「【今作と”かもめ食堂”と”めがね”の微妙な違いって何だろう・・。】」プール NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【今作と”かもめ食堂”と”めがね”の微妙な違いって何だろう・・。】
私はどの作品も好きではあるが、
”心底疲れ切っている時に観る”順番は、
1.かもめ食堂 → 家で見ていると家人に”呆れられつつも”体調を心配される。
2.めがね → ”あら、今日は”かもめ食堂”ではないのね?”
で、10番目位に今作が来る。
出演者:小林聡美・もたいまさこは鉄板。
”めがね”から 加瀬亮 が加わる。
重要なポイント:フードコーディネーター 飯島奈美 さんも盤石の構えで映し出される料理の数々は相変わらず、とても美味しそう。
舞台:”かもめ食堂”はフィンランド
”めがね”は日本の”南国の離島”
そして、今作はタイのチェンマイが舞台
勝手に”大人の男の癒し映画ベスト10”なるものを決めているが、ベスト1は”かもめ食堂”である・・。
すいません。プールのレビューでした・・。
10年以上前の映画であり、内容は詳しくは語らない・・・。
が、簡単に述べると、
母(京子:小林聡美)が、自分(さよ:伽奈)を置いて、数年前に家を出てタイに行ってしまい、困惑の想いを抱えつつ、母に会いに行く娘から見た母と周囲の人達の姿を大きな出来事があるわけではなく、淡々と描く映画である。
<印象的な部分は多々あり、>
・さよが、ビー(タイの少年:母はいるが育児放棄された感がある。)との関係性をゆっくりと深めていく様子・・
・市尾(加瀬亮)という京子が働くゲストハウス従業員の達観したかのような優しき佇まい・・(加瀬さんは、こういう役が本当に合うと思います。)
・ゲストハウスのオーナー、菊子(もたいまさこ)の菩薩のようなアルカイックスマイル・・。
・ワットムーングンコーンの涅槃仏と周囲の風景・・。
<白眉の場面は・・>
・夜、皆でゲストハウスのプールサイドから皆で”コムローイ”(タイで冠婚葬祭の時に飛ばされる凧のような紙製の細長い紙袋)を空に解き放つ場面。美しく幻想的・・。
<結論>
1.とても、疲れている時には、”かもめ食堂”
ゆったりとした映像から”元気を貰える”から。
2.少し疲れている時には、”めがね”
主人公が”疲れを癒す”様が伝わるから。
3.疲れていないけれど、
ぼんやりと南国気分を味わいたい時は”プール”
(そして、親子の関係って何だろうってことを”ぼんやり”と思う)
<という訳で、その日の体調、気分によって見分ける3つの映画。
どの作品も、面白いです。>
<2009年9月 劇場にて鑑賞。その後、一年に一度程度、DVDにて鑑賞。>
コメントありがとうございます😊
娘は二人いて 特に次女がこのシリーズが好きで 自分の幼い子を連れて一昨年の夏この民宿のある与論に行ってました。
キッチンだけがそのまま残されていて、あとは結構な古ぼけ様だったらしいです。蚊が多くて あとは与論自体に家畜が多いみたいで匂いがすごいと言っていました。メルシー体操 笑笑 私が 再生とたびに 狭い家の中でやっております。
私も公開当時に 今はもうない銀座の小さい映画館で次女と見ました。そして同じくDVDでしょっちゅう見させられて 笑笑 います次女に。うちは メガネ の再生率が高いですねえ。ほぼ毎日 晩ご飯はやってくるんですが テレビで面白いのがないと かなり高い確率でメガネ。あの撮影の島の民宿にも行ったというハマりっぷりです(私は行ってないです)