構造といい、一度見ただけでは把握し切れない用意周到さ。

これぞプロフェッショナル!

そして、時間が許すのならもう1,2度劇場で観る価値のある作品。
これこそ2度目以降に味が染み渡ってくる職人芸だ。

クライマックスの演出が落ち着く際に、「これは天才だ・・・」とカラダがしびれた。

音楽ハンス・ジマーもいい仕事してます。
紙一重だけど、インセプションの世界観と見事にマッチングしている。相当に作りこんだのがわかる。

途中若干中だるみと感じてしまいそうだったが、体調次第だと思う。長いのは確かなので、しっかりと体調を整えて、心して観賞することをオススメします。

tbone1221