あなたは私の婿になるのレビュー・感想・評価
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どうしても美人に思えない
サンドラ・ブロックって、どうもハリウッド女優らしくないというか、魅力を感じない女優さんで、彼女が「美女」扱いで出ている映画は、どれも共感できない作品ばかり。それは、彼女の美しさに説得力がないからで、はっきり言えば不細工な女が美女を演じていても、不自然さばかりが強調されるだけだ。
この映画の本来の狙いは、美人で有能な上司が部下をアゴで使い、とっても嫌味のある性格の女が、弱みを握られたことによって立場が逆転する面白さにある。主演女優が美人であればあるほど、面白さが際立つはずだ。ところがサンドラが、どちらかというと庶民的なキャラクターであるがゆえに、嫌味な上司の部分が強調されずに、痛々しさが出てしまうのだ。
かつて部下であった男にひざまづいて結婚をお願いするシーンがその典型で、あまり笑えないのはサンドラが美心じゃないからだ。
そのことが主な原因で、彼女の主演作は今まで敬遠してきたけれど、「ゼロ・グラビティ」で、すっかりサンドラの評価は変わってしまった。
同じことがライアン・レイノルズにも当てはまり、若くて地方出身のナイスガイの役は、いかにも屈折してそうな彼には似つかわしくない。この作品、本当はマット・デイモンにあて書きされたんじゃないかと思えるくらい、マット・デイモンっぽい役になっている。
ところが彼の評価も「デッドプール」ですっかり変わってしまった。
そんな二人がいつの間にか共演していたのだ。完全にスルーしていたけれど、今や私にとって2大スターの競演だ。これは見ずにはいられない。
ま、見てみたら、ごく普通のラブ・コメディでした。それ以上でも、以下でもない。
2020.9.4
王道ラブコメ!
好きです
爆笑しました!
とっても面白かったです。コメディ要素がたっぷりで、あっという間でした。
主人公サンドラ・ブロックと相方ライアンレイノルズの掛け合いの息がピッタリで、裸で抱き合うシーンは大爆笑でした!サンドラ・ブロック演技上手すぎです。
ライアンの家族、特におばあちゃんがとってもキュートで、元気もらえます!
ただ、主人公の人物像がもっと描かれていたなら、なおよかったかもしれないです。女一人でキャリアウーマンとして働き、支えとなる家族もおらず、16歳から一人で頑張って生きてきたのならもっと苦悩があったはず。せっかく大女優がセッティングされてるのに勿体ないです!なので、そのあたりもう少し紹介されていたら、コメディだけでなく作品により深みが出たのかなという気がしました。けれども、全体通してほんと面白かったです!
この二人の恋愛は微妙
総合65点 ( ストーリー:60点|キャスト:65点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
今まで悪魔のように恐れられていた上司が、査証の問題で弱みを握られる。虐げていた部下との関係が一気に立場が逆転してしまっているのが楽しい。ただの秘書だと思っていたのがアラスカのお金持ちだというのも立場が逆転している。雄大な自然の残るアラスカでは、犬は外に連れ出すと鷲に襲われるというのは知らなかったが笑える。また話の中で御祖母さんが家族の在り方を示すいい味出していました。
だが恋愛部分は出来が良くない。サンドラ・ブロックが若い部下役のライアンと釣り合いが悪いし、この2人が恋愛関係になるというのが観ていて腑に落ちない。それに彼女は彼の家族と一緒に過ごして家族愛を知り偽装結婚の誤りに気が付くが、だからといって突然ライアンを愛することに結びつくというのは違うような気がする。家族愛と個人の恋愛は別物でしょう。ライアンにしてもわずか数日間で彼女を愛するようになるほどの大きな出来事があったようには見えないし、せいぜいお互いのことを理解できるようになった程度ではないか。これで二人が愛し合うようになったというのは素直に受け入れられないです。
王道のラブコメ
主役2人が魅力に欠けている作品で残念だが、普通にC級映画として楽しめるかな?
GWもずーっと仕事だったので、疲れたこう言う時こそは、コメディー映画でも観てパッと元気を取り戻そうと「あなたは私の婿になる」を選んでしまったのが悪夢の始まりだった!!
サンドラ・ブロックファンの方には大変申し訳ないのだが、やっぱりサンドラは、今ではオスカー女優である以上誰もが認めるところの大スターの仲間入りをしているのは事実だろうが、私はこの名実共に大スターである筈の彼女に対しては、映画女優が持つ、華が無いと言うか、大スターがスクリーンで放っているオーラが感じられず、観終わった後も、元気の充電とは正反対に残念だがストレスが貯まってしまった。
ストーリーは「ディスクロージャー」と「プラダを着た悪魔」を足して10倍に薄めた様な、極ありふれたC級映画ってところだった。
演技派のメリル・ストリープと比較するのが間違っているのかも知れないが、サンドラが演じるマーガレットは社内でも、彼女の部下皆が恐れ、部下の誰もが嫌っているワンマンで、仕事が出来過ぎる上司と言う設定なのだが、サンドラは初めから最後までそう言うタイプの上司に見えなかったし、職場で、部下の男性秘書をパワーハラスメントする上司としても、迫力に欠けていて「ディスクロージャー」で、デミ・ムーアが演じたメレディスの様な徹底的な悪女を演じていない彼女を観ていると、話しに真実味が無くなって面白さが無くなってしまう気がした。しかし本作は「ディスクロージャー」の様なサスペンス映画で無くあくまでも、コメディー映画なので、そう見えない役者を使う事が逆ネライなのだろうか? この辺りが、笑いのツボが違う、国民性と言うべきか、個人差なのだろうか?
