劇場公開日 2009年9月12日

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「法事やお盆を描いたような、地味で静かな「暗喩」のような佳作」プール えあさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0法事やお盆を描いたような、地味で静かな「暗喩」のような佳作

2025年7月25日
PCから投稿
鑑賞方法:その他、VOD

初見では、とにかく景色がリアルで美しく映像もすごく魅力的だけど、細かな違和感があるし、あまりにも漠然としてて「イマイチ」「よくわからない」と思っていたけど、友人から「夢と現が交差する、黄泉の世界へのショートトリップを描いた作品だと想って観直してごらん」「舞台がチェンマイっていうのがひとつのキーワードなのかも!」と言われ、それを踏まえて観返してみると、まったく印象も感想も異なって、切なくもメチャクチャ味わい深く感じました。
表面的なストーリーに拘り過ぎると、なかなか気づきにくいかもしれないけど、たしかにそういうシーンやセリフ、小道具、ヒント等がそこかしこに鏤められています。
すなわち、映画全体が「暗喩」って感じですかね。
登場人物のうち、いったいだれが生身の人間で、誰が逝ってしまった人なのか・・・?
あと、この作品の小林聡美さんはなんかすごくきれいだし、加瀬亮君の佇まいも魅力的。でもってもたいさんは、この作品を語るには必要不可欠ともいえるほど、とてもいい味出してます。
(とはいえ。
なんだかんだ、たぶん、分かる人には分かるけど、分からない人にはまったく伝わらない、
評価や好き嫌いが大きく分かれる作品だとも思います)

えあ
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