「この映画 画面は癒しだが 内容はそうではない」プール asicaさんの映画レビュー(感想・評価)
この映画 画面は癒しだが 内容はそうではない
クリックして本文を読む
画面の穏やかさと 内容の 実は辛辣な部分が、ものすごく相反していて それを汲み取れないならば つまらないという感想になるように思う。
娘は 自分を日本に置いて行った母が タイで孤児を育てている事にまずショックを受ける。
だが それを問いただせるところまで心が回復するのに数日かかり だが母は娘がそういう風にある程度納得してくれるだろう事なんか当たり前の想定内。
私が グレたらどうするの?
ならないわよー。だってなってないでしょ?
うん。
かー!
悲しい!
悲しいけど言われた通りだわー。と娘は思う。
母と娘の
驚くほど突き放された 愛情 いや 理解?
いや 信頼?
母親は自分の母親(娘の祖母)に カッコウのように托卵し 自分は
自分がしたいと思った事は 例え自身が母親であろうが、する!
ってなんだい?
言ってる事は正しいような いや私には出来ないわ。
でも ここまでじゃなくても
「子どものせいで離婚しないとか そういう人生にはしたくない。」そう断言した友人もいたっけ。
「私は お母さんにいて欲しかった。」
やっと二人でゆっくり話せた時に言った娘の言葉に答える母親の 「そっか」
には 少し重みがある。
正解ばかりを描く映画でなくていい。
わかりきった大円団なんて実際は あまりない。
その内容を タイのチェンマイのリゾートをバックにやるわけで。
いやいや 脱帽。
コメントする