本当にコメディー映画は、制作サイドも難しいだろうが、観る側の楽しめるかどうかは、その人の笑いのセンスや、生い立ちや、環境でかなり左右され難しいところだと痛感させられる1本でもあった。
映画は、所詮は作り物のフィクションではあっても、「どこの職場でも、パワーハラスメントや、セクハラを強要してくる駄目上司、問題上司が存在する」と言うそこのところで、有り得ない設定でも、観客は、「何となく似たような事自分の職場でも、あるよね、こう言うの」と思う事で感情移入して楽しめるのだと思うのだが・・・あなたはどう思います?
そう言えば、サンドラの役どころは、95年制作の「あなたが寝ている間に」も、婚約を偽るはなしだったよなーって、結構彼女は、こう言う作品を選ぶのが好きなのだろうか?
「スピード」94年制作で彼女は大ブレイクしたんだけれど、ああ言う役が一番彼女にはピッタリとハマっている気がするのです。でも、「スピード2」は最悪でしたね。キアヌはよくぞ断って正解と言う映画だったな。サンドラのエージェントが彼女の魅力が全開出来る作品への出演依頼が下手なのか、彼女の選択が悪いのか、理由は定かでは無いけれど、40代半ばを過ぎた彼女のヒロインとしての魅力は、今後どのようになって行くのだろうか?
もうそろそろラブコメは卒業の年である。「しあわせの隠れ場所」では、人の良い母を好演して主演女優オスカーをゲットしたし、「ものすごくうるさく~」とコメディー路線から、シリアス映画、ヒューマンドラマへと転身した彼女のこれからのキャリアに期待するべきなのだろうか?
彼女がもう、10歳若くして、役柄の路線を変えていたのなら、もう少し見所の有る作品に出演するチャンスにも恵まれていただろうと予想するのだが、路線変更には少しばかり遅過ぎる気がしてならない・・・
女性に贈る作品。
The Proposal
アラスカは太陽が沈まない
ラヴコメの王道ながら、男優がいまいち…
サンドラ・ブロックは昔から姉御肌の女優さんだったが、今やお局様に??? いやはやエラくなったというか、コワくなったものだ。あだ名もなんと魔女!対するライアン・レイノルズは今やハリウッドの売れっ子で、セクシーとか言われているし、あのスカーレット・ヨハンソンの旦那だと聞いてどんなにかっこいいか期待して観たが、私には魅力的には映らなかった。繊細って感じじゃないし、野性的でもない。セクシーには見えなかったし・・・ 役柄としてただ、有能なアシスタントで、実家が地元の名士だったってことくらい・・・ 家族には難がある人もいたけど、いい人ばかりってパターン。本人の魅力が今ひとつ前面に出てこなかったと思う。そこが不満。シチュエーションは悪くなかっただけに、残念に思う。
魔女、アラスカへ
邦題…センスがいまいちだけど、中身は家族愛
これはタイトルがひどいな~と思います。
映画としてまずまずの出来だったのに、タイトルで引いちゃう感じ。
16歳で両親を亡くして以来、ずっと一人で過ごしてきたマーガレットにとっては久しぶりに家族に囲まれる週末。
そのことで、自分が本当はさびしく過ごしていたこと、それを心に閉じ込めて仕事に打ち込んできたということを思い出し、ようやく「魔女」から「人間」らしさがにじみ出て…
映画の脇で、祖母アン役のベティ・ホワイトのチャーミングな演技や、何役こなすんだ?ってくらいいろんな場面で仕事をしている町の名物男性ラモーネの登場が笑いを醸し出すし、サンドラ・ブロックも髪をアップにキャリアウーマンとしての姿にはちょっと老けたねえ…ってのが先に立ったけど、髪をおろして、ナチュラルな格好をしてると、まだまだ若い(笑)って思えたし。
映画のロケ地のアラスカは普段あまり目にしないアメリカの景色で、自然がたくさんある景色に癒される。
知らないアメリカを見た気がするし、家族ものの映画として見るとなかなか良いお話だったと思う。
なのに、このタイトルじゃ…どういう人が見に行くのか?婚活中の女性かな?くらいな感じで、観客が入りにくかったんじゃないかな~
もっと息子を持つ親世代とか、カップルで見ても良い映画だと思うから、宣伝の仕方を変えればよかったのに…と残念。
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