「何度見ても震えるラストカット」インセプション りんたろさんの映画レビュー(感想・評価)
何度見ても震えるラストカット
公開当時の映画館で2回。その後のレンタルを字幕と吹き替えで2回。地上波の放送で1回。そして今回はアマプラで1回と、覚えてる限りでも6回目の視聴。
それでも色褪せない最後のシーン。
ピークエンドの法則と言って、最後の印象がいいと、その作品全体の印象も良くなるという効果がある。
まさにそれの典型で、このラストカットは過去最大級。
映画館で最初にみたときの興奮をよく覚えている。
エンドロールで早く友達に喋りたくてソワソワソワソワしてた気がする。
その昔、パイレーツオブカリビアンのデッドマンズチェストのラストカットも衝撃だったけど、それはシリーズものならではだったから、単発作品の方が衝撃的だよね。
考察はあんま得意じゃないので、このラストカットがどっちの意味を表してるのかは語れない。
でも、このどちらとも取れる演出がツボにハマった。
見事にノーラン作品のファンになってしまった。
好きな映画ランキングは毎回変わるけど、この時代、つまり2010年前後でつけるならば、間違いなくインセプションがナンバーワン。
ただ、これだけみてもイマイチ理解できない部分もある。
キックっていうのは、1つ上の階層で体を宙に浮かす(三半規管に影響を与える)と夢から覚めるんじゃないの?
つまり、夢の中でやっても起きないんじゃないの?
雪山でキックしたのはなんの意味があんの。
ホテルでキックしたから、雪山からホテルに戻れるんじゃないの。
アリアドネがキックに雪山に戻る理屈もよく分からん。
解説サイトをいくつか読んでもしっくりこないんだよなぁ。
コメントする